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天井部に拡張スロットがある「Raven」の小型モデルが発売

SilverStone製

 SilverStone製ゲーミングケースの新製品「Raven 5」が発売された。“煙突構造”が復活したほか、従来よりも本体サイズがコンパクトになっている点が特徴だ。

 店頭価格(税抜き)は、通常モデル「SST-RV05B」が16,800円、窓付きモデル「SST-RV05B-W」が17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。電源は非搭載。ツクモパソコン本店ではサンプル展示を行っている。

従来よりもコンパクトに、5インチオープンベイは非搭載

 Raven 5は、SilverStoneのゲーム向けタワー型PCケース「Raven」シリーズの新モデル。前モデルの「Raven 4」は、マザーボードの上下を逆にして搭載する「倒立レイアウト」だったが、今回のRaven 5では、初代などと同じ「直角回転レイアウト」が採用されているのが特徴だ。

 このレイアウトは、マザーを90度回転させて搭載するというユニークなもの。拡張スロットは上面に位置し、これによりビデオカードなどの熱が上方向へと流れる“煙突効果”が実現されている。底面には廃熱を促す2基の180mmファンが搭載されている。

 また、ホコリなどの侵入を防ぐ「正圧設計」も採用するという。さらに、着脱可能な前面フィルターを搭載することで、高い防塵性を実現したとしている。

 このほか、従来モデルよりも本体サイズがコンパクトになっている点も特徴。本体サイズは幅242×高さ529×奥行き498mmで、初代RAVEN(幅280×高さ616×奥行き660mm)や「RAVEN RV02」(幅212×高さ503×奥行き643mm)よりも、背が低くなったほか、奥行きも短くなっている。ただし、5インチオープンベイは非搭載。光学ドライブは、スロットローディング式のスリムタイプが搭載できる(9.5mm厚/12.7mm厚に対応)。このほか、3.5インチシャドウベイと2.5インチシャドウベイを各2基備える。

 冷却ファンは内部底面に180mmタイプを2基搭載(120mmファン×3または140mmファン×2に変更することが可能)。フロントパネル裏面上部にはファン速度調整用の切り替えスイッチを備えているほか、本体底面には最大240mmまでのラジエーターを搭載することができる。

 対応フォームファクタはSSI-CEB、ATX、microATX。ビデオカードの最大対応長さは約314mm。対応電源はATXタイプで、推奨サイズは奥行き160mm。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]