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Windows 10 Homeのパッケージ版が11月から値上げ、実売で4千円以上
DSP版の方が高価な“異常事態”は解消へ、ダウンロード版も値上げ
(2015/10/1 18:30)
パッケージ版のWindows 10 Homeが値上げされることが明らかになった。日本マイクロソフトは、11月6日(金)以降に販売される製品で、新価格が適用されるとしている。改定後の参考価格は税抜き17,600円(税込19,008円)。9月4日(金)発売時の参考価格は税抜き13,800円(同14,904円)なので、3,800円(税込で4,100円ほど)の値上がりとなる。
なお、Windows 10 Proに関しては、価格変更は無い。
パッケージ版/ダウンロード版がDSP版よりも安価な状況は解消
10月1日(木)付けで同社のブログに掲載されたリリースによると、品番を変更した新たなパッケージが11月6日(金)以降に順次販売され、そこで値上げされた価格が適用されるという。既に出荷されている製品は、改定前の価格で販売される。また、ダウンロード版も同様に値上げされ、同日以降は新パッケージ版と同じ価格になる。
同社は価格改定の理由について、「動的に変化する市場において、お客様に提供される価値と価格のバランスを考慮しながら定期的に価格を見直しており、今回の価格変更はこの見直しによるもの」としている。
パッケージ版のWindows 10 Homeは、9月4日(金)に発売。当時は、先行して販売されていたDSP版より安く購入できることが話題となったが、今回の価格改定によりDSP版より高価になる。なお、DSP版はPCパーツとのセットで、税込15,880円前後で販売されている(DSP版はOS単品では購入不可)。
本来であれば、パッケージ版よりも安価なはずのDSP版が高値で販売されるという“異常事態”に、ショップからは多くの不満やDSP版の値下げを望む声が出ていたが、パッケージ版の値上げという形で、価格の逆転現象は解消されることになる。
[撮影協力:ツクモeX.パソコン館とBUY MORE秋葉原本店]