Apollo KX133搭載のAthlon対応マザー「K7V」「AK72」登場
ASUSとAOpenのメジャーブランドからKX133マザーが発売に
【K7Vパッケージ】 | 【K7V】 |
【K7Vの裏面】 | 【K7V売り切れ】 |
【AK72パッケージ】 | 【AK72】 |
どちらもブランドの強さもあってAthlon用の定番マザーボードとなる可能性が高く、人気は上々。ただし、流通量が極めて少なく、アキバでも極端な品薄状態になっている。
●Athlon 1GHzサポートのK7V
K7VはAthlon 1GHzのサポートをうたったASUSの最新鋭Athlon対応マザーボード。拡張スロットはPCIが5本で、ISAはない。AGP Proにも対応したUniversal AGPコネクターを持ち、AMRスロットは1つ、DIMMスロットは3つ用意されている。また、実物を見ると、マザーボードの裏面が全面GNDになっているという珍しい特徴もある。
ASUSブランドの安定感に加え、このマザーボードにはパワーユーザー向けの機能も豊富に盛り込まれている点がハイエンド指向のAthlonユーザーには魅力。ショップ側の告知などではFSBの設定範囲は90MHz~115MHzまでとなっているものの、購入した複数の人達のレポートによれば実際にはさらに上の155MHzまで設定が可能、また、CPUのコア電圧も1.3V~2.05V、I/O電圧は3.30V~3.56Vまで設定できる。これらの設定はジャンパーはもちろん、BIOSからでも変更が可能だ。
このK7Vはモデルによってサウンド機能の仕様が異なり、現在はApollo KX133内蔵のサウンド機能を利用したモデルのみが販売されている。VORTEX2サウンドチップを搭載したモデルもラインナップされているものの、こちらはまだ出回っていない。流通量は極めて少量で、各ショップとも数枚程度の入荷しかなく、平日の間に売切れてしまったというショップが多かった。調査した限り、3月30日(木)の段階では複数のショップで在庫が確認できたものの、4月1日(土)にはほとんどが売り切れで、在庫が確認できたのはツクモパソコン本店IIのみだった。初物のApollo KX133搭載マザーボードはいつも品薄だが、この「K7V」も例外ではない。今後の流通量の改善に期待したいところだ。
緑色のリテールパッケージが目印で、実売価格は20,500円~21,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、とにかく実物を見たいという人は、現在ZOA秋葉原本店が店内で展示しているのでチェックしてみるといい。
●AOpen初のAthlon対応マザーボード「AK72」
AK72はAOpen初のAthlon対応マザーボード。拡張スロットはPCIが最大5本で、そのうち1本はISAと兼用になっている。AGPとAMRが1本、DIMMスロットが3本あるのはK7Vと同じだ。
AOpenも国内では人気のあるメジャーブランドであり、この「AK72」の注目度は以前から高かった。こちらもパワーユーザー向けの仕様になっており、発表当時の資料によるとCPUのコア電圧は1.3Vから3.5Vまで32通り、FSBは最大147MHzまで設定が可能。サウンドはApollo KX133チップセット内蔵の機能を利用している。
アキバでは1日(土)の夕方にStormのみに入荷し、価格は22,800円。ただし、これは並行輸入品が極少量入荷したものとのことで、すぐに売れ切れるのは必至。同店で来週再入荷する予定があるというほか、複数のショップによると、やはり来週には国内代理店経由のものが入荷してくる予定というから、同店で今回入手できなかったという場合はこれらが狙い目になる。なお、同店ではサンプル品を展示しているので、とにかく今のうちに最低でも実物をチェックしておきたいという人は足を運んでみるといい。
●Apollo KX133搭載マザーが勢いに乗るか?
まだ流通量が少ないとはいえ、メジャーブランドから相次いでApollo KX133搭載マザーボードが投入されたことで、今後Apollo KX133搭載マザーボードが勢いに乗る可能性もありそうだ。とにかく今は製品種類の増加と流通量の改善が待ち望まれる。
□K7V(ASUS)
http://www.asus.com.tw/products/Motherboard/slota/k7v/
□AK72(AOpen)
http://www.aopen.com.tw/products/mb/ak72.htm
[撮影協力:PCiN秋葉原とTWO-TOP秋葉原1号店とコムサテライト2号店とStorm]
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