[撮影協力:フェイス]

[撮影協力:高速電脳]

　COMDEX/Fall 2000会場で配布されていた製品資料によると、チップセットはMCH(Memory Controller Hub)の「Intel 82850」とICH2（I/O Controller Hub）などを組み合わせた「Intel 850」。
　2チャネルのDirect RAMBUSチャネルを備えたDirect RDRAM対応製品で搭載RIMMスロットは合計4つ。メモリ容量は128MB～2GBで、PC600またはPC800のRIMMに対応している。
　AGPスロットとして「1.5V駆動専用」スロットを採用しているという特徴があり、1.5Vでの動作が不可能なAGP 1X対応ビデオカードや一部のAGP 2X対応カードは物理的に挿入できない構造になっている。この他の拡張スロット構成はPCI×4とPCI/CNR×1。また、I/Oパネルには4つのLEDがついており、起動時のエラーを表示することができる。

　電源コネクタは、一般的なATX電源コネクタと、「POWER - AUX」と書かれた6ピンコネクタ、「PWR 12V」と書かれた4ピンコネクタの3コネクタ構成。

　また、製品パッケージにはCPUクーラー固定用パーツとして、CPUクーラーの「台」となる樹脂製部品や、CPUクーラーを押さえる「バネ」となる金属製部品が同梱されている。マニュアルによると、この樹脂製部品はマザーボードまたはケースにネジ止めして使用するもので、マザーボードにネジ止めする場合はマザーボード同梱のネジを使用し、ケースにネジ止めする場合はケース付属のネジを使用することとされている。

　使用されていない基板パターンが多いという特徴もあり、COMDEX Fall/2000会場では、それらの一部分を使用したUSB 2.0コントローラ搭載モデルも展示されていた。

　販売やデモ、展示は、16日(木)から複数のショップではじまったものの、18日(土)の調査時点ではその多くが「事情により販売取り止め」か「完売」のどちらかになっており、在庫販売を確認できたのはクレバリー3号店のみ。「販売取り止め」としたショップは、いずれも販売再開時期に関して「Pentium 4の正式発表後」と口を揃えている。

　店頭販売が行われたのはいずれのショップでもマザーボード＋Pentium 4（バルク品）＋CoolerMaster製Pentium 4対応CPUクーラーの3点セットで、販売中止/完売のショップを含めた実売価格は「Pentium 4 1.4GHzセット」が138,000円(2店)、「Pentium 4 1.5GHzセット」が149,000円～168,000円（6店）。
　なお、一部には「マニュアルとドライバCDが付属していなかった」と話すショップもあった。

[撮影協力:クレバリー3号店]

　2チャネル/4スロットのRIMMスロットや1.5V専用のAGP Proスロットを搭載している特徴やCPUクーラー固定用パーツ類が付属しているという特徴はD850GBと同様だが、同社が「Baseboard」と呼ぶマザーボード大の金属板が同梱されているという違いがある。
　この「BaseBoard」は、ケースとマザーボードの間に挟みこむかたちで設置するもので、CPUクーラー設置台となる樹脂パーツは、マザーボードやケースではなく、このBaseboardにネジ止めする構造になっている。なお、Baseboardの厚さはちょうどケース組み込み時に使用するスペーサと同程度で、ショート防止のためのラバーパッドも用意されているため、Baseboardを使用した場合でも通常のATXケースにP4Tを設置できる。
　このほか、CPUへの供給クロックやCPUコア電圧を変更できるといった特徴もあり、外部クロックは100～156MHz(30通り)の範囲、コア電圧は1.700～1.850V(7段階)の範囲で調整できる。

　上記のほか、クレバリー3号店が「ほぼ製品版」のマザーボードを店頭展示しており、「11月末～12月頭ごろに少量入荷予定」として予約を受付中。予価は39,800円とのこと。

[撮影協力:俺コンハウス]

　i815EPはi815Eの下位にあたるチップセットで、チップセット内蔵VGA機能が削除されたのが主な相違点。外部AGPスロットへの対応機能や「サウスブリッジ」に当たるICH2に内蔵されたLAN機能/サウンド機能が使用できるのは従来のi815Eチップセットと同様。

　初の搭載製品となるCUSL2-Cは、従来のCUSL2とほぼ同デザインの基板を採用した製品で、I/Oパネル上のVGAコネクタが省略されたほか、オンボードのUSBハブチップが省略されており、標準装備のUSBポート数が5ポート（オンボード2、ブラケット3）から4ポート(オンボード2、ブラケット2)に減っている。
　また、従来2つあったPCI/CNR共用スロットが1つ減らされているという違いもあるが、「PCI/CNR共有スロット」だった部分のPCIスロットには従来同様の薄型PCIスロット部品が使用されている。

□i815EP(Intel)
http://developer.intel.com/design/chipsets/815e/index.htm

[撮影協力:ピーシーアドバンスド 3丁目店とツクモeX.]

