今度の総アルミPCケースは500W電源付でフルタワー
「MT-PRO 3000」は4モデルあり、色がホワイトとブラックで2種類、さらに電源内蔵か電源なしかで2種類に分かれる。搭載される電源はなんと500Wという大容量のもので、これもわざわざ新規に開発したというから驚かされる。使われているアルミ素材は強度を確保するため、これまでの同社製品よりもかなり肉厚になっており、明らかに格が違うことを感じさせる。フロントパネルのデザインもこれまでの製品と比較するとスタイリッシュで存在感がある。
ただし、使い勝手の点では若干の注意点もある。カバーを90度以上開こうとしてしまうと、場合によってはヒンジ部のプラスチック部品が破損してしまいかねない構造のため、頻繁にドライブベイにアクセスするようなユーザーは慎重な操作が必要になる。実際、一部のショップではカバーを初めから取り外した状態で展示したり、「構造上、扉の部分が壊れやすくなっています。無理に引っ張らないでください。」という注意書き付けて展示しているところもある。内部の構造は定評ある同社のこと、特に注意するところなさそうだが、このあたりは実際に店頭などで確認しておきたいところだ。
価格はブラックの電源付きが82,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、電源なしが72,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、ホワイトの電源付きが79,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、電源なしが69,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。また、さらに冷却ファンやHDD増設トレイなどがセットになったオプションキットもあり、こちらは13,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)になっている。
ショップの話によると、ブラックの電源付きモデルとオプションキットをセットで注文し、総額10万円を支払っていく人もいるそうだ。やはり、ほかにはない特徴をもつユニークな製品は、価格が高くても売れるらしい。
□MT-PRO3000(ソルダム)
http://www.soldam.co.jp/products/m3000/3000.html
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとツクモ10号店とOVERTOP]
[↑前の記事]: | AdaptecからIDE用のRAIDカード「AAA-UDMA」登場 |
[↓次の記事]: | GeForce2 GTS搭載ビデオカードとVoodoo5 5500の予約始まる |