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3万台のPCが並ぶ再生工場に潜入、安くて安心な中古品PCを販売するオーエープラザの取り組み

ゲーミングPCが39,800円から買える!大きく変わった中古品PC事情 text by 平澤 寿康

数万台の中古品PCが保管されているオーエープラザの倉庫に潜入。
オーエープラザは中古品PCをカスタムして格安のゲーミングPCの販売も行っている。

 2019年10月1日に予定されている消費増税と、2020年1月に迎えるWindows 7のサポート終了を要因として、今、PCの売上げが大きく伸びている。新規にPCを購入するユーザーが増えたり、新モデルの売れ行きが好調といった声もよく聞こえてくる。

 こうした好調な動きは最新モデルに限定されるものではなく、実は中古品PCの市場でも見られる。中古品PCというと、傷や汚れが目立ったり、酷使されていたりといったイメージがあるかもしれないが、近年は一部のパーツを新品に交換したり、クリーニングや修理を施して再生品として販売するといったような、これまでの中古品PCに対するイメージを覆すような製品が登場しており、優れたコストパフォーマンスを求めるユーザーから大きな注目を集めている。

 そして、そういった高品質な中古品PCを数多く販売し、中古品PC取り扱いの国内最大手となっているのがオーエープラザだ。今回、オーエープラザがどのように高品質な中古品PCを販売しているのか、39,800円から購入可能なゲーミングPCや同社が「HYBRID-PC」と呼ぶ中古品PCのカスタム品を販売する理由など、今時の中古品PCの動向を聞いてきたので、その模様をお届けしよう。

年間8万台の中古品PCを販売するオーエープラザの工場に潜入ストレージ交換や徹底した清掃を施した安心な中古品PCを販売

 オーエープラザは、楽天市場などeコマース中心で中古品PCを販売している、中古品PC専門ショップだ。最大の特徴が販売数の多さで、中古品PCだけで年間約8万台と日本最大の販売数を誇っている。

 オーエープラザの拠点は、埼玉県八潮市に位置している。拠点は2ヶ所あり、そのうち一方が買い取った製品を保管し選別を行う倉庫で、もう一方が最終的に販売する中古品PCの再生工場となっている。今回実際に、それらオーエープラザの拠点に潜入してきた。

オーエープラザの拠点倉庫。こちらに買い付けた中古品PCは、まずこちらの倉庫に運び込まれる
倉庫には、常時3~4万台の中古品PCを保管。しかも1ヶ月ほどの間にそのほとんどが入れ替わるという

 まず始めに潜入したのは倉庫だ。購入した中古品PCは、まず最初にこの保管される。倉庫に一歩入ると、うず高く積み上げられたおびただしい数のノートPCやデスクトップPCが目に飛び込んでくる。PC好きにとっては、こんなに楽しい場所はない、と思ってしまうほどで、とにかく圧巻の雰囲気だ。

中古品PCはこうしたカーゴに入れられて運ばれてくる。フルに埋まるとカーゴ1台でだいたい200台くらいのPCが入っているという。
この倉庫でモデルごとに仕分けされるとともに、中古品PCとして販売するもの、パーツを取り出すもの、ジャンク品としてネットオークションに出品するものなどに分類される
ノートPCだけでなくデスクトップPCも大量にあり、その多くが企業向けモデルのリース品だ。
倉庫内は“PCの森”といった感じに多数のモデルが保管されており、独特な雰囲気を味わえる。
入荷する中古品PCにはACアダプターが付属しないことも多いそうで、独自ブランドのACアダプターがストックされていた。多くの製品に対応できるように、様々な仕様のものを用意しているという。
中古品PCと一緒に販売するディスプレイなどの新製品もこちらにストックされている。

 これら中古品PCのほとんどは、企業でリースで使われていたPCで、リース会社などから買い付けているという。確かに、保管されているPCを見ると、その多くが企業向けモデル。

 この倉庫に保管されているPCの数は3~4万台。その中から中古品PCとして販売するもの、パーツを取り出して再利用するもの、ジャンク品としてネットオークションに出品するものなどに分類するという。

 また、商品とならないものについては、素材ごとに仕分けをするなどしてリサイクルするため、ゴミとして処分するものは全くないとのこと。極力無駄を出さずに資源を最大限活用するとともに、環境にもしっかり配慮することをモットーにしているそうだ。

