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スリム&スタイリッシュ、しかもCore i7搭載でパワフル!MSI「Modern 15 F13Mシリーズ」

実用的で使いやすい基本仕様とどこにでもなじむシックモダンデザイン text by 内田 泰仁

 PCパーツ、モニター、ゲーミングデバイス、そしてノートPCまで幅広く展開するMSIは、PCを熟知した総合PCメーカー。同社のModernシリーズはビジネスでもプライベートでもPCを利用したい人にオススメな、スタイリッシュなスタンダードノートPCだ。携帯性を損なわないスリムボディと十分なパフォーマンスを備えたバランスのよさが特徴で、オフィス、自宅・自室、外出先と、さまざまなシーンで活躍する。

 今回紹介する「Modern 15 F13M」シリーズは、Modernシリーズの最新ラインナップのひとつ。Intelの第13世代Coreプロセッサーを搭載する、パワフルで使い勝手と持ち運びやすさも兼ね備えたオールラウンダー的なノートPCだ。

MSI Modern 15 F13Mシリーズ

10コア12スレッドのパワフルなCPUを搭載するビジネスノート

 Modern 15 F13Mシリーズ「Modern-15-F13MG-5013JP」は、PCの頭脳であるCPUに、13世代Coreの上位モデル、Intel Core i7-1355Uを搭載。高性能コアを2基、高効率コアを8基の計10コアを搭載し、合計12のスレッドを並行処理できるハイスペック仕様。内蔵GPUも安価なモデルより上位のIris Xeグラフィックスを搭載する。処理能力はもちろん電力効率も優秀なもので、ビジネス/ホームユース向けのスタンダードノートPCとしては高レベルと言える。

持ち運びやすいスリムボディながら搭載するCPUも十分以上にパワフル、という構成がModernシリーズの特徴

 また、メインメモリ容量は標準で32GB(16GB×2)、ストレージはM.2 NVMe SSDで容量は512GBと、Webやネット配信のコンテンツを楽しむ、会社や自宅、出先で書類作成などの仕事をするといった比較的軽めの用途はもちろん、撮影した写真やムービーの整理や軽い編集、これらの素材を作った文書やプレゼン資料の作成などにもストレス少なく対応できるだろう。なお、メモリスロットに空きはないが、MSI公認サポート店であれば、最大64GBまで換装・拡張することも可能だ。

 AI活用も現世代の最新PCの特徴。Modern 15 F13Mシリーズでは、Microsoftによるチャット形式のAIコンパニオン「Copilot」に対応するほか、MSI独自の「MSI AI Engine」に対応。ユーザーの使い方に合わせたシステムやパフォーマンスの自動最適化などの機能を備える。

 液晶パネルはノングレア処理の15.6型、1,920×1,080ドット/60Hz表示。本体サイズはA4用紙よりも若干大きめの幅358.9×奥行き235.9mmだが、薄さはわずかに19.9mm、重量は1.7kgと、部屋間を移動する、バッグなどに入れて持ち運ぶ、などには苦労しないサイズ感。アメリカ国防省が定める調達機材の品質基準であるMIL規格のうち「MIL-STD 810H」準拠の各種テストを実施し、高い耐久性と信頼性という点から本機の携帯性の高さを裏から支える。

液晶モニターはフルHD(1,920×1,080ドット)表示で15.6型
本体は19.9mmと薄型で重さ1.7kgと持ち運びやすいサイズ。スリムボディとプラチナグレイの外装というシンプルでスタイリッシュなデザインも相まって、使う場所を選ばないイメージに仕上げられている

 バッテリー駆動時間は、ノートPCの標準的な評価基準であるJEITA 3.0に計測において、動画再生時は最大5時間、アイドル時は最大11時間。半日程度であれば、ACアダプターなしでも外出できそうだ。製品には専用ACアダプターが付属するが、USB PDによる充電にも対応する※。

※すべてのUSB PD対応デバイスの動作を保証するものではありません。負荷状態によりバッテリーへ充電が行われない場合があります。65W未満のUSB PDで本体に給電する場合、パフォーマンスに制限がかかります。また、システムの状態により必要な出力が異なります(システム稼働中/スリープ中の充電=65W、休止状態/電源オフ時の充電=15W)

 外部デバイスと接続するインターフェースとしては、USB 3.2 Gen 2対応のType-Cポート(映像出力/USB PD対応)を1基、USB 3.2 Gen 1対応のType-Aポートを3基、HDMI、192KHz/24bit Hi-Res対応オーディオコンボジャック、microSDXC対応のカードリーダーを搭載。ノートPCとしては十分な拡張性を備える。

液晶モニターは180度開く。対面ミーティングなどで相手に画面を直接見せたい場合などには、画面表示の回転機能と組み合わせて使うと便利
専用のACアダプターが付属するほか、USB PDによる給電にも対応。65W以上のものを使えば使用中/スリープ中でも充電可能
本体左右側面にはACアダプターやUSB、HDMI、オーディオ端子、microSDカードリーダーが並ぶ。ノートPCとしては十分な拡張性を持つ

 キーボードは日本語仕様のテンキー付き。シングルカラーのLEDバックライトを内蔵し、キーストロークは浅めの1.7mm。長時間のタイピングでも疲れにくい軽めの打鍵感だ。タッチパッドは操作性に優れた大型のものを採用する。

キーボードはテンキー付き。シングルカラーLEDバックライトを搭載

 このほか、1Gbpsの有線LANとWi-Fi 6E対応の高速な無線LAN、マイク内蔵の92万画素Webカメラ(プライバシーシャッター付き)、オフィスアプリとしてMicrosoft 365 Basic + Office Home & Business 2024が付属するなど、仕事に使うために必要なものを網羅。オフィスワークに即投入できる構成だ。

液晶パネル上部のカメラには物理的なシャッターを搭載。スライドで簡単に閉じられる

 OSはWindows 11 Homeがプリインストールで価格は16万円前後。コスト重視でスペックを抑えた低価格ビジネス向けノートはよく見かけるが、基本性能が高いオールラウンダーでかつ“ゲーミングではない”ノートPCはそう多くない。ビジネスでもホビーでも使いたい、機動力に優れたノートPCを探しているなら、パワフルな本機はその有力候補と言える。

 なお、Modern 15 F13Mシリーズにはこのほか、CPUがCore i3-1315U、メモリが16GBとコストを抑えたモデル「Modern-15-F13MG-5419JP」がアプライド限定で発売されている。価格は9万円弱とグッとお求めやすい設定となっている。