【 2000年2月26日号 】

メモリ価格急落、128MB SDRAMが一気に9,000円割れ
ショップ間の競争も激化、条件付きの製品では8,000円割れも

最安値は8,950円条件付きでは7,980円
【最安値は8,950円】【条件付きでは7,980円】
爆安!8,999円激安8,999円
【爆安!8,999円】【激安8,999円】
春の大特価ついに壱万円(税込)をきった
【春の大特価】【ついに壱万円をきった】

 メモリの値下がりが急加速し、PC100 128MB SDRAM(CL=2)の価格は一気に1万円どころか9,000円割れに突入した。さらに“相性問題あり”の条件付き製品では8,000円をも割り込み、暫定記録ながらこれまでの史上最安値を更新した(詳細は「メモリ最安値情報」を参照のこと)。

条件付き製品では8,000円割れも

 確認できた範囲での128MB SDRAMの最安値は、オービットがつけた8,950円。同店はこのところメモリの価格でアキバ最安値をつけることが多く、新たなプライスリーダーして要チェックのショップ。そして次点はあきばお~3号店(ブロックD1-[e5])の8,999円。同店は店先に「128Mメモリー 爆安! 8,999円」と書いた貼り紙を出し、さらに店内には「PC100 128MB あきばの相場ぶちこわす!」と書いた張り紙を出すなど、その力の入れ方は尋常ではない。特に客引きのために赤字で売っているというわけでもなく、数量も限定せずに通常在庫品として販売しているそうだ。なお、あきばお~3号店(ブロックD1-[e5])の25日(金)時点での価格は9,999円であったことから、同店だけを見てもたった1日で1,000円も下落した計算になる。

 “440BXチップセット搭載マザーボード以外では相性問題あり”という訳ありの128MB SDRAMであれば、さらに価格は安く、ツクモパソコン本店IIでは7,980円で販売していた(限定50本)。条件付きの製品のため暫定記録にはなるが、これはPC100 128MB SDRAMのアキバ史上最安値になる。これまでの史上最安値は1999年7月に記録した8,250円だった。

 また、27日(日)にオープン予定の「パソコンハウス東映」(ブロックC1-[d5])でも、オープン記念特価として、やはり128MB SDRAMを9,000円割れの価格で販売する予定があるとのこと。これら各ショップでの激しい値動きを考えると、27日(日)にはさらに価格下落が進行していることは想像に難くない。

通常品での8,000円割れも近い?

 多くのショップによると、1万円を割ってから128MB SDRAMの売れ行きが急伸しており、この値下がりがWindows 2000という新OSの登場とも相まって確実に需要を喚起しているようだ。今後の展開については、流通筋から通常品で8,000円割れもありそうという説も出ており、しばらく下げ基調が続くのは確か。PC133 SDRAMなども大きく値下がりしており、メモリの値動きはしばらく目が離せそうにない。

 世界の半導体マーケットとリアルタイムに連動するアキバでのメモリ価格はまさに“時価”。はたして今度はどこまで下がるだろうか。

[撮影協力:オービットツクモパソコン本店IIあきばお~3号店]


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