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声優 上坂すみれさんが歌う「プロ生ちゃん キャラクターソングCD」が来年発売、レコーディング現場に行ってきた
上坂さんがキャラソンの魅力を紹介、サイン色紙プレゼントもあり
2017年12月12日 08:30
IT・開発系のコミュニティ「プログラミング生放送」のマスコットキャラクターであるプロ生ちゃんこと暮井 慧(くれい けい)が、キャラクターソングCD「{re}coding」を2018年1月11日(木)にリリースします。
暮井 慧の声は声優の上坂すみれさんで、もちろん今回のキャラクターソングも上坂さんが歌唱。楽曲のディレクションをアキバ系ソングで有名な音楽ユニット「MOSAIC.WAV」が担当し、疾走感のあるポップでキュートな一曲に仕上がるようです。作詞はyksb氏、作曲は千葉"naotyu-"直樹氏、編曲は千葉"naotyu-"直樹氏とMOSAIC.WAV。
今回、キャラクターソングのレコーディング後に上坂さんにインタビューをする機会を頂きましたので、その様子をお届けします。
インタビューの最後には上坂さんのサイン色紙を読者プレゼントとして用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
上坂すみれさんインタビュー
――:暮井 慧のキャラクターソングの収録を終えましたが、歌ってみた感想をお聞かせいただけるでしょうか。
[上坂さん]:暮井 慧ちゃんはこれまでに色々なボイスを収録してきましたが、そういえば歌は意外となかったんですよね。
楽曲の方は暮井 慧ちゃんらしいというか、“理系”な感じというか。MOSAIC.WAVさんのキャッチーな可愛さが詰まった素敵な一曲に仕上がっていると思います。
――:暮井 慧のキャラクターソングが出ると聞いたとき、どういった気持ちだったでしょうか。
[上坂さん]:最初、MOSAIC.WAVさんが作っているのを知らなかったのですが、デモ音源を頂いたときに可愛いなぁ~と思っていました。暮井 慧ちゃんは長く演じてきているキャラクターなので、今回のキャラクターソングは素晴らしい節目というか、新しい一面が見られて良かったという気持ちです。
――:今回、難しめの曲だったと思いますが、歌詞と楽曲を受け取ったときの率直な意見をお聞かせください。
[上坂さん]:実は歌詞をあまり理解しないまま収録が終わってしまったのですが……(汗)、凄く自信があるように歌いきれたと思います!!
プログラミング用語がプロ生ちゃんの肝なので、それが多いなと感じつつ、詩を書くのが大変だっただろうなと思ったりもして、苦労が偲ばれる一曲でした。でもすごく可愛くてポップな一曲に仕上がると思います。
――:ちなみに、歌われた上坂さんも難しかったと思いますが、大変だった箇所はありますか?
[上坂さん]:ハモリが2個あったので、その収録に時間が掛かるかなと思っていたのですが大丈夫でした。曲自体はそんなに分からないことはなく、親しみやすい曲だと思います。歌詞はよくわからなかったのですが(笑)、なんとか歌えました。
――:MOSAIC.WAVさんとはこれまでにも楽曲を制作されていますが、それのおかげと言うことでしょうか?
[上坂さん]:元々MOSAIC.WAVさんの曲はこれまでにも聴いていて、すごく好きだったので馴染み深いです。AKIBA-POPの元祖なので、慣れ親しんだ雰囲気がありました。
――:お気に入りのフレーズや、歌詞、ここを聴いて欲しいというポイントはありますか?
[上坂さん]:使われるかはわからないのですが、メインボーカルの収録が終わった後に、急に合いの手の収録もあって、えぇぇぇ~と思いました(笑)。慣れない合いの手を即興で入れてみましたが、きっと形になっているはず……です(苦笑)。
理系なかけ声は難しいなぁと思いつつ、どこが使われているか分かりませんが、かけ声入りバージョンがきっとあるのでぜひ聞いてもらえたら嬉しいです。
――:今回の楽曲で聞き所や気に入っているところがあれば教えてください。
[上坂さん]:間奏部分のピコピコしているのが好きです。知性溢れるというか、繰り返しが多くてアルゴリズムを感じさせると言えば良いでしょうか。電波ソングっぽいけど凄くインテリジェンスな節回しが光る一曲だと思います。そういうミドルテンポな盛り上がりをぜひ体感して欲しいと思います。
――:暮井 慧のキャラクターソングと言うことで、特に意識した部分はありますか?
[上坂さん]:暮井 慧ちゃんは基本的に結構元気な娘なので、少し音程が低いところもありますが、あまり暗くならないように、頑張ろうと言った気持ちを入れました。そもそも暮井 慧ちゃんはあまり歌うイメージがなかったので(笑)、そこは歌うんだ~と思いつつ、歌うのが好きな子という想定で明るく楽しく頑張りました。
――:フレーズが難しいのが多かったと思いますが、内容の説明や指導は受けられましたか?
[上坂さん]:そう言えば無かったですね(笑)。いやもうするっと撮って終わってしまいました。私の拙い国語力で何とか頑張ってみましたが、違った点があれば違うと指摘してもらえるはずなので、特に何もなかったということは大丈夫だったのかなと思います。
暮井 慧ちゃんを何年もやっているのに、プログラミング用語を全然覚えられなくて……。暮井 慧ちゃんが教えてくれる“超簡単プログラミング用語の本”とかあればいいな~と個人的に思いますね。『クエリを投げるってどういう意味?』とか『デバッグってなに?』とか。そして解説CDをつけて販売して欲しいです(笑)。
――:今回のキャラクターソングを通して、暮井 慧に対して新たな発見はありましたか?
[上坂さん]:私の中ではプログラマーさんは日陰に生きているというか、ずっと起き続けているイメージがあったんですけど、キャラクターソングのイメージだと割とさっぱりと健康な暮らしをしているんだなと感じました。パソコンがあまり体に影響しないタイプの健やかな方々なんだなと。こんなに活発だったんだねと言う一面がみられましたね。
――:最後にファンに向けて一言お願いします。
[上坂さん]:暮井 慧ちゃんがついに歌を歌いました。実は私、なぜか暮井 慧ちゃんは歌が下手というイメージを持っていたので(苦笑)、めっちゃカワイイ歌を歌うんだなと考えを改めました。プログラマーさんって歌とかあまり歌わないですよね?
――:そこは鼻歌とかじゃないですかね、リズムに乗ると速くタイピングできるとか、良いソースコードが書けるとか。
[上坂さん]:なるほど!! タイピングに作用するかもしれないんですね。今回の楽曲は暮井 慧ちゃんの長年のプログラミング人生から生み出された、プログラミングに最適な歌だと思いますので、ぜひプログラミングが生活の一環になっている方は、これを聞いてやる気を出し、そしてエラーを減らして頂きたいと思います(笑)。そしてよく寝てください!!
――:上坂すみれさん、ありがとうございました!!