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今、PCゲームをプレイするならRTX 3070搭載のG-GEARが最適解だ!!2020冬のゲーミングPCのツボ、押さえてます
~4年前のマシンと注目の6タイトルで性能比較してみた~ by 芹澤 正芳
2020年12月16日 00:00
2020年末はPCゲーミングが大豊作。「サイバーパンク2077」、「ウォッチドッグス レギオン」、「アサシン クリード ヴァルハラ」と大作が続々登場。「VALORANT」、「Apex Legends」、「フォートナイト」などeスポーツ系タイトルの人気も相変わらずだ。そんな折、革新的な新GPUが登場し、まさにゲーミングPCの買い時が到来している。
では、どのようなゲーミングPCがよいのだろうか。GPUは、従来モデルの倍近い性能を叩き出すGeForce RTX 30シリーズの中でもコスパに優れるRTX 3070が現在の狙い目。CPUは、ゲームで高fpsを絞り出せるIntel製の第10世代Coreプロセッサがおいしい。今回はこれらのGPU、CPUを搭載した“この冬の最適解”と言えるG-GEARの最新モデル「G-GEAR GA7J-F203/T」で、その性能を旧世代のPCとの比較も踏まえてチェックした。
CPU | Intel Core i7-10700F(8C16T) |
メモリ | 16GB(DDR4-2666) |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce RTX 3070(GDDR6 8GB) |
ストレージ | 500GB SSD[M.2(PCIExpress x4)、NVMe] |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
前面インターフェース | USB 3.0×2、ヘッドホン×1、マイク×1 |
背面インターフェース | USB 3.2 Gen 2×1、USB 3.2 Gen 2(Type-C)×1、USB 3.2 Gen 1×2、USB2.0×4、DisplayPort×3、HDMI×1、オーディオ入出力×2 |
LAN | 1000BASE-T |
OS | Windows 10 Home 64bit |
サイズ(W×D×H) | 190×475×435mm |
重量 | 約12kg |
RTX 3070は、従来モデルからリアルな光の処理を生み出す「レイトレーシング」(レイトレ)への性能向上もポイントだ。レイトレはフォートナイトやマインクラフト(Windows 10版)が対応を果たし、ウォッチドッグス レギオン、サイバーパンク2077など最新AAAタイトルにも採用例が増えている。レイトレはPS5、Xbox Series Xと次世代ゲーム機にも導入されており、これからゲームするなら押さえておきたい。
人気の対戦ゲームも話題のAAAタイトルも快適にプレイできる高い性能
それでは本機のパフォーマンスを見てみよう。まずは定番のPCMark 10と3DMarkのスコアから見ていこう。比較用の旧世代PC(2017年初頭の高性能ゲーミングマシン)のスペックは以下のとおりだ。
CPU | Intel Core i7-7700K(4C8T) |
マザーボード | ASUS PRIME Z270-K(Intel Z270) |
メモリ | Micron Crucial Ballistix RGB BL2K8G36C16U4BL (PC4-28800 DDR4 SDRAM 8GB×2、※PC4-19200で動作) |
ビデオカード | GeForce GTX 1070 G1 Gaming 8G (NVIDIA GeForce GTX 1070) |
SSD | Micron Crucial MX500 CT1000MX500SSD1/JP (Serial ATA 3.0、1TB) |
電源 | SUPER FLOWER LEADEX V Gold 1000W (80PLUS Gold、1000W) |
OS | Windows 10 Pro 64bit版 |
PCMark 10を見ると当然ではあるが、旧世代からすべてのスコアが向上。とくに写真や動画編集、レンダリング性能を見るDigital Content Creationでは大幅にスコアが伸びた。旧世代に比べて、ゲーム性能だけではなく、クリエイティブ系の処理にも強くなっているのが分かる。
3DMarkのスコアも旧世代に比べて大きく伸びているが、とくにDirectX 12ベースのTime Spyは2倍以上のスコアを出した。新しいビデオカードのほうが、新しいDirectXへの最適化が進んでいるのが見て取れる結果だ。レイトレーシング性能を見るPort Royalは、旧世代のGTX 1070だと、とりあえず動くというだけなので参考値として見ておこう。
ここからは実ゲームでのフレームレートを見よう。VALORANTは射撃場の一定コースを移動した際のフレームレートをCapFrameXで測定した。軽めのゲームだけあって4Kでも平均449.7fpsと十分過ぎるフレームレート。これなら、360Hzなど超高リフレッシュレート液晶と組み合わせてもその性能を十分体感できる。
フォートナイトはソロプレイのリプレイデータを再生した際のフレームレートをCapFrameXで測定。WQHDまでは平均100fpsを超える高フレームレートを維持。4Kでも平均60fps超えと快適にプレイできるのはさすがアッパーミドルのRTX 3070。12月1日に発表されたGeForce RTX 3060 TiもコスパのよいGPUとして注目されているが、RTX 3060 Tiではフォートナイトを4K解像度で60fpsを出すのは難しい。
Apex Legendsはフレームレート制限を解除し、トレーニングモードの一定コースを移動した際のフレームレートをCapFrameXで測定した。このゲームも4Kで平均100fpsを超えており、どの解像度でも快適にプレイが可能。フルHDなら、超高リフレッシュレート液晶も活かせる。
重量級ゲームも見てみよう。ウォッチドッグス レギオンはゲーム内のベンチマーク機能を利用した。さすがに重たいゲームなので4Kでは平均40fpsだが、WQHDまでなら平均60fps以上。アサシン クリード ヴァルハラもゲーム内のベンチマーク機能を利用した。こちらも同じ傾向で、WQHDまでなら平均60fps以上だ。
モンスターハンターワールド:アイスボーンは集会エリアを作成し、一定のコースを移動した際のフレームレートをCapFrameXで計測している。こちらも同様の傾向。重量級ゲームもWQHDまでなら最高画質でも快適に遊べるパワーがあると言ってよいだろう。
レイトレーシングの性能はどうだろうか。ウォッチドッグス レギオンのレイトレーシング設定ごとに同じくゲーム内のベンチマーク機能を実行してみた。RTX 3070は、前世代のRTX 20シリーズに比べてレイトレーシング用のRT Coreの性能が強化されているだけあり、レイトレーシングの設定を最大にしてもWQHD解像度で平均60fps以上を維持している。負荷軽減機能と言えるDLSSを有効にする、という条件は必要なものの、レイトレーシングを楽しみやすくなったのは素直に歓迎したいところだ。
GTX 1070世代PCから乗り換えるなら今がそのタイミング!高速液晶もオススメ
VALORANTやフォートナイトなら4Kでも最高画質でプレイ可能。とくにVALORANTなら4Kでも240Hzや360Hzといった超高リフレッシュレート液晶も活かせる。さらに、重量級のウォッチドッグス レギオンやアサシン クリード ヴァルハラ、モンハンなども最高画質でもWQHDまでなら快適なプレイの目安になる平均60fpsをクリアした。現在のゲーミング液晶は、WQHD解像度の高リフレッシュレート仕様がトレンドなので、G-GEAR GA7J-F203/Tは、そんなトレンドに合致したゲーミングPCだ。旧世代のPCと比べても2倍以上の性能を見せるシーンが多く、性能・タイミングともに買い換えにピッタリと言ってよいだろう。
[制作協力:TSUKUMO]