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メルコから、ASUS製マザーボードに特別チューンされたというVC-SDRAM「VC-S128M」が発売された。このVC-SDRAMは、バーチャルチャネル1チャネルあたりのキャッシュサイズを通常の1KBから2KBに増やし、16チャネル分で計32KBのキャッシュを持つ特別仕様品で、従来品より“数%”のパフォーマンスアップを実現しているというのがウリ。動作保証されているマザーボードがASUS製のP3V-4X、CUV4X、CUV4X-M、K7Vに限られ、最新Socket A対応マザーボードのA7Vでは動作しないというのが弱いところだが、メモリ速度を重視している人にとっては魅力的な製品に違いない。実売価格は18,800円~19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □VC-S128M(http://www.melcoinc.co.jp/product/ram/vc.html) |
聞き慣れない「放射温度計」なるものがT-ZONE PC PRO SHOPで販売されている。CUSTOMというブランドの製品で、型番はCT-2000。これは、物体が温度に応じて放射する赤外線の放射エネルギーを測定し、温度を割り出すという特殊な温度計で、測定対象物に接触させることなく温度が計れるという優れもの。L字型ボディの先端から出ているレーザー光線を照準に対象物を指定すれば、手前の液晶に温度が自動的に表示されるという構造になっている。これさえあれば、稼動中のPCであっても、どこが熱くなっているのか、PCの不安定要素である熱源を簡単に突き止められ、また気になるパーツの温度を手軽にモニタすることができる。PCの高速性と安定性を追求するための強力な武器になりそうだ。価格は7,200円(詳細は「その他のお買い得情報」参照のこと」。 |
とうとうサーバー用ケースにも総アルミの製品が出現した。CoolerMasterからサーバー用総アルミ製PCケース「ATC-310」が発売され、高速電脳が89,800円で販売中だ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ATXフルサイズのマザーボードが収納可能なケースで、5インチベイが計10、3.5インチベイを計6つ持っている。搭載している電源は400W。幅広で背の低い銀色ボディは、一見すると金庫か業務用の小型冷蔵庫に見えなくもない。これまで一般的なデスクトップPC用として、総アルミ製PCケースはいくつも発売されてきたが、本格的なサーバー用製品として出てきたのはこれが初めて。総アルミ製PCケースも、もはや完全に1つの製品ジャンルとして確立したと言えそうだ。 □ATC-301(http://www.coolermaster.com/products/atc/atc310.html) |
ASUSのA7Vに続くマニアック仕様のSocket A対応マザーボードがABITから発売された。Apollo KT133チップセットを搭載した製品で、標準モデルの「KT7」とIDE RAID機能付きの「KT7-RAID(KT7-100)」の2製品がある。ABIT製らしく設定項目が豊富な点が特徴で、CPUの内部倍率(5倍~12.5倍)やFSB(100~183MHz,1MHz単位)、コア電圧(1.1~1.85V,0.025V単位)、I/O電圧(3.2V~3.9V,0.1V単位)などがBIOS画面から設定できる。珍しくNorthBridgeに冷却クーラーが搭載されているのも特徴のひとつ。Slot 1用マザーボードの「BH6」で大ブームを巻き起こしたように、ABITがまたSocket A用マザーボードで同じことを起こすかも知れない。実売価格は「KT7」が17,800円~19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「KT7-RAID」が19,800円~22,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□KT7(http://www.vertexlink.co.jp/product/platform/abit/kt7/main.html) □KT7-RAID(http://www.vertexlink.co.jp/product/platform/abit/kt7-raid/main.html) |
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