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「マイクの遅延を極限まで抑えた」ボーカル録音向けのサウンドカードが登場

一流の音楽制作エンジニアが設計、ASUS製

 マイクの遅延を極限まで抑えたというボーカル録音向けのASUS製サウンドカード「Xonar D-KARAX」が発売された。店頭価格は税込8,400円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

C-Media製CMI8786チップやCirrus Logic製CS47028 DSPを搭載したサウンドカード

 Xonar D-KARAXは、サウンドチップとしてC-Media製CMI8786を、DSPとしてCirrus Logic製CS47028を搭載したPCIe x1接続のサウンドカード。

 「一流の音楽制作エンジニアが設計した」(同社)といい、最高96KHz/24bitでのアナログ録音に対応するほか、リバーブや10バンドイコライザー、コンプレッサー/ダイナミックブースト、ハイパス/ローパスフィルターなど、スタジオグレードのエフェクト機能を備えるとしている。

 また、Cirrus LogicのハードウェアDSPを搭載することで、マイク入力時の遅延を極限まで抑えたという。これにより、ボーカルを完璧なタイミングでバッキングトラックにのせることが可能としている。

 同社によれば、アマチュアやプロを志願するシンガーのボーカル録音に向いているとのこと。「ユーザーは手間をかけずに、プロ級のレコーディングスタジオを構築できる」などとアピールしている。

 最大対応サンプリングレート/解像度は、アナログ入出力・S/PDIF出力・ASIOのいずれも96KHz/24bit。S/N比は106dBを公称する。

 カードサイズは108.15×178.06mm。ブラケット部にはアナログ出力×4(1基はS/PDIF出力と共用)、アナログ入力×2の3.5mmジャックが装備。基板上にはS/PDIFやフロントパネル用などのピンヘッダが用意されている。対応OSはWindows 8/7/XP。

[撮影協力:パソコンショップ アークツクモeX.パソコン館]

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