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「MHW:アイスボーン」に最適で安価なFRONTIERのBTO PC「GAシリーズ」、税抜き15.5万円でかなりイイ!
最高画質のさらに上でも60fps以上、Core i7-9700 + GeForce RTX 2060 SUPERは強力 text by 坂本はじめ
2020年1月30日 06:01
2020年1月10日、PC版モンスターハンター:ワールドにも、待望の超大型拡張コンテンツ「モンスターハンターワールド:アイスボーン」の提供が開始され、PC版ならではのハイクオリティなグラフィックで狩猟生活を楽しみたいハンターの注目を集めている。
今回は、品質とリーズナブルな価格設定に定評のあるBTOブランド「FRONTIER(フロンティア)」のモデルの中から、Core i7-9700とGeForce RTX 2060 SUPERを搭載しながらも税抜き154,800円という価格を実現した「GAシリーズ」を使用し、この価格帯のPCでも「モンスターハンターワールド:アイスボーン」が十分に楽しめるのかを検証してみたい。
また、パフォーマンスだけでなく、FRONTIER謹製ゲーミングPCとはどのようなものなのかもチェックしてみよう。
質実剛健の硬派なゲーミングBTO PC「GAシリーズ」「光らない」シンプルなスチール製ケースを採用
今回、FRONTIERより借用したゲーミングBTO PCは、同社の「GAシリーズ」に属する製品で、Intelの8コアCPU「Core i7-9700」と、NVIDIAのミドルハイGPU「GeForce RTX 2060 SUPER」を組み合わせたモデル「FRGAH370/B/NTK」だ。価格は税別154,800円。
FRONTIERのGAシリーズは、PCケースにIn Winの「EA035」を採用したミドルタワー型のゲーミングPC。本体サイズは約200×423×490mm(幅×高さ×奥行)。近年流行りのLEDイルミネーションやガラスパネルといった装飾を排して、純粋にコストパフォーマンスを追求した硬派なゲーミングPCだ。
ガラスパネル越しに内部パーツのLEDイルミネーションを楽しめるという最近流行りのゲーミングPCは、それはそれで所有欲を満たしてくれる良いものではあるのだが、それらにゲームの描画品質やフレームレートを高める効果はない。
そうしたゲームに直接関係ないものにお金を掛けたくないというストイックなゲーマーにとって、FRONTIERのGAシリーズはベストマッチなゲーミングBTO PCのひとつだ。華美な装飾こそないものの、スチール製のフレームには相応の強度があり、各所へのメッシュパネルの採用により通気性にも優れている。
また、ガラスやアクリルパネルが非搭載であっても、FRONTIERによる組み立てに手抜きはない。ケーブルは無駄なくまとめられ、整然とした内装に仕上げられている。
普段見えない部分まだしっかりと組み立てるテクニックこそ、FRONTIER製BTO PCの高品質を支えるものだ。BTO PCブランドとしての豊富な経験に基づくパーツ選定と、この優れた組み立て技術によって完成したPCには、長時間の高負荷動作となるゲーミングシーンでも信頼して使える安心感がある。
実は“アイスボーン”には「Core i7-9700 + GeForce RTX 2060 SUPER」の構成がベスト!高解像度テクスチャパックを適用するならVRAM 8GBのカードを
それでは、FRGAH370/B/NTKで「モンスターハンターワールド:アイスボーン」を動かしてみた結果を紹介しよう。
モンスターハンターワールド:アイスボーンでは、新たにDirectX 12がサポートされ、これを利用することでゲームのパフォーマンス向上が期待できるとされている。FRGAH370/B/NTKが搭載するGeForce RTX 2060 SUPERは、DirectX 12で優れたパフォーマンスを発揮する傾向のあるGPUアーキテクチャ「Turing」を採用しているので、今回はDirectX 12を利用した。
せっかくならグラフィック品質「最高」のさらに上で遊びたい、「High Resolution Texture Pack」を適用
