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ASUSのZ170マザーは2製品が発売、ミドルクラスモデル

(8/8追記)Z170 PRO GAMINGの発売を確認。
(8/6追記)Windows 7インストール時に
キーボードをPS/2接続として認識にする機能の情報を追記。

 Intelの最新チップセット、「Intel Z170」を搭載したLGA1151マザーボードが各社から一斉に発売された。

 Z170はLGA1151ソケットに対応した新型のチップセット。CPUとの接続バスがDMI 3.0に強化され、PCI Express 3.0×20レーンを備える。SATAは合計6ポート、USB 3.0×10ポート、USB 2.0×14ポートを標準でサポート。また、Z170が対応するRapid Strage Technologyでは、新たにNVMe SSDのRAIDもサポートされている。

 ASUSからは中位のスタンダードモデル「Z170-A」とコストパフォーマンス重視のゲーム向けモデル「Z170 PRO GAMING」が発売された(価格情報は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

白と黒を基調としたスタンダードなZ170-A、デザインはASUSのX99マザーボード風

 Z170-Aは、ASUSのZ170搭載マザーボードでは中位に位置するスタンダードな構成のマザーボード。フォームファクタはATXで、デザインは同社のX99マザーボードのような白と黒を基調としたものになっている。

 拡張スロットはPCI Express 3.0 x16レーン×2本、PCI Express 3.0 x16(x4動作)×1本、PCI Express 3.0 x1×3本、PCI×1本、DDR4 DIMM×4本(最大64GB)。

 映像出力はDisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1、VGA×1。SATA×6ポート、SATA Express×1ポート、M.2×1ポートを備えるほか、1000Base-T LAN(Intel I219-V)×1、8chサウンド(Realtek RTL892)、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×6、USB 2.0×6などを搭載。

 M.2は1ポートのみだが、RAID対応がうたわれているので、拡張カード型のM.2変換カードなどを用いてRAIDが組めるものと思われる。

 なお、Windows 7インストール時は、そのままではインストール途中でUSBデバイスを認識しなくなるため、インストールディスクにxHCI対応のUSBドライバを事前に組み込んでおく必要があるが、ASUSはこの手間を省く機能を実装。同社のZ170マザーボードには、Windows 7インストール時に自動でキーボードとマウスがPS/2接続扱いになるエミュレーション機能を備えており、xHCIドライバを適応していないディスクでもWindows 7のインストールが可能だという。

コストパフォーマンス重視の「Z170 PRO GAMING」、R.O.Gの下位シリーズ

 Z170 PRO GAMINGは、「コストパフォーマンスを重視した」(ASUS)というZ170を搭載したミドルクラスのゲーム向けATXマザーボード。PRO GAMINGシリーズはR.O.Gシリーズの下位にあたる製品とされている。

 拡張スロットはPCI Express 3.0 x16レーン×2本、PCI Express 3.0 x16(x4動作)×1本、PCI Express 3.0 x1×3本、DDR4 DIMM×4本(最大64GB)。

 映像出力はDisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1、VGA×1。SATA×6ポート、SATA Express×1ポート、M.2×1ポートを備えるほか、1000Base-T LAN(Intel I219-V)×1、8chサウンド(SupremeFX)、USB 3.1(Type-A)×1、USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×6、USB 2.0×8などを搭載。

 ゲーム向けの機能としては、音がする方向をグラフィカルに表示する「Sonic Radar II」や、メモリの一部をSSDのキャッシュに割り当てる「RAMCache」などのユーティリティが用意されている。また、CPU落下によるピン折れを防止するというCPU取り付けアダプタも付属している。

 なお、Z170-Aと同じく、Windows 7インストール時に自動でキーボードとマウスがPS/2接続扱いになるエミュレーション機能を備えており、xHCIドライバを適応していないインストールディスクでもWindows 7のインストールが可能とされている。

[撮影協力:ASUSツクモパソコン本店ドスパラパーツ館オリオスペック]