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昔ながらの店が多く閉店した2018年の秋葉原、外国人観光客はさらに増加
~ ショップ店員が振り返るこの1年 その7 ~
2018年12月29日 05:30
2018年の総決算ということで、アキバのショップスタッフに今年1年で特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。
東映ランドAさん
かんだ食堂や八木電器商会など、昔ながらのお店が無くなったことですかね。八木電器さんの跡地はチロルチョコのお店になりましたし、あとは駅前にあった綿菓子屋があっという間になくなったとか、街並みには変化がありましたね。ほかに印象に残った事だと、ベルサール秋葉原でアニメやゲーム系のイベントをやる度に、大きいバッグがよく売れたことですか。みなさん、会場で手に入れたグッズを入れるために買っていくようです。
パソコンショップ アークAさん
かんだ食堂やタニマといった老舗店の閉店や、杉元ビルのガレージセールの閉鎖が残念でしたね。建物の老朽化が目に見えて進んでいたので致し方ないことですが、昔ながらの風景が無くなってしまうのは寂しいものがあります。一方で、ホテルの建設がさらに増えたこともあり、新しい風景になりつつありますよね。個人的にはリナックスカフェ跡地のリニューアル計画がどのようになるのか注目しています。
イケショップAさん
今年は特段目立った動きが無いような印象ですが、秋葉原に来る人が減った感じはしますね。海外からの観光客は凄く増えていますが、昔から秋葉原に来ている人達はだんだんと減っているのではないでしょうか。毎年老舗が少しずつ無くなっていますが、それに合わせて常連だった人も秋葉原を卒業しているのではないかと思いますね。若い人達は秋葉原に愛着があるから来ているというよりは、繁華街だからちょっと寄ってみるといった感じですし。秋葉原の巡回ルートがあるといった層の人達はだいぶ減っている気がします。街の空気感もどんどん変わっていきますね……。
イケショップBさん
アキバに来る人達の目的が変わってきていると今年は感じましたね。グルメ誌に紹介された影響でラーメン店の場所を聞かれたり、フクロウカフェの場所を聞かれたり……、物を買いに来る街では無くなってきているのかなと。観光で来ているという感じでも無いですし、新宿とか渋谷とか、普通の繁華街の感覚で寄る人が増えていると思いますね。