[撮影協力:パソコンCityパーツ館]

[撮影協力:ソフトアイランド 秋葉原店]

[撮影協力:コムサテライト3号店]

　「PowerVR」は英VideoLogic(現Imagination Technology)とNECが共同開発したユニークな3D描画アーキテクチャで、「重なり合って見えない部分」のポリゴンをオンチップZバッファを使うことで事前に排除し、「見える部分」の物体のみを描画するというもの。なお、この「オンチップZバッファメモリ」は全画面を一括描画できるほどの容量はないため、実際には全画面を複数の「タイル」に分割して処理しており、このことから「タイルベースのアーキテクチャ」と分類されている。
　VideoLogicでは、このアーキテクチャの特徴を「フレームバッファへの重ね書きが発生しないために比較的低速なメモリでも高性能を発揮できる上、接続した外付けメモリにZバッファメモリを割り当てなくて良いため、接続したメモリを有効利用することが出来る」と説明しており、これまでに初代アーキテクチャを採用した3D専用ビデオチップの「PowerVR PCX1」と「PowerVR PCX2」、第2世代アーキテクチャを採用した2D/3D兼用ビデオチップの「PowerVR 250」などが製品化されている。また、セガ製ゲーム機のDreamcastにはこの「第2世代アーキテクチャ」を実装したNEC製ビデオチップが搭載された。
　今回登場したKYRO(STG4000-X)は、「第2世代」に続く「第3世代」のアーキテクチャを実装した2D/3D兼用のST Microelectronics製ビデオチップでフルシーン・アンチエイリアシングや8レイヤマルチテクスチャリング、バンプマッピングなどの3D描画機能を搭載したもの。搭載製品であるEVIL KYROには、AGP 2Xモード/AGP 4Xモードの動作切り替え用ジャンパピンが用意されているという特徴があり、DVD-Video再生ソフトのWinDVD2000やゲームソフトのTEST DRIVE 5が付属している。

　第1世代/第2世代のPowerVRチップ搭載したこれまでのビデオカードは互換性に難がある例が多かった。

[撮影協力:PCiN秋葉原とコムサテライト1号店とコムサテライト3号店]

　日本語マニュアルつきのパッケージ品で、DVD-Video再生ソフトのPowerDVDなどがバンドルされている。

[撮影協力:ソフトアイランドギガパレス秋葉原本店]

　これまでのパッケージ品は英語版のみだった。

[撮影協力:コムサテライト3号店]

　他のGeForce2 Pro搭載ビデオカードの実売価格はおおむね4万円前後。

[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago Windows専門館]

　ブラケット自体は通常タイプ。

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原1号店]

　サウンドカード自身は従来のSound Blaster Live! Platinum Plusと同じもので、IEEE-1394カードとあわせて2つのPCIスロットを占有する。

　付属ソフトには、DV編集ソフトの「Ulead Video Studio 4.0 SE Basic」が追加されている。

[撮影協力:クレバリー1号店]

　対応OSはWindows 98/98SE/2000。

□AD-TVK501
http://www.alpha-data.co.jp/tvk501.html

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

　付属ソフトによるMPEG-1ビデオキャプチャに対応している。

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

　前モデルのFireball lct15シリーズと比べると、回転速度は4,400rpmから4,500rpmに高速化されたが、バッファ容量は512KBから128KBに減っている。また、内部データ転送速度は最大298Mbit/sで、Fireball lct15シリーズの最大248Mbit/sよりも高速だが、Fireball lct15シリーズの前世代製品で回転数が5,400rpmだったFireball lct10シリーズ（最大297Mbit/s）と比べるとほぼ互角。

　上記のほか、TWO-TOP秋葉原2号店では「近日入荷予定」として展示しており、来週には独自の評価レポートを店頭告知する予定とのこと。

□Fireball lct10
http://www.quantum.com/products/hdd/fireball_lct10/fireball_lct10_overview.htm

□Fireball lct20のニュースリリース(Quantum)
http://www.quantum.co.jp/NewsRelease/062212.html

[撮影協力:OVERTOPとTWO-TOP秋葉原2号店]

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　ドライブユニットは各有力メーカーからのOEM品で、CD-RWドライブはBURN-Proof対応の三洋 CRD-BP1300P(12倍速CD-R/10倍速CD-RW,ATAPI)、DVD-ROMドライブは片面4.7GBのDVD-RAMメディアを読みこめる日立 GD-7500(12倍速,ATAPI)、FDドライブは2モードタイプのCITIZEN ZIDE-04Aを採用している。

