プリンタ内蔵マウスなど変り種マウスが続々と登場

　どういうわけか今週はマウスが“豊作”だ。プリンタ内蔵マウスやら、振動するマウス、さらに目が光る蛙形マウス、スキャン速度を高めた光学マウス…などなど。その幾つかを、ここで紹介しておこう。なお、ここで紹介している製品は基本的にUSB対応で、製品によってはPS/2変換プラグが同梱されている。

　まず最初は、プリンタを内蔵した変り種、CASIOの「KP-C50」。シール式ラベルを印刷する小型プリンタを内蔵した製品で、マウス裏側にプリンタユニットとロール状のラベルを収納するボックスがあり、マウス左側面には印刷済みのラベルを送り出すスリットが用意されている。同梱されている専用アプリケーションとデバイスドライバを利用すれば、いつでも好きな文字列をラベルに打ち出すことができ、その印刷結果は常に手元のマウスから取り出せるというわけだ。ちょっとしたメモを打ち出すもよし、書類の整理やPCを管理する目的の名前入りラベルを出すといった実用目的で使うもよし。マウス自体はホイール付きのタイプなので、マウスとしての機能はほかと比べて見劣りはしない。ただし、マウス本体のサイズがかなり大きい点と、ラベルの印刷中はマウスとして動作しなくなる点は注意が必要。価格は6,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　次に紹介するのは“震える”マウス。Logicoolが発売した「iFeel MouseMan（OM-74UF）」と「iFeel Mouse（OM-44UF）」は、マウス内部に振動モーターを内蔵し、マウスポインタがWebブラウザ内のリンクや、デスクトップ上のアイコン、アプリケーションウィンドウ上のボタンなどを通過すると、振動モーターを動作させてマウス本体を振動させるという変わった機能を持つ。PCのマン・マシン・インターフェイスはこれまで、視覚と聴覚を利用したものだったが、これで触覚も付け加えられたことになる。どこまで実用として多くの人に受け入れられるのかはまだ未知数だが、とりあえずちょっと変わったマウスを使ってみたいという人にはいいかも知れない。価格は4ボタンの「iFeel MouseMan（OM-74UF）」が8,700円～9,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）、コンパクトデザインの「iFeel Mouse（OM-44UF）」が5,970円～6,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　このほか、Microsoftからスキャン速度を従来の1,500回から2,00回に高めた光学式マウスの最新版として「IntelliMouse Explorer」が7,980円～9,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）、「IntelliMouse Optical」が5,970円～6,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）、「Wheel Mouse Optical」が4,080円～4,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）で発売されている。また、目に相当するボタン部分が緑色に光るように改良された、オウルテックの蛙形マウス「OWL-MFHW-G」も1,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）で、SONYからはVAIOカラーのメモリースティック用リーダー／ライターと一体化した光学式マウス「MSAC-US5」が9,799円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）で発売になっている。

　人とは違ったマウスを選びたいのなら、新作で溢れる今週が絶好のチャンスだ。

□EZ-USBシリーズ（カシオ計算機）
http://www.casio.co.jp/productnews/ez_usb.html
□iFeelシリーズ（ロジクール）
http://www.logicool.co.jp/cf/products/productoverview.html/feel1.html
http://www.logicool.co.jp/cf/products/productoverview.html/feel2.html
□Microsoft Mouse（マイクロソフト）
http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/
□OWL-MFHW-G（オウルテック）
http://www.owltech.co.jp/2000/products/FMOUSE.html

（マウス）

[撮影協力:アイ・ツー東京店 Mobile専科とPS/PLAZA WAKAMATSUとツクモParts王国]