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Intel N100をオンボード搭載したMini-ITXマザー ASRock「N100DC-ITX」【PC PARTS SCRAMBLE マザーボード編】
DOS/V POWER REPORT 2023年秋号の記事を丸ごと掲載!
2024年3月14日 10:05
“Alder Lake-N”ことIntel N100をオンボード搭載したMini-ITXマザー
こんなユーザーにオススメ
・まずまずの性能の小型サブマシンが欲しい
・常時起動させるので省電力だとうれしい
・ある程度の拡張性を確保したい
PCに求めるものは多種多様になってきており、ブラウジングなどの軽い処理で比較的快適に動作し消費電力を抑えたPCが欲しい人もいるだろう。ASRock N100DC-ITXはそんな用途にうってつけなMini-ITXマザーボードだ。オンボード搭載するCPUのIntel N100は、四つのEコアを内蔵、最新のIntel 7プロセスを採用しTDP 6Wと省電力性に優れたもの。ヒートシンクのみでのファンレス動作も実現している。ATX電源ではなく19VのACアダプタ(別売)から給電することで動作するのも特徴で、通常のMini-ITXマザーボードで組むよりもコンパクトなPCを組み立てることができる。
Mini-ITXマザーということで、ミニPCなどと比べて拡張性は豊富。映像出力としてHDMI 2.1とDsub 15ピン、さらにUSB 5Gbpsを4ポート、そして今ではめずらしいシリアルポートを搭載しており業務用途で必要なユーザーにも最適だ。
CPUは省電力性と性能がトレードオフの 関係にあるが、本機種の性能はどの程度か、ベンチマークを計測した。比較対象にはRyzen 5 5625U(6コア12スレッド)を搭載したミニPCを用意した。
日常的に利用するアプリの使用感を比較できるPCMark 10では、やはりコア数の多いミニPCが有利な場面が多い。それでも、一般的なオフィス作業や簡単なメディアコンテンツ制作PC向けのEssentialsやProductivityでは推奨のスコアに達している。いくつかの軽量ゲームでもテストしてみたが、快適にプレイできるとはほど遠い結果に。ただ、消費電力はアイドル時こそミニPCより少し高いが高負荷時はおよそ半分で、省電力性は際だっている。動画の視聴やWebブラウジングするためのサブPCや、低TDPを活かした常時稼働のファイルサーバーを検討しているユーザーに最適な1枚だ。
※DP=DisplayPort、PCI-E=PCI Express、SATA=Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-Aまたはピンヘッダ
メモリ | ADATA AD4U3200716G22-D(PC4-25600 DDR4 SDRAM 16GB×2 ※1本のみ使用) |
SSD | Western Digital WD_Black SN770 NVMe WDS100T3X0E[M.2(PCI Express 4.0 x4)、1TB] |
ACアダプタ | Acbel ADA090C19C(90W) |
OS | Windows 11 Pro |
VALORANT | プラクティスモードの屋外射撃場にて1分間同一の行動した際のフレームレートをCapFrameXで計測 |
原神 | 街中の決まったコースを1分間移動した際のフレームレートをCapFrameXで計測 |
アイドル時 | OS起動10分後の値 |
高負荷時 | 3DMark Fire Strike実行時の最大値 |
電力計 | Electronic Educational Devices Watts Up? PRO |
[TEXT:Windlass]
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