　標準添付の付属品としてWAI1210SシリーズにはCD-RライティングソフトのB's Recorder GOLDが、DAI1240HシリーズにはDVD-Video再生ソフトのWinDVD2000がそれぞれ用意されているほか、WAI1210Sシリーズ/DAI1240Hシリーズの初回出荷分1,000台には同社製のワイヤ状IDEケーブルの「intellicable IDE」が追加で添付されている。

　なお、ショップ店頭では、3モデル×6色の全タイプを在庫している例は少数で、特定のカラーが売り切れていたり「受発注扱い」となっている例が多い。売れ筋は「赤や青」（ツクモパソコン本店II）だそうだ。

　星野金属では、上記のほかに50倍速CD-ROMドライブのCAI50A(ATAPI)もラインナップされており、こちらは20日（月）に発売される予定。

[撮影協力:ツクモParts王国]

　また、いずれのショップでも「B's Recorder GOLDが近日中に対応する」と告知している。

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原1号店]

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原1号店]

[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago Windows専門館]

　アルミボディの製品。

[撮影協力:OAシステムプラザ東京本店]

[撮影協力:ツクモParts王国]

　内蔵フラッシュメモリ(4MB)専用の格安モデルで、記録枚数は640×480ドットで約60枚、320×240ドットで約120枚。PCとはUSB経由で接続でき、PC接続時には動画撮影カメラとしても使用可能。

　このクラスの製品としては珍しくフラッシュを備えている。

[撮影協力:アイ・ツー 東京店 DOS/V専科]

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　本体サイズは同社製品中では小ぶりだが、ボールは直径52mmの大型タイプ。
　着脱式のパームレストが付属する。

[撮影協力:Networkセンター秋葉原店]

　実際のハンドルと同じ位置にブレーキ、アクセル、クラッチがあるほか、十字型パッドやナットを模した操作ボタンなどを備えている。また、手前部分にスロットルと連動して点灯するというる6つのLEDを備えているという特徴もある。
　各コントロール部の動作可能角度はハンドル部分が最大90度、ブレーキ部分が最大70度、アクセルのグリップが最大30度までとのこと。

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店]

　製品タイプは6種類で、各色のクリアボディタイプ(4製品)と、青色LED搭載のブルーボディタイプ/ブラックボディタイプが用意されている。
　各タイプの型番は、赤色LED/クリアボディが「M-GUWSRLRD」、オレンジ色LED/クリアボディが「M-GUWSRLDR」、緑色LED/クリアボディが「M-GUWSRLGN」、青色LED/クリアボディが「M-GUWSRLBU」、青色LED/青色ボディが「M-GUWSRLID」、青色LED/ブラックボディが「M-GUWSRLB2」となっている。

　これまでに発売されたボールレスマウスは、「付加機能用」として青色LEDを搭載する例はあったが、「センサー用LED」は全て赤色タイプだった。

□製品情報(PDF)
http://www.elecom.co.jp/new_products/monthly/200011/39-01.pdf

　VineLinuxのパッケージ品は従来、技術評論社が販売元となっていたが、今回の新パッケージからはレッドハット株式会社が販売元となっている。

□ニュースリリース
http://vinelinux.org/PR/press20000704.html

[撮影協力:ぷらっとホーム]

　上記のほかソフマップ1号店 Chicago Windows専門館が「Coming Soon!!」として展示中。

[撮影協力:コムサテライト3号店]

[撮影協力:ぷらっとホーム]

　前面に2つあるUSBコネクタは、専用コネクタでマザーボードと直結するタイプ。

[撮影協力:クレバリー1号店]

[撮影協力:ツクモeX.]

　スマートメディアを装着すると、一般的なCFよりも奥行き方向が長くなってしまうという欠点があり、機器によってはふたが閉まらなくなるなどの制限がある。

[撮影協力:アイ・ツー 東京店 DOS/V専科]

　従来のDVD-RAMメディアではカートリッジからメディアを取り出すと保証外となる「メディア取り出し対応タイプ」のカートリッジ入り製品はあったが、カートリッジなしの状態でも読み書きが保証されている製品はこれが初めて。
　パナソニックによると「CD-Rが普及したことで、カートリッジなしのメディアの取り扱いが一般に認知されるようになった」として発売に踏み切ったとのこと。

　付属の簡易マニュアルによると、99分間フルに記録できるドライブは、音声フォーマットではMITSUMI CR-408とTEAC CD-R55Sで、データ・フォーマットではMITSUMI CR-408のみだそうだ。
　書きこみソフトには74分以上の記録を可能にする「Overburn」という機能が必要とのこと。