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60%キーボードで有線/高速無線対応かつスイッチ交換までできる「CORSAIR K70 PRO MINI WIRELESS」

機能全部入りのCORSAIR製超小型ゲーミングキーボードの集大成 text by 白倉甲一

「K70 PRO MINI WIRELESS」(CH-9189014-JP)

 CORSAIR製「K70 PRO MINI WIRELESS」はショートサイズのゲーミングキーボード。小さな筐体にCORSAIRの様々な機能を盛り込んだモデルで、有線/ワイヤレス両対応、キースイッチも交換可能で、60%キーボードで取り回しも良く持ち運びにも最適だ。

 今回は実際に「K70 PRO MINI WIRELESS」をゲームで使用してみて、高機能モデルのの性能をどれだけ体感できるか早速見ていこう。

小型の60%キーボードにCORSAIRの技術を全部詰め込んだ高性能モデル持ち運びもしやすい多才なショートサイズゲーミングキーボード

 「K70 PRO MINI WIRELESS」はテンキーレスキーボードよりも更に小型なショートサイズのゲーミングキーボード。本体サイズは 293mm x 109mm x 40mm、本体重量は640g。小型で軽量、持ち運びに最適となっている。

 今回紹介するモデルは日本語配列でスイッチにリニアストロークタイプの「CHERRY MX SPEED RGB SILVER」を採用。1億回打鍵の高耐久性を持ち、荷重45g、アクチュエーションポイントは1.2mm、高速入力可能でゲーム用途などに最適なキースイッチだ。

極力余分なスペースを作らない分デザインはシンプルだが、角が面取り加工してあるなど高級感のある仕上がり。キーキャップは日本語配列かな刻印なし。
スイッチに「CHERRY MX SPEED RGB SILVER」を採用、高速入力が重要なゲーム用途に最適だ。

 ショートサイズキーボードの中でもシンプルながらもCORSAIRらしいデザインと様々なゲーム用途の機能が詰め込まれている。ワイヤレス接続にも対応しており取り回しも快適なモデルだ。

 接続方式は有線接続の他、BluetoothまたはCORSAIR独自技術「SLIP STREAM」に対応した専用レシーバー、2通りの方法でワイヤレス接続可能。また、バッテリー持続時間はライティングONで最大32時間、ライティングOFFで200時間と長時間利用も問題ない稼働時間となっている。

背面、滑り止めもバランス良く配置され、小さな筐体でも打鍵時のズレなどがないように工夫されている。
背面のチルトスタンドは起こして角度を付けることも可能。
横から見た状態。標準状態でも一般的なメカニカルキーボードと比べるとある程度角度がついている。
チルトスタンドを起こした状態。好みに合わせ使い分けできる。

 ゲーミングキーボードとしての性能として、フルNキーロールオーバーと100%のアンチゴーストに加え、CORSAIR独自の「CORSAIR AXON(アクシオン)」技術により有線接続時に最大8,000Hzもの超高速ポーリングレートで正確なキー入力や多彩なライティング制御を実現している。

「CORSAIR AXON」によりポーリングレートは有線時最大8,000Hz、無線時は最大2,000Hzまで引き上げられる。
Fnキーとの組み合わせでハードウェア上からも様々なキーボード機能にアクセス可能。
キースイッチ引き抜き工具、ケーブル、交換用キーキャップと引き抜き工具が付属。
付属のキーキャップでゲーミングデバイスらしい見た目にする事もできる。
ケーブルはキーボードの左端上部に接続。
レシーバーは本体上部に収納可能。

 CORSAIR用の統合ユーティリティiCUEを使う事でライティングを始めとして様々な設定を行う事ができる。持ち運びなどの際には、8MBのオンボードメモリを搭載しているので出先の接続PCにドライバなどがインストールされていなくとも、マクロやキーカスタマイズなどを本体内へ保存しておく事が可能。キーボード上のFnキーとの組み合わせで直接ライティング制御などを行う事もできる。

側面をぐるっと囲う形のLEDライティングLIGHTEDGEがデザインにアクセントを加えている。
CORSAIR製品の統合ツール「iCUE」から、キーの割り当てやライティング設定などを自由に設定可能。
バックライトはインジケーターを兼ねており、FnキーとEnterキーを同時押しする事でバッテリー状況を確認できる。
Bluetoothのペアリングや切り替えも、同じようにバックライトをインジケーターとして表示されるので状態がわかりやすい。

60%キーボードは机を広く使える!持ち運びも快適なショートサイズ

 フルサイズからテンキーを廃する事で省スペース化したテンキーレスキーボード。それを更に越えてァンクションキーや矢印キーなどを圧縮し、メカニカルスイッチを搭載しつつもフルサイズキーボードの約60%の筐体サイズを実現した物がショートサイズキーボードだ。

上はテンキーレスキーボードの「K70 RGB TKL」、下は今回紹介している「K70 PRO MINI WIRELESS」。ファンクションキーを省略する分横幅だけではなく縦幅がかなりスッキリするので、机の上でもカバンの中でも収まりがよくスペースを有効活用しやすい。
横から見た状態。「K70 PRO MINI WIRELESS」はバッテリーやホットスワップ機能の分やや背が高い印象。実際に打鍵した感じでは、本体の厚みの差はさほど気にならなかった。

 また持ち運びを想定してケーブルは着脱式になっている。ケーブルが本体から直接伸びているタイプのキーボードの場合、収納時にカバンの中で根元へ余計な力が加わり断線の元になってしまうので細かいながらも嬉しい配慮だ。

