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Samuel2コア搭載Cyrix III 650/667MHzのサンプル展示が始まる
Samuel2は現行Samuel1コアの改良版。新たに64KBの2次キャッシュを統合し、さらに製造プロセスを0.18μmから0.15μmへと微細化するなどの改良を加えた新コアで、もともと消費電力が少なく発熱量の小さいCyrix IIIが、さらに低消費電力かつ低発熱のCPUになるものと期待されている。
サンプル展示されているCPUをチェックしてみると、特に形状やマーキングに大きな変化は見られないものの、モデル名が「650A MHz」「667A MHz」と、新たにモデル名の最後に「A」の文字がつけられているのがわかる。この「A」の文字は、どうやらCeleron 300A MHzなどと同じように、現行コアの同クロックモデルと見分けるための記号らしい。こうすることで、例えばCyrix III 650MHzは現行のSamuel1コアであり、Cyrix III 650A MHzは新しいSamuel2コアであると、同じ650MHzでもコアの違いが型名から識別できることになる。なお、裏側のマーキングによると、動作電圧は1.5Vとなっており、現行コアの1.9Vから0.4V引き下げられていることがわかる。
TSUKUMO eX.では「発売日は現在のところ未定です」としているものの、TWO-TOP秋葉原1号店では「2月末入荷予定」として店内で告知しており、4日(日)からは店内で動作デモも実施する予定という。新Cyrix IIIの動作デモが国内で一般向けに行われるのはこれが初めてであり、これはとても貴重なチャンス。実物を見るにしても、動作デモを見るにしても、Cyrixファンならずともチェックしておきたいところだ。
□Cyrix III(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/products/cyr3.htm
(VIA Cyrixシリーズ) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.とTWO-TOP秋葉原1号店]
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