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簡単に見た目が変えられる!着せ替え対応のGeForce RTX 4070、スパイダーマン×ZOTACの特別モデル

魅せるPC向けに好適なコンセプトのユニークな1枚 text by 坂本はじめ

 ZOTACより、映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の公開を記念した、特別仕様のビデオカードが登場。国内ではGeForce RTX 4070とGeForce RTX 4060 Ti搭載モデルが発売中だ。

 特別モデルには、ビデオカードの外観を着せ替えられるユニークなドレスアップパーツが付属しており、ZOTACオリジナルデザインとスパイダーマンデザインの両方を楽しめる。今回はGeForce RTX 4070搭載モデル「ZOTAC GAMING GEFORCE RTX 4070 AMP AIRO SPIDER-MAN: Across the Spider-Verse Bundle」で、そのユニークな特徴をチェックしていこう。

スパイダーマン新作映画公開記念のドレスアップパーツやグッズが付属限定仕様のGeForce RTX 4070ビデオカード

 今回紹介する「ZOTAC GAMING GEFORCE RTX 4070 AMP AIRO SPIDER-MAN: Across the Spider-Verse Bundle」は、NVIDIA最新のミドルハイGPU「GeForce RTX 4070」を搭載したビデオカード。

 冒頭でも紹介した通り、スパイダーマンの新作映画公開を記念した特別モデルであり、スパイダーマンのキャラクターやロゴなどをあしらったドレスアップパーツや、トートバッグなどが同梱されている。

 ビデオカード本体はZOTAC純正のオリジナルデザインを採用しているが、マグネット固定式の追加バックプレートや、ファンの軸部分に貼り付けるステッカーを用いることで、スパイダーマン仕様のビジュアルに着せ替えられるのが本製品の特徴だ。

ビデオカード本体。ZOTAC純正のオリジナルデザインを採用している。
製品パッケージ。映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」公開記念の特別デザインを採用している。
スパイダーマン仕様のバックプレート。標準のバックプレートの上にマグネットで固定できる。
ファンの軸に貼り付けるステッカー。ZOTAC純正デザイン(1セット)とスパイダーマンデザイン(3セット)が用意されている。
ケースなどに貼り付けられるスパイダーマンデザインのステッカー。
スパイダーマンデザインのトートバッグ。
ZOTAC GAMINGのマスコット「ZTORM」のミニフィギュア。スパイダーマンデザインの特別モデルで全3種のうち1つがランダムで封入されている。
PCIe 8ピン to 12VHPWR変換アダプタとサポートステイも付属。これは通常モデルにも付属しているものだ。

スパイダーマン特別モデルは3連ファンモデルと2連ファンモデルを用意日本ではGeForce RTX 4070とGeForce RTX 4060 Tiモデルが発売中

 ZOTACは、スパイダーマン仕様のビデオカードを複数ラインナップしているが、このうち国内で発売されているのは、GeForce RTX 4070搭載モデルの「ZOTAC GAMING GEFORCE RTX 4070 AMP AIRO SPIDER-MAN: Across the Spider-Verse Bundle」と、GeForce RTX 4060 Ti搭載モデル「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4060 Ti 8GB Twin Edge OC SPIDER-MAN: Across the Spider-Verse Bundle」の2種類。

 今回主に紹介するのはGeForce RTX 4070搭載モデルの方だが、ここで両製品のスペックを紹介しておこう。

 なお、先日開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2023では3連ファンクーラー搭載モデルと、2連ファンクーラー搭載モデルが展示されていたので、ここでその実機も紹介しよう。

 今回レビューしていない2連ファンクーラーモデルは、青を基調としたバックプレートが付属している。実際にPCに組み込む際は、3連ファン/2連ファンともにカラフルなPCと相性が良い印象だが、カード以外のパーツを抑えめにして、バックプレートのデザインと付属のステッカーをアクセントとして魅せるPCを構築するのも良いだろう。

2タイプの見た目を好きに選べる特別モデル通常時とドレスアップパーツ使用時の見た目を比べてみた

 ここからは、ZOTAC GAMING GEFORCE RTX 4070 AMP AIRO SPIDER-MAN: Across the Spider-Verse BundleのZOTAC純正デザインと、ドレスアップパーツを使用したさいのビジュアルの違いを写真で比較する。

 スパイダーマンファンにとって魅力的なデザインであることはもちろんだが、ドレスアップパーツで手軽にビデオカードのビジュアルを変更できるというのは面白い。

 特に、ビジュアル的にも変化が大きいバックプレートをマグネットで簡単に着脱できるのは魅力的であり、ガラスパネル採用PCケースでビジュアルに凝ったPCを組みたいユーザーにとっては、このような形でドレスアップできるビデオカードが増えることを期待したいところだ。