キースイッチのホットスワップに対応、別売のカスタムパーツも発売予定

 キースイッチのホットスワップに対応となっており、3ピンタイプのMX互換キースイッチを用意すれば好きなスイッチと差し換える事ができる。一部だけ差し換えて荷重に変化を付けたり、全て自分のこだわりのスイッチにしてしまう事もできる。

付属の専用工具でスイッチパーツの横部分のツメを、押し込む形で挟み込めば容易に外れる。
上部側面のパーツは、ヘラなどが必要になるがはめ込み式で着脱できるようになっている。
キースイッチの交換手順、簡単に交換することができる。
各種カスタムパーツの販売も予定されている。

 キースイッチ外にも、上部側面パーツやキーキャップなどのカスタムパーツの販売が予定されており、自分の好みで外見をカスタマイズすることが可能になる見込みだ。

用途に合わせてワイヤレス接続も自由自在、Bluetooth/専用レシーバーの高速通信どちらもイケる

 無線接続は、専用ワイヤレスレシーバーを使った「SLIP STREAM」と、Bluetooth接続に対応しており、好みの接続方法を選択できる。「SLIP STREAM」接続時のポーリングレートは最大2,000Hzで、1ミリ秒未満の低遅延と最大60フィートの広範囲接続が可能とされている。

 ワイヤレス時の動作は内蔵バッテリーでライティングON時でも最大32時間の稼働、ライティングを切ってしまえば最大200時間と長時間の使用でも問題なく利用できる。

無線方式はポーリングレート2,000Hzの高速通信が可能な「SLIP STREAM」と、様々な機器と接続可能なBluetoothの両方が利用可能。
「SLIP STREAM」に対応した専用レシーバー。安定した通信が可能でゲームは勿論ワイヤレスでがっつり文字を打ちたいという需要にも最適だ。
ワイヤレス接続時は、ライティングONでも最大32時間、ライティングOFFなら最大200時間使用可能。
サブPCなどと接続した際に便利なマウスエミュレーション、カーソル操作やマウスボタンをFnキーと特定のキーで操作できる。

 また、面白き機能としては、ハードウェアショートカットキーでキーボードでのマウス操作ができるので、慣れるとサブPCへ「K70 PRO MINI WIRELESS」をBluetooth接続して、キーボードだけでほとんどのPC操作を行うなどという芸当も可能かもしれない。

 Bluetoothペアリングも最大3台まで接続・切り替え可能なので複数台PCを同時に運用している場合などに大変便利だ。

ショートサイズキーボードはFPSゲームと相性良好!机を広く使えるのでローセンシプレイヤーにもおすすめ

 「K70 PRO MINI WIRELESS」を実際に使ってみた場合の感触を確かめていこう。

 専用レシーバーを使い、「SLIP STREAM」接続でワイヤレスの状態でもシビアな操作ができるのか、高速入力が重要になるFPSゲームをプレイしてみた。

「エーペックスレジェンズ」3人1組のチームで戦うバトルロイヤル型のFPS。多彩なスキルを持つキャラクターを操りスピーディな試合展開が楽しめる。
操作の面ではワイヤレスだから不利になるといった部分は感じなかった。性能的には有線接続のゲーミングキーボードと遜色なく使用できるだろう。

 結論から言うとワイヤレスであることで遅延や入力ミスなどは一切無く、終始安定して使用する事ができた。

 今回初めて触るキーボードという事で慣れがない状態でゲームを始めたが、開始してすぐに馴染むこともできた。ゲームは初動武器も心許ない状態でのスタートとなったが、こうした状況でも上手く立ち回って敵部隊を退けることができたので、操作性の面で手堅いモデルといった印象だ。

 また、テスト時の環境は、近くでサブPC用などに複数の無線接続のゲーミングデバイスを使用している状況だったが、混線なども発生せず、終始安定して使用する事ができた。無線のゲーミングデバイスは混線が問題になることがあるが、「SLIP STREAM」接続はこの点優秀な印象だ。

「VALORANT」キャラクター毎に固有能力のあるカジュアルな面と、シビアな操作や戦略が重要になる硬派な面を併せ持つFPS。
余計な足音を立てないように移動するにはShiftキーを押しながら行動する形になるが、長押しが途切れたり、shiftキーを離した際に反応が遅れるというような事はもちろんなく、終始安定して動作した。

 ショートサイズキーボードは省スペースな分、マウスを良好なポジションに置きつつ広い範囲を確保可能。マウスを動かせる範囲を広く取れる分、ローセンシプレイヤーなどにもうってつけだ。

 ファンクションキーを多用するようなゲームでは、キー数が少ないショートサイズキーボードは都度Fnキーとの同時押しが必要になるため適さない面もあるが、ほとんどファンクションキーを利用しないFPSゲームなどでは、使用しないキーがそもそも無いので誤爆しづらく、省スペース性が最大限活かせるので相性が良いと言えるだろう。

ゲーミングキーボードとしては勿論、ワイヤレスの60%キーボードとしても秀逸なモデル銀軸+カスタムも可能なCORSAIR K70 PRO MINI WIRELESS

 ショートサイズのメカニカルキーボードはデスク回りをスッキリさせたり、持ち運びしたいがキースイッチや機能面も妥協したくないといったニーズにぴったりのキーボードだ。

 「K70 PRO MINI WIRELESS」は安定したワイヤレス通信でゲーム用途にも全く問題なく使え、CORSAIRの長年培ったキーボード技術がスマートに詰め込まれたショートサイズゲーミングキーボードの集大成といえる仕様になっている。銀軸に高速通信の無線、60%サイズにキースイッチや外装のカスタムなど、様々な要素が上手くまとめられている。

 ゲーム用とでは勿論、普段使いでも性能の良いワイヤレスのショートサイズキーボードを探している人にも是非検討してもらいたいモデルだ。

[制作協力:CORSAIR]