最高100万円台のRyzen Threadripper PRO 5000WXが発売、Ryzen 5000/5000Gは上昇するも一部で大幅特売 [相場調査 8月第4週号]

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最高100万円台のRyzen Threadripper PRO 5000WXが発売、Ryzen 5000/5000Gは上昇するも一部で大幅特売

　AMDの高性能ワークステーション向けCPU、Ryzen Threadripper PRO 5000WXシリーズが発売。販売が始まったのは上位3製品で、64コア128スレッドの「5995WX」(内部クロック標準2.7GHz/最大4.5GHz・以下同)、32コア64スレッドの「5975WX」(3.6GHz)、24コア48スレッドの「5965WX」(3.8GHz)だ。2次キャッシュ12～32MB、3次キャッシュ128～256MB、TDPが280Wで、CPUインターフェイスはSocket sWRX8に対応する。

　調査時点の価格(最安値)は「5995WX」が1,035,799円(取り寄せ)、「5975WX」が526,799円、「5965WX」が379,800円。16コア32スレッドの「5955WX」(4GHz)および12コア24スレッドの「5945WX」(4.1GHz)は、まだ出回っていない。

　なお、前世代で64コア128スレッドの「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」(2.7GHz/4.2GHz)も一部ショップに再入荷。価格は867,000円で、3月頃より13万円近く値上がりしている。

Ryzen Threadripper PRO 5000WX

Ryzen Threadripper PRO価格表

　値動きの面では、Ryzen 5000/5000Gシリーズが前回調査時から大きく上昇。「Ryzen 9 5950X」が8,000円高の89,800円、「Ryzen 7 5700X」が6,124円高の42,924円、「Ryzen 5 5600X」が2,334円高の33,134円、「Ryzen 5 5600」が5,075円高の28,875円、「Ryzen 7 5700G」が2,218円高の40,018円、「Ryzen 5 5600G」が4,700円高の25,500円となった。

　ただし、上記の最安値には一部ショップの特売価格が含まれており、中心価格は「5700X」が44,800円、「5600X」が34,500円、「5600」が29,800円、「5700G」が44,800円と開きがある。

　一方で、「Ryzen 9 5900X」は3,986円安の53,814円(中心は64,800円)、「Ryzen 7 5800X」は3,609円安の39,190円(同49,800円)と、大幅安の製品も見られた。

　このほか、「Ryzen 7 5700G」には以前お伝えしたバルク品があるが、8月14日(日)調査時に前回比5,500円安の31,900円で特売。20日時点でもこの価格で販売されている。

Ryzen 5000/5000Gシリーズが一部ショップで大幅特価

Ryzen 7 5700Gのバルク品が31,900円

　Intelは第12世代が続騰。「Core i9-12900K」が3,010円高の84,980円、「Core i7-12700KF」が2,000円高の56,980円となるなど、上位製品を中心に値上がりが目に付く。加えて「Core i9-12900KF」が一時品切れになるなど、在庫状況がやや不安定だ。