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見た目“USBメモリ”なのに1GB/s超えで速い!ポータブルSSD「Transcend ESD310C」を試してみた

 今回紹介するのは、USBメモリのような外観が特徴のポータブルSSD、Transcend「ESD310C」。

 購入したのは容量512GBの「TS512GESD310C」で、価格は7,980円。

まるで“USBメモリ”だけどSSDなポータブルストレージ

 ESD310Cは、USBメモリのような外観のスティック型ポータブルSSD。容量は256GB/512GB/1TBの3種が用意されている。

 サイズは71.3×20×7.8mm、重量も11gと、スティック型のUSBメモリと比較しても遜色ない大きさだが、3D NANDフラッシュとSSDコントローラーを搭載し、最大10GbpsのUSB 3.2 Gen2接続に対応する。

 USBメモリサイズのスティック型ポータブルSSD製品はいくつか販売されているが、10Gbps対応SSDのものは数少ない。中でもESD310Cは最小クラスの製品だ。

パッケージ
5年保証が付属する

 両端にはUSB Type-AとType-Cのコネクタを備えており、いずれもUSB 3.2 Gen2に対応。保護キャップも付属している。スティック型ポータブルSSDではスライド式コネクタを採用したモデルが多く、その点でもキャップ式の本製品は特色がある。

 キャップ式かスライド式コネクタかについてはいずれも賛否あるが、キャップ式の場合は可動部分がなく物理故障のリスクが低いのが利点だ。

保護キャップが付属。ストラップホールやキャップ同士の連結機構がないため紛失には注意したい
キャップには上下があるデザインで、左は反対向きに取り付けた例

 さて、公称値の最大転送速度はリード1,050MB/s、ライト950MB/sとなっているが、実測値はどうだろうか?

 CrystalDiskMarkを使って計測した結果、シーケンシャルリード約1,093MB/s、同ライト約966MB/sとなった。公称値を上回る速度で、ランダム(4K/Q32T1)の転送速度もリード約120MB/s、ライト約274MB/sと十分な速度だ。

 なお今回は取り外しポリシーには書き込みキャッシュを使用しない「クイック取り外し」を設定し、リムーバブルディスクとしての性能を計測している。

 SSDであるため、CrystalDiskInfoでS.M.A.R.T.情報を読み取れるのもUSBメモリにない利点だ。

 NANDフラッシュの書き込み寿命はUSBメモリであれSSDであれ不可避の問題だが、総書き込み量やエラー/代替処理発生数、推定寿命が確認できるのはS.M.A.R.T.情報を確認できるSSDならではの優位性と言える。

CrystalDiskInfo 8.17.14上の表示。接続プロトコルはUASPで、S.M.A.R.T.情報の読み取りやTRIMコマンドの実行などもサポートされている

 PCMark10のData Drive Benchmarkでは、スコア1,081を記録。ベンチマーク中の筐体温度は、室温28℃環境で最大40℃前後となっていたが、SSDコントローラーの温度を参照していると思われるCrystalDiskInfo上の温度表示は60℃を記録した。

 筐体温度はそれほど高くないが、高負荷が続く環境では内部がそれなりの温度となっているため、長時間データ転送を続ける場合には放熱に配慮したい。

PCMark10 Data Drive Benchmarkの結果
筐体温度

 USBメモリと同等のサイズながら、圧倒的な速度を実現している本製品。大容量のファイルの持ち運びや、OSのUSBブートなど、USBメモリでは性能が不安な用途へオススメできる製品だ。