取材中に見つけた○○なもの

SSDの値上がり止まらず、新型コロナウィルスの影響でショップは品不足を不安視

今後はその他のPCパーツにも波及?

テクノハウス東映で撮影(2月6日時点の価格)

 年明けから値上がりが本格化しているSSDですが、2月に入ってからもその動きは止まらず。さらにショップからは、今後の在庫状況を不安視する声が多く上がっています。

 昨年12月(ボーナス商戦時)の2.5インチSSD平均価格(以下、税込表記)は、1TBクラスが9,806円、500GBクラスが5,059円でしたが、1月末時点では1TBクラスが11,255円、500クラスが5,540円と10%以上の値上がり。

2月4日の価格
1月18日の価格
12月28日の価格
12月21日の価格

 個別の製品で見てみると、東映無線が扱っているSUNEASTのSE800 2TBは19,980円(12/21)→21,800円(12/28)→22,800円(1/18)→23,500円(2/4)→23,980円(2/6)に、1TBは9,550円(12/21)→9,980円(12/28)→11,980円(1/18・2/4)→13,980円(2/6)に、512GBは5,580円(12/28)→6,980円(1/18)→7,480円(2/4・2/6)にそれぞれ値上がりしています。また、他社のモデルも同様に値上がりが続いています。

ツクモeX.パソコン館で撮影(2月6日時点の価格)
12月28日の価格

 SSDに関しては昨年末頃から、一部メーカーの期間限定セール終了や部材の供給不足で値上がりするという話が出ていたのですが、その後、中国で発生した新型コロナウイルスの流行により、商品の入荷状況が悪化。さらに今後の入荷の見通しも不透明ということで、品不足の懸念から値上がりが続いているようです。

 ちなみにPCパーツの在庫状況に関しては、SSDのほかにマザーボードやビデオカード、PCケースに関しても品薄になるのでは?という話が出ています。複数のショップがメーカーや国内代理店から聞いたという話によると、「プリント基板の供給不足」「中国工場の稼働停止」などがその理由のようですが、真偽は不明。2月6日(木)時点で在庫状況や価格に大きな動きは無く、SSDのような状況になるとは考えにくいのですが、PCパーツの購入を検討している方は気に留めておいたほうがいいかもしれません。