「Ryzen Threadripper 1900X」が一部で19,980円に値下がり、IntelはGPU非搭載の「Core i5-9400F」を販売開始

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GPU非搭載のIntel製CPU「Core i5-9400F」が発売AMDは上位のRyzen Threadripperが値下がり

　Intel「Coffee Lake Refresh-S」の新製品で、6コアの「Core i5-9400F」が2月初めに発売された。内部クロック2.9GHz(ターボ時最大4.1GHz)、キャッシュメモリ9MB、TDP 65Wで、グラフィック機能を搭載していないのが特徴。当初の最安値は税込23,544円だったが、23日(土)調査時には税込22,140円に下がり、3週間で1,404円安くなっている。

　9400F以外の「Coffee Lake Refresh-S」は、Core i7-9700Kが1,088円安の税込46,710円、Core i5-9600Kが968円安の税込32,950円に下落。最上位のCore i9-9900Kはリテールパッケージ品が品薄で、価格も税込65,800円のまま変わらない。一方、バルク品は比較的多く、最安値が270円安の税込60,210円と若干下がった。

GPU非搭載の「Core i5-9400F」が発売

そのほかの「Coffee Lake Refresh-S」は値下がりがあった(写真の価格は税抜き表記)

　このほか、LGA3647プラットフォーム対応のワークステーション向け「Xeon W-3175X」(3.1GHz、ターボ時最大3.8GHz)を、秋葉原の一部ショップが販売開始。28コア/56スレッド動作、キャッシュメモリ38.5MB、TDP 255Wという強烈なスペックが目を惹く。その価格は当初、税込495,720円だったが、わずか1週間後には税込388,779円に急落。値動きもまた桁外れだ。

Xeon W-3175X

店頭販売後、わずか1週間で約10万円値下がりし、税抜き359,980円(税込388,779円)に

　前世代の「Coffee Lake-S」は相変わらずの品不足だが、値下がりや入荷の動きもあるにはある。在庫ショップ数が少ないために価格表から漏れた機種が多いので、この際、調査時点で在庫があったものを全て記しておこう。

　6コア12スレッドの「Core i7」は、最上位の8086K Limited Editionが一部に再入荷しており、最安値は税込49,140円。8700Kは2,160円安の税込44,258円、8700は1,350円安の税込38,610円で、後者には税込37,980円のバルク品があるほか、Optaneメモリー同梱のCore i7+8700が1,000円安の税込39,980円に下がった。

　なお、TDP 35WのCore i7-8700T(バルク品、CPU・マザー・メモリの3点セット販売のみ)も税込39,980円で再入荷。店頭購入可能なIntel製の低消費電力CPUは現在これだけで、もはや珍品である。

「Coffee Lake-S」は相変わらずの品不足だが、値下がりや入荷の動きもあるにはある

TDP 35WのCore i7-8700Tも再入荷

　6コアの「Core i5」は、本来デスクトップPC向けの中核を成すはずだが、見掛けるのは8600Kと8400のみ。価格は、8600Kが税込33,480円、8400が税込26,978円で、後者は複数のショップに在庫がある。4コアの「Core i3」は2機種が出回っており、8350Kが税込21,038円、8100が税込15,120円だ。

　低価格PC向けの「Pentium Gold」と「Celeron」は、ほとんど壊滅状態。2月2日(土)調査時までは、Pentium Gold G5400のリテールパッケージ品が税込7,538円で販売されていたが、その後、消えてしまった。代わって現れたのはG5400のバルク品で、価格は税込9,698円。10,000円以下で入手できるIntel製CPUはこれしかない。

Core i5-8400やCore i3-8350Kは一部モデルが在庫あり

「Pentium Gold G5400」バルク品が入荷

　AMDは一部が急落しており、上級PC向けの「Ryzen Threadripper」は、最上位の2990WXが17,310円安の税込210,578円、2970WXが12,405円安の税込142,920円。下げ幅こそ大きいが、元々高額な製品なので、値下がり率にすれば8％前後だ。このほか、23日(土)調査時点で品切れながら、1900Xが税込21,578円を付けた。

　「Ryzen 7/5」(Pinnacle Ridge)は、一部の特価により、Ryzen 7 2700が2,453円安の税込30,919円、Ryzen 5 2600Xが1,796円安の税込22,699円に下落。ただし、以前からお知らせしてきたように、「Ryzen」は特価の有無による最安値の上下が大変大きい。中心価格帯は、2700Xが税込36,000～38,000円台、2700が税込34,000円台、2600Xが税込24,000円台、2600が税込21,000～22,000円台で、価格表掲載の最安値からは結構離れている。

第2世代の「Ryzen Threadripper」は2990WXなどが値下がり

旧世代の「Ryzen Threadripper 1900X」が税抜き19,980円(税込21,578円)を付けた