 しかも、これだけの数の中古品PCも、わずか1ヶ月ほどの間にほとんどが入れ替わるのだという。その回転の速さも、高品質な中古品PCを多数販売できる要因と言えそうだ。

分解してパーツ単位でオークションに出品するものなどは、こちらの倉庫で撮影から出荷まで行っているという。
取材時にはちょうどパナソニックのモデルの分解作業が行われていた。
ポートリプリケーターなどは需要が多く、積極的にネットオークションに出品しているとのこと。
こうして無駄になるものを徹底的になくすことで、中古品PCは新品のPCに比べ、消費者の手に届くまでに消費されるCO2が大幅に削減でき、環境保護にも大きく貢献しているという。

 この倉庫で仕分けされ、中古品PCとして販売すると決まった個体は、再生作業を施すために再生工場へと移される。そして、ここで行われる作業にオーエープラザが扱う中古品PCの特徴が隠されている。

こちらは再生工場。仕分けされ中古品PCとして販売することになった製品が持ち込まれる。
中古品PCとして販売を予定している製品が整然と並んでいる。

 中古品PCの再生作業は、まずはじめに、エアーを使って大きなホコリなどを吹き飛ばす。続いて本体を開け、不良パーツなどを交換する。

 中古品PCで不良の割合が多いのは、HDDや光学式ドライブ、空冷ファン、電源ユニットなど、稼働部を伴うパーツがほとんどのことで、光学式ドライブやファン、電源ユニットなどは、別の個体から取り出した正常に動作するものと交換される。そして、必要ならメモリを増設し、HDDについてはその多くがSSDへと交換される。

中古品PCは全てに管理番号が記されており、注文が来た際に管理番号を確認して再生作業を行う製品がピックアップされる。
まずは圧縮空気を利用し、表面や内部のホコリを吹き飛ばすところから作業は始まる。

 世代の古いPCは、確かに最新PCに比べて動作が重いと感じる場面が多い。しかしそれは、搭載メモリの容量が少なかったり、HDDなどの内蔵ストレージの遅さが要因となっていることも少なくない。

 そこでオーエープラザでは、中古品PCといえども十分快適に動作するように、メモリを増量したり内蔵ストレージをHDDからSSDに交換するようにしているという。そして、HDDを使い回さないという部分には、情報保護という観点もあるそうだ。

裏蓋を開けてストレージやメモリの換装作業を行う。
注文に合わせ、メモリの交換や増設を行う。
取材時に再生作業が行われていたモデルには、オーエープラザオリジナルブランドのメモリが使用されていた。
HDDを取り外してSSDに交換。速度の向上だけでなく、情報保護の面も考慮し、ストレージの換装には新品のSSDが使用される。

 また、ゲーミングPCとして販売される中古のデスクトップPCでは、ビデオカードの増設が行われる。

 オーエープラザが扱っているデスクトップPCの多くは、企業向けのスリムデスクトップPCだが、ロープロファイルのビデオカードを増設して利用できる製品も少なくない。そこにビデオカードを取り付けることで、ゲーミングPCへと再生しているわけだ。

こちらは、ゲーミングPCとして再生されるスリムデスクトップPC。
ケースを開けて、HDDを抜き取りSSDに交換。
GeForce GTX 1050Tiなどのロープロファイルビデオカードを装着。
ビデオカードを装着することで、ビジネス向けスリムデスクトップPCをゲーミングPCに再生。
再生用パーツとして、メモリやSSDを多数ストック。オリジナルブランド以外の製品も利用している
再生用ゲーミングPCで利用するビデオカード。中古品PCの価格や性能に見合った製品を多数ストックしているという

 その後、OSをクリーンインストールして正常に動作することを確認したのちに、最終的な清掃が行われる。実際にユーザーが触れる部分ということもあり、オーエープラザでは清掃作業にかなり力を入れているという。

 清掃を担当しているのはベテランの女性のスタッフで、本体内部や外装、ディスプレイ、キーボードの奥まで、柔らかい布やブラシ、無水エタノールなどを使って手作業で丁寧に清掃。

