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夢の“1TBメモリ増設”に対応したデュアルXeonマザーが発売

Xeon E5 v3対応、SUPERMICRO製で計3モデル

X10DAi

 最大36コア/72スレッド構成やメモリ1TB増設が可能なSUPERMICROのデュアルLGA2011-v3マザーが販売中だ。13日(土)時点で販売が始まったのはE-ATXタイプの「X10DAi」で、店頭価格は税込54,800~61,560円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 このほか、BUY MORE秋葉原本店にはE-ATXタイプの「X10DRi」とATXタイプの「X10DRL-i」も入荷しており、近日中に販売を開始するという。店頭価格は順に税込57,800円、税込47,800円。

Xeon E5 v3シリーズ/2Way対応のサーバー向けマザーボード、メモリスロットは最大16基

最大1TBのメモリ増設に対応
X10DAi
X10DAi
X10DAi
X10DRi
X10DRi
X10DRL-i
X10DRL-i

 これらは、「Haswell-EP」ことXeon E5 v3シリーズに対応したIntel C612チップセット搭載マザーボード。

 LGA2011-v3タイプのCPUソケットを2基備え、2way向けのXeon E5-2600 v3ファミリに対応する。ファミリ最上位である18コア/36スレッド対応のE5-2699v3(クロック2.3GHz/ターボ時最大3.6GHz、キャッシュ45MB、TDP 145W)を2つ搭載すれば、合計で36コア/72スレッドというハイエンド環境の構築が可能だ。

 また、モデルによっては16基のメモリスロットが用意されており、LRDIMM(Load-Reduced DIMM)を利用することで最大1TBのメモリが増設できる点も特徴だ。なお、メモリ1TBの環境を実現するにはLRDIMM 64GBが16枚必要になるが、このメモリの店頭販売は未確認。

 DDR4メモリスロット数は、X10DAi/X10DRiが16基、X10DRL-iが8基。いずれもRegistered/ECCメモリ対応で、搭載可能な最大容量は、X10DAi/X10DRiがECC LRDIMM 1TB/ECC RDIMM 512GB、X10DRL-iがECC LRDIMM 512GB/ECC RDIMM 256GB。

 また、CPUの最大対応TDPは、X10DAiが160W、X10DRiとX10DRL-iが145Wとされている。なお、Xeon E5 v3シリーズのTDP 160Wモデルとしては、10コア/20スレッドのE5-2687Wv3(クロック3.1GHz/ターボ時最大3.5GHz、キャッシュ25MB)がある。

 拡張カードスロット数は、X10DAi/X10DRiがPCIe x16×3、PCIe x8×3(X10DAiはx8スロットの1基がx4モードで動作)、X10DRL-iがPCIe x16×1、PCIe x8×5(2基はx4モードで動作)。

 3モデル共通の主な搭載機能・インターフェイスはGigabit Ethernet(2ポート)、6Gbps SATA(10ポート)、RAID 0/1/5/10、USB 3.0/2.0。X10DAiは7.1チャンネルサウンド、X10DRi/X10DRL-iはVGAも備える。また、X10DRL-iは、主に産業向けとされているストレージのSATA DOM(Disk On Module)もサポートする。

[撮影協力:オリオスペックBUY MORE秋葉原本店]

SUPERMICRO X10DAi