WQHD/最高画質でゲームを楽しめるハイパフォーマンスなGeForce RTX 4070DLSS 3のフレーム生成でMarvel's Spider-Man: Miles Moralesも超高画質で快適プレイ

 最後に、ビデオカードとしてのZOTAC GAMING GEFORCE RTX 4070 AMP AIRO SPIDER-MAN: Across the Spider-Verse Bundleが実現するゲーミング性能を、実際のゲームでチェックしてみよう。

 今回テストしたゲームは、「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」、「サイバーパンク2077」、「エーペックスレジェンズ」の3タイトル。解像度はWQHD(1440p)でテストしている。

Marvel's Spider-Man: Miles Morales

 2022年11月にSteam版が発売された「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」では、グラフィックプリセットを最高の「非常に高い」に設定しつつ、レイトレーシング設定を全て「非常に高い」、DLSSベースのアンチエイリアシングを適用する「DLAA」とフレーム生成を有効にして、WQHD(1440p)でゲームをプレイしてみた。

 PC版ならではの超高画質設定でプレイしてみたが、フレーム生成の効果もあってほとんどのシーンで100fpsを超える高フレームレート動作を実現できた。Steam版Marvel's Spider-Man: Miles Moralesをプレイしたいスパイダーマンファンにとって、魅力的な機能と性能を備えたビデオカードであると言えるだろう。

Marvel's Spider-Man: Miles Morales。
フルHDを超えるWQHD(1440p)解像度で、グラフィック品質やリアルタイムレイトレーシングを有効にした超高画質設定だが、フレーム生成の効果もあって100fpsを超える高いフレームレートでの動作を実現できた。

サイバーパンク2077

 サイバーパンク2077では、パストレーシングを有効にする最高品質プリセット「レイトレーシング:オーバードライブ」で、DLSSによるフレーム生成を有効化。WQHD(1440p)解像度でプレイしてみた。

 ゲームプレイ中のフレームレートは70~90fpsの間で推移しており、ほとんどのシーンで60fpsを超える高いフレームレートを実現できていた。ゲーム内ベンチマークモードの平均フレームレートは75.93fpsであり、パストレーシングを有効化してもDLSS 3に対応したGeForce RTX 4070であれば十分にプレイ可能であると言える。

サイバーパンク2077。
WQHD(1440p)解像度かつパストレーシング有効時の平均フレームレートは70~90fps程度で推移していた。ベンチマークモードでも平均75.93fpsを記録しており、ここでもフレーム生成を含むDLSS 3の効果が発揮されている。

エーペックスレジェンズ

 エーペックスレジェンズでは、グラフィック設定を可能な限り高く設定して、WQHD(1440p)解像度でフレームレートを計測してみた。なお、計測時のフレームレート上限は300fps。

 プレイ中のフレームレートは画面に描画しているオブジェクトなどによって大きく変化するものの、概ね180fps以上で動作していた。このことから、現在主流になりつつあるWQHD/165Hz対応のゲーミングモニターの表示性能をしっかり引き出してプレイできそうだ。

エーペックスレジェンズ。
WQHD(1440p)解像度で描画品質を可能な限り高くした状態でも180fps以上で動作していた。イマドキのゲーミングモニターで流行しているWQHD/165Hzというスペックをフル活用できるだけのパフォーマンスが得られている。

ドレスアップ機能や付属のグッズに注目のスパイダーマンモデルビデオカードとしての実力も上々

 今回は、国内で発売されている2種類のスパイダーマンモデルのうち、GeForce RTX 4070を搭載するZOTAC GAMING GEFORCE RTX 4070 AMP AIRO SPIDER-MAN: Across the Spider-Verse Bundleをテストしてみたが、ユニークなドレスアップ機能をはじめとするスパイダーマンデザインのグッズの数々は、スパイダーマンファンにとって魅力的な要素だ。

 WQHD(1440p)解像度でのゲーミング向けに設計されたGeForce RTX 4070を搭載しているだけあって、そのゲームでのパフォーマンスは本物で、高フレームレート動作が求められるFPSゲームはもちろん、DLSS 3に対応しているタイトルであれば、描画負荷の高さで知られる大作ゲームであっても快適なフレームレートでプレイすることができる。

 本格的にゲームをプレイできるビデオカードを求めていて、スパイダーマンにも興味があるというユーザーは、限定数の販売が終わる前に購入を検討してみてはいかがだろうか。

[制作協力:ZOTAC]