WD製NVMe SSD「WD Black SN750」が最大30%超えの値下がり、そのほかも全体的に下落が続く

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WesternDigitalのNVMe SSD「SN750」が最大30％超の急落新製品ではSamsungの2.5インチSSD「870 QVO」の8TBが10万円弱で販売開始

　M.2/NVMeはWesternDigitalが大幅安で、上位の「WD Black SN750」はヒートシンク搭載版、非搭載版とも最大30％を超える極端な値下がりを記録。後者の最安値は、2TBが16,846円安の税込33,534円、1TBが6,435円安の税込16,115円、500GBが2,620円安の税込9,480円だ。

　さらに、元々低価格な「WD Blue SN550」も一部ショップが数量限定で特価販売中。1TBが2,972円安の税込10,998円(1GB単価11.0円)、500GBが1,740円安の税込6,598円、250GBが1,232円安の税込4,708円を付けている。

WD Black SN750の価格

WD Blue SN550も一部ショップで特価販売。1TBが税抜き9,999円(税込10,998円)、500GBが税抜き5,999円(税込6,598円)

Intel「660p」の2TBが税込28,358円に急落

　容量別に見ると、2TBの最安はIntel「660p」で、11,242円安の税込28,358円(1GB単価13.8円)に急落。僅差でADATA「SX8200 Pro」が490円安の税込28,490円、Transcend「PCIe SSD 220S」が税込28,980円で、Intel「665p」が782円安の税込29,018円、Crucial「P1」が7,000円安の税込29,800円など、3万円を切る製品がにわかに増えた。

　1TBクラスは、「P1」が1,978円安の税込10,980円。次点は前述の「SN550」(税込10,998円)で、その上はHP「EX920」が5,048円安の税込11,980円、Kingston「A2000」が税込12,078円などだ。500GBクラスは「SN550」(税込6,598円)が最安で、その上はCFD販売「EG1VNE」をはじめ、7,000円前後に6機種が集中している。

グリーンハウス製960GBが税込9,480円

CFD販売 CG3VZシリーズの1TB「CSSD-S6M01TCG3VZ」が税抜き9,599円(税込10,558円)

　2.5インチは、250GB～1TBに特価や値下がりが多い。

　1TBクラスは、グリーンハウス製960GBが320円安の税込9,480円(1GB単価9.9円)、Team「GX1」960GBも500円安の税込9,480円に下がっている。1TBの格安品は、昨年後半はちょくちょく税込9,000円を切っていたが、今年2月から急騰し、ようやく9,000円台半ばまで下がってきた。

　大手の製品は、CFD販売「CG3VZ」が2,022円安の税込10,558円、Samsung「860 QVO」が税込10,980円、WesternDigital「WD Blue 3D NAND」が1,410円安の税込10,998円、Crucial「BX500」が620円安の税込11,180円、SanDisk「SSD Plus」も300円安の税込11,180円など。このうち「CG3VZ」と「WD Blue」は一部ショップの数量限定特価で、通常の最安値より1,000円以上安い。

　500GBクラスはKlevv製480GBが400円安の税込4,780円(1GB単価10.0円)で特価販売中。この容量帯も半年近く高騰していて、調査時に税込5,000円以下で在庫があったのは2月1日(土)以来のことになる。次点は「CG3VZ」512GBで、数量限定ながら1,392円安の税込5,388円。BIOSTAR製512GBとKingmax製480GBが税込5,478円で続き、大手は「BX500」が400円安の税込5,980円、「SSD Plus」も370円安の税込5,980円、「WD Blue」が970円安の税込6,048円などだ。

　今や小容量と言える250GBクラスにも大幅特価が散見され、8月29日(土)には「860 EVO」250GBが税込2,780円(1GB単価11.1円)、9月19日(土)には「CG3VZ」256GBが税込2,858円を付けていた。特に前者は通常の半額以下で、たちまち売り切れとなっている。

8月29日(土)に「860 EVO」250GBが税込2,780円を付けたが、すぐに売り切れとなった

　新製品では、Samsung「870 QVO」8TBがいよいよ出回り始めた。一般向け2.5インチSSDとしては容量最大で、調査時点では品切れながら、価格は4TB最安機種の2倍程度となる税込97,980円。なお、秋葉原の店頭では、NVMe対応8TBのGIGABYTE「AORUS Gen4 AIC」も販売されているが、そちらはPCIeスロット装着タイプで、税込217,800円もする超高額品だ。

　水冷ヒートシンク搭載という斬新なSSDも登場。M.2/NVMe対応のTeam「CARDEA Liquid」(256GB～1TB)で、クーラント(冷却液)の補充も可能。最大データ転送速度はリード3,000～3,400MB/s、ライト1,000～3,000MB/s、耐久性380～1,665TBWで、価格は1TBが税込21,800円、512GBが税込12,980円となっている。

870 QVO 8TB

Team DARDEA Liquid

　PCIe 4.0対応は2製品が発売された。まずCFD販売「PG3VND」(500GB～2TB)は、製品自体に敢えてヒートシンクを装備せず、マザーボード付属品など使用環境に合ったものを利用するタイプ。リード4,950MB/s、ライト2,500～4,200MB/s、耐久性850～3,600TBWで、最安価格は1TBが税込22,579円、500GBが税込13,480円となっている。

　もうひとつはaddlink「S90 GEN4X4 NVMe」(1TB～2TB)で、リード5,000MB/s、ライト4,400MB/sと高速。耐久性は1,800TBW～3,600TBWだ。価格は2TBが税込44,130円、1TBが税込23,380円で、2TBはPCIe 4.0対応として最も安い。

CFD販売 CG3VZ

addlink S90