 実際に清掃前と清掃後の違いを見ても、その仕上がりの良さは一目瞭然だ。そして、最終的に消費者のもとへと出荷されることになる。

メモリやSSDの交換が終了したらOSをクリーンインストールし動作確認を行う。
OSインストールと動作確認が終了したら、クリーニングを行う。こちらはクリーニング前の状態。
クリーニングはベテランの女性スタッフが手作業で行っている。
ブラシなどを利用して、隅々までしっかりクリーニングされる。
使用されている無水エタノール。工業用のクリーニング剤などよりも高価とのことだが、手が荒れにくいとのことだ。清掃スタッフだけでなく、購入したユーザーも触れるものなので、なるべく安全なものを使いたいとの考えから使用しているという。
不要なシール類なども剥がして跡を消すほか、キーボードやディスプレイ周りも綺麗に磨かれる。
キーボードを開けて内部の細かなホコリもエアダスターで吹き飛ばす。このあたりは徹底して行っているという。
クリーニング後の状態。かなり綺麗に仕上がっていることがわかる。
クリーニングが終了した中古品PCは、その場で梱包される。
オーエープラザでは、1日に数百台、年間8万台の中古品PCを販売している。

年間150%の成長が続いている中古品PC市場、パーツ交換やOSの入れ替えなどを行う再生PCが台頭環境保護の観点からも政府が推奨、Microsoftも再生PC向けにライセンスを提供

 今回、オーエープラザ拠点の取材にあわせて、代表取締役CEOの王含宗氏に、販売する中古品PCについてのこだわりなどを聞いてきた。

 中古品PCはただ買い取ったものを販売するという時代から変わりつつあり、品質という面でも変化があるので、信頼性の高い中古品を求めるユーザーや、市場動向を知っておきたい読者はぜひ目を通してもらいたい。

オーエープラザ代表取締役CEOの王含宗氏。
中古品PC市場は年々拡大しており、オーエープラザも売上げを大きく伸ばしている。

――現在の中古品PC市場の傾向を教えてください。

[王氏]ここ数年、中古品PC市場は著しく成長しています。新品のPC市場も年々プラス成長を遂げていますが、中古品PC市場はネット通販や対面販売を合わせて、昨年比で軒並み150%以上の成長を遂げています。

 その主な要因は2つあると考えています。1つは、PC本体のスペックの進化です。それによって、中古品といえども一般ユースに十分なスペックが確保できるようになってきています。中古品は新品よりも動きが遅い、というようなことはほとんどなくなってきました。

 2つめは、政府が「3R活動」(3Rとは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の頭文字を取ったもので、環境に配慮した活動のこと)を推進し、リユース品を使うことを推奨していることが挙げられます。実際にリユース品を主に扱う業種が近年数多くのジャンルで増えてきていまして、PCのリユースに関しても同様に業者が増えています。

オーエープラザが販売する中古品PCは年間約8万台。その販売数の多さから、eコマースサイトからも多く表彰されている。
中古品PCは3万円前後のモデルが人気とのこと。

――オーエープラザで取り扱われている中古品PCの台数は年間でどのくらいなのでしょう。

[王氏]年間約8万台の中古品PCを販売しています。ネット通販での流通量としては日本一の規模となっています。また、1日の販売数は数百台ですが、多い時では1日に600台出荷したこともあります。

――それだけの数となると、個人からの買取りとだけでなく、企業のリース品なども買取りしていると思うのですが、、現在は仕入れ元としてはどちらが多いですか。

[王氏]商品仕入元としては、企業リース品を主に扱う業者が大半を占めています。企業リース品を扱う背景としては、まとまった数が手に入りやすく、整備がしやすく、品質がある程度揃っているといったメリットがあります。

――中古品PCでは、現在どのようなモデルの人気が高いですか。

[王氏]ノートPC、デスクトップPCともに、3万円前後のコストパフォーマンスに優れる製品が人気です。OSについては、来年1月でサポートが終了するWindows7に代わり、ほとんどのお客様がWindows10を選択しています。

企業のリース品などは、買い取った際に内蔵ストレージのデータ消去が行われた状態で入荷してくることがほとんどだという。オーエープラザでは問題が無いようさらにストレージの交換も行われる。
オーエープラザはMicrosoft Authorized Refurbisher(MAR)プログラムを導入しており、出荷するPCは新規ライセンスのOSがクリーンインストールされた状態で出荷される。
オーエープラザはOffice 2019の販売資格も有しており、正規のOfficeをインストールして販売している。

――オーエープラザが扱うような再生PCは、現在の中古品PC市場では一般的なのでしょうか?

