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QLC NAND採用のNVMe SSD「Intel SSD 660p」がデビュー、2TBは実売50,980円

大容量SSDの低価格化を実現

(9/22 21:10更新)実機写真を追加

 QLC NANDを採用したIntelのNVMe SSDの新製品「Intel SSD 660p」シリーズが発売された。

 容量の異なる3モデルが販売されており、店頭価格(以下、税込表記)は、512GB(SSDPEKNW512G8XT)が12,980円、1TB(SSDPEKNW010T8X1)が25,480円、2TB(SSDPEKNW020T8X1)が50,980円。

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TLC NANDを採用した製品よりも低価格でより大容量の製品を提供可能

 Intel SSD 660pは、1セルあたり4bitのデータを記録するQLC方式のNAND技術「Intel QLC 3D NAND」を採用したNVMe(PCIe 3.0 x4)接続のM.2 SSD。QLC方式を採用したSSDについては他社も製品を発表しているが、店頭での販売を確認したのは初めてだ。

 同社はQLC方式の採用により、TLC(3bit/1セル)方式の従来製品より低価格で、より大容量の製品を提供できるとしている。実際に今回登場した2TBモデルは同容量のSamsung製NVMe SSD(970EVO)と比較して2万円以上安価となっており、速度よりも容量を重視する向きにはありがたいところだ。

 主な仕様は、フォームファクタがM.2 Type 2280。転送速度は512GBモデルがシーケンシャルリード1,500MB/s、ライト1,000MB/s、1TBと2TBモデルがシーケンシャルリード/ライトともに1,800MB/s。総書き込み容量は512GBモデルが100TBW、1TBと2TBモデルが200TBWで、保証期間は5年間。

512GBモデルの基板裏面
パッケージ
フォームファクタはType 2280
容量は3種類

[撮影協力:オリオスペックツクモパソコン本店IIパソコン工房 秋葉原BUYMORE店]