Apollo KX133チップセット搭載Athlon対応マザー「EP-7KXA」が登場
PC133メモリやVC-SDRAM、AGP 4xに対応、第1弾はEPoXから
【EP-7KXA全体】 | 【パッケージ】 |
【South:VT82C686A】 | 【North:VT8371】 |
【マニュアル】 | 【大型CPUクーラーもOK?】 |
【品切れ】 | 【価格は2万円強】 |
ただし、初回ロットの入荷量が少なかったこともあり、調査した限りでは5日(土)時点でどのショップも売り切れていた。中には入荷直後の製品2枚を巡って4人がじゃんけんで購入権を争うという珍事が発生した例もあり、初回ロットの争奪戦は激しいものだったようだ。
なお、PCiN秋葉原によると、SOLTEKのApollo KX133チップセット搭載Athlonマザーボードも週明けに入荷する予定という。
●メモリのサポートを強化
VIAが開発したApollo KX133は、AMD純正のAMD-750に続く2つめのAthlon用チップセット。サポートするCPUが違うという点以外は、Apollo Pro133Aとほぼ同等の機能を持つ。Athlon用チップセットとしては初めてPC133メモリやVC-SDRAM、AGP 4xなどをサポートしており、特にメモリのサポートが強化された部分はAthlonのパフォーマンスをより高める要素として注目されている。
そもそも従来のAMD-750を使用した環境では、AthlonがFSB 200MHzで動作しているにもかかわらず、メモリは100MHz動作のPC100しかサポートされていないというアンバランスな状態だった。Apollo KX133では133MHz駆動のPC133メモリとVC-SDRAMがサポートされ、メモリのバンド幅が確実に向上、これがAthlonのパフォーマンスをより引き出すことになると期待されているわけだ。
また、AMD-750では6層基板の製品が多かったが、Apollo KX133では4層基板の製品が容易に製造できるというメリットがあり、製品の低価格化や新規メーカーの参入なども期待できる。
●第1弾製品はEPoXから
Apollo KX133チップセット搭載マザーボードの第1弾として登場したのはEPoXの「EP-7KXA」。EPoXは一般に製品化の早いメーカーというイメージはないが、ことApollo KX133搭載マザーボードに関しては、早くからイベントなどに開発中のサンプル品を参考出品するなど動きが早く、パワーユーザー達から注目を集めていた。
「EP-K7VA」はATXフォームファクタのマザーボードで、スロットはAGP×1、AMR×1、PCI×4、ISA/PCI×1、ISA×1、DIMM×3という構成。設定はVcoreの電圧設定、FSBなどが可変になっている。部品配置のレイアウトでは電源コネクタの位置に工夫が見られ、Slot AからDIMMスロットまでの間に大きなスペースが空いている。この点は大型のCPUクーラーを使うことの多いパワーユーザー層には高く評価されそうだ。
●じゃんけんによる争奪戦も
早いショップでは4日(金)の夕方には入荷したものの、いずれも入荷量が少なく、ほとんどはすぐに売れきれてしまったそうだ。予約を事前にとっていたショップでは店頭に並べる数も微々たるもので、店頭販売分が2枚しかなかったというショップもある。また、5日(土)に2枚だけ入荷したというあるショップでは、4人の購入希望者を対象にじゃんけんで購入権を決めるという珍事も発生した。
一部では2月下旬にも再入荷するという情報もあるものの、台湾がすでに旧正月の休みに入っていることなどを考えると、早い時期の再入荷は困難と見られる。「EP-K7VA」の初回ロットを入手できなかったという人は、PCiN秋葉原に週明け入荷予定というSOLTEKのApollo KX133搭載マザーボードを待つか、次のロットを待つしかなさそうだ。
□Apollo KX133(VIA)
http://www.via.com.tw/products/prodkx133.htm
□EP-7KXA(EPoX)
http://www.epox.com/products/mboard/ep-7kxa.htm
□マスタードシード
http://www.mustardseed.co.jp/
[撮影協力:コムサテライト1号店とツクモパソコン本店IIとソフマップ1号店 Chicago Windows専門館]
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