[王氏]我々は中古品PC販売を開始して15年という、業界の中でもパイオニア的な存在です。一昔前の中古パソコンは、安かろう悪かろうという言葉に揶揄されるように、中古品PCを仕入れてそのまま手入れせずに売るというやり方でした。

 しかし、それではリユース(再利用・使用)しようとしたPCがお客様の手に渡っても、しばらくしないうちに廃棄されてしまうのです。我々は、ただ単にPC売るのではなく、売った後にお客様によりながくパソコン使っていただくために、再生PC(リファービッシュPC)の販売を始めました。今では、業界全体が再生PCを販売する流れとなっています。中古品PCとはいえ、商品に変わりはありません。ながく使ってもらえることこそが、最大の環境保護になるのです。"

――プロの目からみて、中古品PCで最も壊れやすい部分はどのようなパーツなのでしょうか。

[王氏]PCのパーツの中で不具合が起こりやすい箇所はほぼ決まってます。HDD、光学式ドライブ、排気ファンなど、モーターの稼動に依存する箇所です。逆に言えば、物理的な損傷がない限り、マザーボードなどの基盤はかなり長い年数の耐久度があります。

 信頼性の面では、我々が販売する中古品PCでは、出荷する8割以上の製品でストレージなどを新品パーツに交換しています。価格重視の超格安パソコン等では、パーツの交換が難しい場合もありますので、そういった場合にはHDDを国際規格に準拠した消去方式で完全にデータ消去した上で、OSをインストールして出荷しています。

――OSを入れ替えて販売するのは、プライバシーや安全性を配慮しという面もあるのでしょうか。

[王氏]企業リースされたPCは、ほぼ例外なく、リース会社でHDDなどのデータが完全消去された状態で入荷します。我々は、リース元の企業様が特定されるような貼り紙やシール等も徹底的に除去してPCを出荷しています。

 それは、リース会社の要請を受けてやっていることではなく、お客様に我々のPCとの出会いを大切にしているからです。誰かに使い古されたPCではなく、お客様のためにPCを作っていると考えてます。また、そうすることで、パソコンをより長く使ってもらえると思っています。

――このほか、購入したユーザーが安心して使えるために取り組んでいることなどはありますか?

[王氏]我々は、Microsoft社のMicrosoft Authorized Refurbisher(MAR)プログラムを導入するとともに、Office 2019(PIPC版)の販売資格を有しております。そのため、出荷するPCにインストールされるOSやOfficeは全て正規品となります。もちろんOSは、最新のWindows 10ですので、安心して使っていただけると思います。

オリジナルブランドのPCパーツは実はコストダウンにつながるエントリーユーザーにゲーミングPCや快適なPCを安価に届ける取り組み


オーエープラザでは、ブランディングの強化や需要を増やす意味からメモリーやSSDなどのオリジナルブランド「PASOUL」のパーツを開発し、製品に採用している。
こちらは「PASOUL」のメモリの仕様表。DDR3メモリからDDR4メモリまで容量や規格に合わせ多数のラインナップがある。

――オーエープラザの中古品PCでは、オリジナルブランドの新品パーツを使っているものが多くあります。新品のパーツを使うとあまり安価にできない印象があるのですが、なぜ安価なのでしょうか?

[王氏]自社パーツを導入した背景には2つの狙いがありました。1つは、パーツを独自ブランド化することによってブランディングの強化ができるというものです。もう1つは、パソコンからパーツへ、またパーツからパソコンへの相互の行き来を増やすという狙いもありました。それによって需要を増やしたいと考えたわけです。

 我々の独自ブランドのSSDは、中古品PCに求められる性能と価格のバランスをとることによって、中古パソコンにとって最適なストレージに仕上げています。メモリについても同様で、我々が求めているのは高額で高性能なパーツではなく、可能な限り価格を抑え、より多くのお客様へ我々の中古パソコンをお届するということです。

 我々が扱う独自パーツは、扱っている中古品PCに合わせたスペックのものですから、最新の高性能な製品よりも安価ですし、中間マージンも抑えられることで、PCをお客様に安く提供できるというわけです。


中古ゲーミングPCは3万円台からと安価に購入でき、学生に人気という。
独自ブランドパーツを使った新品のオリジナルゲーミングPCも販売。中古品PCより価格は高くなるものの、こちらも比較的低価格で人気があるという。

――御社はゲーミングPCも扱っています。GeForce GT 1030搭載で39,800円、GeForce GTX 1050搭載でも5万円少しという価格はかなり凄いと思いますが、反響はいかがでしょうか。

