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新型Chromecastの国内版がついに登場

オーディオ特化の「Chromecast Audio」も発売

 一部ショップで並行輸入品が販売されていた「新型Chromecast」の国内版が、Googleから発売された。店頭販売を確認したカラーはブラック(型番:GA3A00133A16Z01)とコーラル(型番:GA3A00210A,レッド)の2色で、店頭価格はどちらも税込4,980円前後。

 このほか、Chromecastのオーディオ版といえるデバイス「Chromecast Audio」も同時に発売されている。こちらの店頭価格は税込4,980円前後。

 販売ショップはツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店ソフマップ 秋葉原 本館など。

スティック型から丸形になった新型Chromecast、無線LANも5GHz対応に

 Chromecastは、スマートフォンやタブレットと連携して、動画や音楽といったオンラインコンテンツをテレビなどに出力できるストリーミング端末。秋葉原の一部ショップでは、並行輸入品(海外版)が2015年11月から販売されていたが、今回、国内向けモデルが発売された格好だ。

 初代のChromecastはスティック型の形状をしていたが、第2世代となる今回のモデルは円形の筐体になっている点が大きな特徴。初代のChromecastはHDMIコネクタが本体に直付けだったが、今回のモデルは短いHDMIケーブルが本体から伸びるデザインになっている。

 また、カラーバリエーションも増加している。従来はブラックカラー1色だったが、今回のモデルはブラック、コーラル(レッド)、レモネード(イエロー)の3色がラインナップされている。なお、販売店のツクモeX.パソコン館によると「コーラルは一部のショップで販売されるモデル」だという。レモネードはGoogleストア専売モデルとなっている。

 今回のChromecastはスペック面でも強化されており、本体内蔵の無線LAN機能がIEEE 802.11b/g/nに加えIEEE 802.11ac(2.4GHz/5GHzサポート)への対応がうたわれたほか、新APIを搭載することで高速再生が可能になっているという。

 本体サイズは51.9×51.9×13.49mm(ケーブルを除く)。重量は39.1g。本体にはMicro USBポートも装備されており、付属のUSBケーブルと電源アダプタを用いて電源を供給する。

 対応OSはAndroid 4.1以降、iOS 7.0以降、Windows 7以降、Mac OS X 10.7以降。

オーディオ用のChromecast Audioも同時に発売

 Chromecast Audio(型番:GA3A00157A16Z01)は、Chromecastのオーディオ版といえるストリーミングデバイス。新型Chromecastによく似た形状をしており、こちらはHDMI端子ではなく、3.5mmステレオミニジャック(アナログと光デジタルの音声出力対応)を備えている。電源は付属の電源ケーブルを利用して、USBバスパワーから給電する仕組み。

 使用方法は簡単で、Chromecast Audioにスピーカーを接続後、スマートフォンなどから音楽を「Cast」するだけで、音楽データをWi-Fi経由でストリーミング再生できるようになる。

※(2/20 21:05訂正)記事初出時、Chromecast Audioの搭載コネクタに誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館ソフマップ 秋葉原 本館]