取材中に見つけた○○なもの

学習型アルコールチェッカー「TISPY」がイベントでチラ見せ

クラウドファンディングで人気のガジェット

 “酒と酒のつまみオンリー同人即売会”と銘打ったイベント「酒っと6軒目」が秋葉原 Cafe&Bar SIXTEENで9日(土)に開催された。入場時に年齢確認が求められる未成年入場禁止のイベントで、ビールや日本酒などのアルコール類やおつまみ各種が販売されていたほか、参加サークルによってはグッズ購入者に対して自慢の酒やつまみを振る舞っており、時間の経過とともに満員の室内のカオスな雰囲気は増すばかり。

 そんな中、出展サークル「空と月」のブースで見つけたのが、学習型アルコール検知ガジェット「TISPY」のモックなどの開発中の機器。TISPYと言えば、クラウドファンディング「Makuake」で製品化プロジェクトが発表されるや、その日のうちに目標金額を達成、5日後には目標の3倍を超える500万円もの投資を集めた注目のアイテムだが、なぜこのイベントに……。

 種明かしをすれば、TISPYの原型は、Airioと呼ばれるFlashAir向けの拡張ボードを使った「酔ったー」という名の電子工作キットで、その製作者こそがこのサークルというわけ。(酔ったーについては、こちらを参照のこと)。今回のイベントでは酔ったーをクラウドファンディングを通じて製品化するまでの経緯が書かれたフリーペーパーも配られていた。クラウドファンディングは6月末まで実施されるということなので、秋葉原生まれのガジェットに興味があるという方はチェックしてもらいたい。

モバイルバッテリで動作していたTISPYのプロトタイプ。
FlashAirで飛ばしたデータはスマホのアプリで確認できる。
振る舞い酒各種。みんなでおいしくいただきました。
12日(火)現在、TISPYが集めた金額は780万円を超えている。
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(DOS/V POWER REPORT編集部)