[王氏]我々のゲーミングPCシリーズは高い人気を誇っています。中でもGeForce GTX 1050 Tiを搭載したゲーミングPCは特に評価が高いですし、満足度も高くなっています。

 近年、様々な場所で取り上げられて話題となっている「eスポーツ」の人気タイトル「リーグオブレジェンド(LoL)」や「ロケットリーグ」などは、学生にもとても人気がありますが、予算的に最新のゲーミングPCを買うのが難しい学生の方や、これからeスポーツに触れたいという初心者の方からも、この金額ではじめられると高い評価を得ています。また、映像編集などのクリエイト作業や、CAD、設計などで使われる方も多いです。

――スリムタワーにビデオカードを搭載するというのは珍しいと思うのですが、特殊な中古品なのでしょうか。

[王氏]企業向けPCは、省スペースの観点から圧倒的にスリムデスクトップPCが多くなっています。ただ、そういったスリムデスクトップPCでもPCI Express x16などの拡張スロットを備えていて、拡張カードを増設できるものがあります。そういった中、DOS/V POWER REPORT誌でLow Profileのビデオカードを使ってビジネスPCをゲーミングPC化するという記事を拝見して、そこからヒントを得て実現しました。

ストレージをSSD + HDDの構成にカスタマイズした中古品PC「二刀流」モデルなども販売している。

――ビデオカードやストレージ、メモリなどの基本的なカスタム以外にも何か特徴のある製品はありますか。

[王氏]デュアルストレージを搭載した「二刀流パソコン」があります。また現在は、弊社オリジナルパーツを搭載した新品パソコンの販売も開始しています。新品パソコンでも低価格と高性能の両立を実現しています。

――二刀流のように、中古品PCショップが個性を出す取り組みを行うのは珍しいと思うのですが、その意図を教えてください。

[王氏]私たちはeコマース(通販)を中心に事業を展開しています。通販において大事なことは、注目されるための話題づくりです。そのため、我々はPCのネーミングにすごくこだわっておます。デュアルストレージ搭載のPCは今までもありましたが、そこを「二刀流」と表現することでお客様の記憶に残りやすいネーミングにしているわけです。
 ちなみに商品名の「二刀流」の文字は、書道5段のスタッフが書いた直筆の文字です。

――今後予定されている取り組みがあれば教えてください。

[王氏]2019年7月31日~8月3日まで開催される、【楽天OPTIMISM】への出店が決まっています。当日会場でしか買えない、Windows10&新品SSD搭載の東芝製ノートPCを衝撃の税込み9,999円で販売しますので、ぜひ会場へ遊びに来てください。また特典として、PCを購入して「この記事(AKIBA PC Hotline!)を見た」と言ってくださった方には、16GBのUSBメモリをプレゼントします。

取材をしていて、スタッフのチームワークの良さも印象的だった。こうした人と人との繋がりを大事にする面が製品にも表れているのかもしれない。
自社ブランドPASOULのロゴマークが入ったTシャツがオーエープラザのユニホーム。

――最後に、読者のみなさんへコメントをお願いします。

[王氏]パソコンを買いたいすべてのお客様のため、よりリーズナブルに、より安心に、より永くパソコンを使っていただけるように、引き続き企業努力を続けて行きたいと思っています。

 環境保護という言葉を聞いて、自分には関係ないと思っている方も多いと思います。しかし、新品のPCは製造時に87kgのCO2を排出しますがが、中古品PCは15.2kgしか排出しません。つまり、中古品PCを使うことが、簡単に誰でもできる環境保護になるのです。

 環境保護という観点からも、ぜひ中古品PCに注目していただければと思います。また、パソコンでお困りことがありましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。

Rakuten Optimism 2019にリアル店舗を出店

 7月31日(水)~8月3日(土)にパシフィコ横浜で開催されるRakuten Optimism 2019に、オーエープラザがリアル店舗を出店する予定となっている。

 出展するのは同イベントのショッピングエリア(入場無料)で、会場限定となる9,999円のSSD搭載の東芝製ノートPC(中古品)などをはじめ多数の特価品を販売するほか、当日会場でPCを購入し、「この記事を読んだ」とスタッフに伝えると16GBのUSBメモリをプレゼントするサービスも行うという。

 割安な中古再生品PCを探しているユーザーはぜひ足を運んでもらいたい。

[製作協力:オーエープラザ]