PC版のモンスターハンターワールド:アイスボーンでは、テクスチャを高解像度化する無料DLC「High Resolution Texture Pack」が利用できる。今回はグラフィック品質「最高」をベースに、テクスチャ品質をHigh Resolution Texture Packに設定して同DLCを利用する。
これらのグラフィック設定により、フルHD(1,920×1,080ドット)の画面解像度での使用グラフィックスメモリは6.61GBに達する。特にHigh Resolution Texture Pack導入による影響が大きく、同DLCを利用しない場合の4.78GBから2GB近くメモリ使用量が増加している。
これを利用できるのはGeForce RTX 2060 SUPERが8GBのグラフィックスメモリ(VRAM)を備えているからだ。これより下位のGPUは6GB以下のグラフィックスメモリしか備えていないため、今回の設定ではメモリ不足により安定したフレームレートを期待できない。
フルHDの最上位画質でも60~80fpsでプレイ可能、パフォーマンスに大満足
フルHD解像度での最高画質設定とも言えるこの設定で実際にゲームをプレイしてみたところ、フレームレートは70~80fps程度で推移しており、大型モンスターとの戦闘中でエフェクトが多くかかるシーンでも安定して60fpsを超えるフレームレートを実現していた。
ある程度プレイして負荷などを確認してみたが、フレームレートがしっかり60fpsを超えていることが確認できた。FRGAH370/B/NTKは、モンスターハンターワールド:アイスボーンを存分に楽しめる実力を備えたPCであると言えよう。税抜き15万円台のPCとしての満足感は高い。
余力を活かして更なる高解像度も実現可能、4K解像度での30fps動作を狙うのもアリ
モンスターハンターワールド:アイスボーンのフルHD解像度&最高画質設定で60fpsを余裕で超えられるFRGAH370/B/NTKは、より画面解像度を上げて高精細なグラフィックでのプレイを実現できる性能を備えている。
例えば、フルHD解像度と同じくHigh Resolution Texture Packを有効にした最高画質設定のまま、画面解像度をWQHD(2,560×1,440ドット)に引き上げると、使用グラフィックスメモリは7.19GBまで増加して警告メッセージが表示されるが、利用可能なメモリ容量である7.84GBの範囲内に収まり、50fps前後のフレームレートで動作する。
また、4K解像度(3,840×2,160ドット)の場合、使用メモリが8.85GBに達するためHigh Resolution Texture Packを有効にはできないが、グラフィック品質を「高」に引き下げることで、30fpsをやや上回るフレームレートが達成できる。30fpsでの動作を想定されているモンスターハンターワールド:アイスボーンなら、高精細さを重視してこちらの設定を選択するのも大いにアリだろう。
PC版ならではの描画品質で楽しめるGeForce RTX 2060 SUPER搭載PCゲーミングPCにコスパを求めるゲーマー注目のBTO PC「FRONTIER GAシリーズ」
今回、FRONTIERより借用したゲーミングBTO PC「FRGAH370/B/NTK」は、High Resolution Texture Packを適用した最高画質設定のモンスターハンターワールド:アイスボーンで、60fpsを余裕で上回るパフォーマンスを発揮してみせた。
PC版でこそ実現できる高画質と滑らかな描画であり、家庭用ゲーム機ではなくPCで「モンスターハンターワールド:アイスボーン」をプレイする意義が実感できる。ゲーミングPCの新調を考えているユーザーにぜひおすすめしたい一台だ。
FRONTIERでは、今回紹介したGAシリーズ以外にも、ガラスパネルとLEDイルミネーションを備えるGHシリーズや、ハイエンドユーザー向けのフルタワーゲーミングPCのGBシリーズなど、ユーザーのニーズに応じて様々なゲーミングPCを用意している。コストパフォーマンスに優れたゲーミングPCを探しているなら、FRONTIERのラインナップをチェックしてみると良いだろう。
[制作協力:FRONTIER]