プロダクトレビュー・ショーケース

RTX Sparkの実機がやってきた!サンフランシスコの青空の下で“開封の儀”に臨む

Microsoft Surface Laptop、ASUS ProArtのRTX Spark搭載モデル text by 芹澤 正芳

 2026年10月7日(米国時間)、MicrosoftはNVIDIA RTX Sparkを搭載する新Surfaceを正式に発表、同時に各PCメーカーからも発売がアナウンスされた。国内でも10月16日より、各PCメーカーから順次発売が予定されている。

 これに先立ち、筆者は128GBメモリを搭載するMicrosoftの「Surface Laptop Ultra」と、64GBメモリを搭載するASUSの「ProArt P16 (H7607)」をサンフランシスコでキャッチ。詳細レビューに先駆けて、まずは“開封の儀”をお届けしよう。

ArmベースのCPU+NVIDIA最新のGPUに統合メモリをたっぷり搭載いよいよ登場迫るRTX Spark搭載機

 RTX Sparkは、NVIDIAが2026年5月31日、COMPUTEX TAIPEIに合わせて開催したGTC Taipeiで発表した、Windows PC向けの新しいSoC型プラットフォームのこと。MediaTekと共同設計したArmベースのGrace CPUと、Blackwell世代のRTX GPUをNVLink-C2Cで接続。CPUとGPUがLPDDR5Xのユニファイドメモリを共有する。

GTC TaipeiでNVIDIA RTX Sparkを発表するジェンスン・フアン氏
NVIDIA RTX SparkのWebページに掲載されているSoCのイメージ画像

 CPU用メモリと単体GPUのVRAMが分かれる従来型PCに比べ、大容量のAIモデルや生成AI、巨大な3Dデータをローカルで扱いやすいのが特徴だ。CUDAやTensorRT、RTX、DLSSも利用でき、AI開発、コンテンツ制作、ゲームまでを1台でこなす「パーソナルAIコンピュータ」を狙う。

 今回登場する「RTX Spark N1X」は一部スペックの異なる2モデル。このうち上位版は、20コアのGrace CPUと6,144基のCUDAコアを持つBlackwell RTX GPU、最大128GBのユニファイドメモリで構成され、FP4で最大1PFLOPSのAI性能を発揮する。下位版は、18コアのGrace CPUと5,120基のCUDAコア、最大64GBのユニファイドメモリという構成だ。

 ノートPCに搭載される場合はどちらもTDP 45~80Wに設定され、メーカーが筐体や冷却能力に応じて調整できる。一方、小型デスクトップには20コア/6,144コアの上位版が採用され、TDPは140Wとなる。両者とも第5世代Tensorコア、第4世代RTコア、DLSS 5、Reflex 2に対応する。

Microsoft Surface Laptop Ultra

 1台目はメモリ128GBを搭載するMicrosoftの「Surface Laptop Ultra」を紹介しよう。時間と場所の都合からサンフランシスコでの屋外撮影となったため、少々見えにくい写真となってしまったのはご了承いただきたい。

 なお、本機は国内での予約がスタートしており、価格は109万4,280円(原稿執筆時点では在庫なしになっていた)。厚さは17.99~19.16mm、重量は約2kgと、パワフルなノートPCながらスリムで比較的軽量だ。なお、撮影したのは海外版なので国内版とは多少異なる可能性がある。

Windowsロゴだけのシンプルなパッケージ
上部のシールを剥がすと……
フタが開けられる。本体は白い紙で保護されていた
箱から取り出した。これが100万オーバーのSurface Laptop Ultraだ!
Surfaceらしいシンプルなデザイン。ディスプレイは15型でMini-LEDかつタッチスクリーン対応のPixelSense Ultraが採用されている
大型のタッチパッドとクセのない配列のキーボード
左側面にはHDMI、USB4 2基、ヘッドセット端子
右側面にはSDカードスロット、マグネットUSB-Cを採用するUSB4

ASUS ProArt P16 (H7607)

2台目はメモリ64GBを搭載するASUSの「ProArt P16 (H7607)」。16型のOLEDディスプレイを採用し、厚さ12.9mm、重量約1.77kgと、さらにスリムかつ軽量な仕上げだ。ナノブラックとネオホワイトの2色を展開し、ディスプレイが14型のProArt P14 (H7407)もラインナップ。国内での取り扱いも発表されており、10月下旬以降に発売予定だ。原稿執筆時点では価格未発表。こちらも、撮影したのは海外版だ。国内版とはキーボードなどが異なる可能性がある。

ProArtの文字だけが入るスッキリしたパッケージ
上部から箱を開ける
中には小さな箱がさらに入っており、そこに本体がある
クリエイター向けのProArtらしいシンプルなデザインだ
ディスプレイを開く。ディスプレイは16型でパネルはOLEDだ
大型タッチパッドとゆとりある配列のキーボード
左側面にはHDMI、USB4 2基、ヘッドセット端子
右側面にはSDカードスロット、USB 3.2 Gen 2、USB4が並ぶ。Type-A形状もあるのが便利だ
マウスも付属していた
ACアダプタの出力は140Wだった

 日本に戻る時間も迫りつつあり、本日お届けできるのはひとまずここまで。RTX Spark搭載機のパフォーマンス検証については近日中にお届けできるだろう。新たなるパーソナルAIコンピュータの実力がどれほどのものか試すのが楽しみだ。