QLC NAND搭載M.2 SSD「Intel 660p」が発売、2.5インチSSDは特価の480GBが7,980円に

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IntelからQLCタイプの低価格NVMe「660p」が発売、2.5インチ大幅安で480GBが7,980円

　M.2/NVMe対応のIntel「660p」(512GB～2TB)が販売開始。QLCタイプの64層3D NAND型フラッシュメモリチップを採用し、大幅な低価格化を実現したのが特徴だ。最大データ転送速度は読み出し1,500～1,800MB/s、書き込み1,000～1,800MB/sで、耐久性は100～200TBWとなっている。

　22日調査時の価格は、2TBが税込50,980円(1GB単価24.9円)、1TBが税込25,480円(1GB単価24.9円)、512GBが税込12,980円(1GB単価25.4円)。M.2/NVMeでありながら、2.5インチの一覧に紛れ込んでも違和感がない。容量単価が25円前後というのも異例だ。

　水をあけられた既存のNVMe SSDはというと、「660p」の発売と時期を同じくしてSUNEAST SE800-P512GBが6,600円安の税込13,200円に急落したが、それでも及ばず。Intel「760p」、Samsung「970 EVO」、WesternDigital「WD Black NVMe」といった有力機種は、1TBが35,000～37,000円台、512GBが16,000～18,000円台であり、「660p」の安さは図抜けている。

QLCタイプのNAND型フラッシュメモリチップを採用するIntel「660p」

SSDの最安値価格帯は、960GBが1万7千円割れ、480GBは8千円割れ

格安SSDの新モデル「Essencore NEO N500」

　2.5インチは、低価格と変わった容量で知られるColorfulが大幅安。「SL500」の960GBが税込2,010円安の16,980円(1GB単価17.7円)、640GBが2,000円安の税込9,980円(1GB単価15.6円)、480GBが1,000円安の税込7,980円(1GB単価16.6円)、320GBが1,102円安の税込5,378円(1GB単価16.8円)だ。

　目を惹くのは960GBの17,000円割れ、480GBの8,000円割れだが、この容量なら値下がりしたSUNEASTなど、ほかにも同価格の製品がある。注目したいのは640GBで、1GBあたりの容量単価が15円台に突入。長く最低値だったMicron製2TB(22日時点で1GB単価16.5円)を抜き去っている。

　一方、大手の製品にも大幅な値下がりや特価が多い。

　このうち480～512GBは、Crucial「MX500」が前回比2,072円安の税込9,718円、SanDisk「SSD Plus」が980円安の税込9,820円、Samsung「860 EVO」が1,821円安の税込9,979円、Transcend「SSD 220」が1,000円安の税込9,980円、WesternDigital「WD Blue 3D NAND」が1,728円安の税込10,130円など。税込み10,000円前後に集中しており、前述した廉価製品との差額は2,000円ほどだ。

　960GB～1TBは一層顕著で、「SSD 220」が3,240円安の税込18,338円、「SSD Plus」が3,780円安の税込19,958円、「WD Blue 3D NAND」が1,438円安の税込21,362円、「Ultra 3D」が4,298円安の税込21,600円、「MX500」が910円安の税込21,980円など。旧製品ながら、SanDisk「Ultra II」が税込17,980円と、前述の格安品に1,000円まで迫る例もあった。

　2.5インチの新製品としては、Essencore「NEO N500」(120～480GB)が発売。72層3D NANDフラッシュメモリ採用で、最大データ転送速度は読み出し520MB/s、書き込み470～500MB/s。価格は480GBが税込9,579円、240GBが税込5,580円、120GBが税込2,980円だ。なお、3,000円を切る120GBは、22日時点でKINGMAX、LITEON、SUNEASTにも見られる。