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コンパクトでカラフルなキューブ型PC「Qrium CD663N」が登場
販売が始まったのは、Intel Developer Forum Fall 2000でInnovative PC Award Winnersに輝いたことのある「Qrium CD663N」。韓国Daewoo Telecom(大宇通信)の製品で、未来的なデザインを採用したQriumシリーズのひとつ。やや丸みを帯びたキューブ型のボディは、一見キューブ型のCDラジカセか小型カラオケマシンのようであり、とてもPCには見えず、サイズも約18cm(幅)×約20cm(高)×約24cm(奥)程度とコンパクト。しかし、それでもイエローとパープルのツートンカラーという派手さもあって、存在感は強烈だ。
i810Eチップセット搭載のマザーボードを核に、Celeron 600MHz、64MBメモリ、15GB HDD、MODEM、24倍速CD-ROMドライブ、日本語キーボード、マウス、Windows Meがセットになった完成PCで、実売価格は49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。また、15インチディスプレイとセットの場合は59,800円で、13.3インチ液晶ディスプレイとセットの場合は89,800円となっている。標準状態でもインターネット接続用やサブPC用に使うには十分だが、必要であれば(どこまで可能かは不明だが)自分でCPUやメモリ環境をアップグレードして使うことも可能だろう。メモリはノートPCで使われるSO-DIMMスロット(1本のみ)があるため、ここを入れ替えれば増量も可能。また、モデムもMiniPCIスロットで実装されているので、これも手に入れば別のMiniPCIにすることでアップグレードが可能だ。
基本的にPCIスロットによる内部拡張はできず、標準でLANに対応していないのは痛いところだが、これも必要であればUSB接続LANアダプタで補える。価格の安さもあり、単なる省スペースPCやサブPCとして、あるいは初心者用の手軽な入門PCなど、いろいろな目的で使えそうだ。
Qriumシリーズには、このほかピラミッド型の「Qrium CD663X」というモデルなどもあり、今回のモデルの売れ行き次第では、続いて登場する可能性もありそう。FlexATXの規格が登場して以来、小型でスタイリッシュなPCのブームがくるという予測もあったが、ようやく完成PCにその波がやってきたらしい。
□Qrium(Daewoo Telecom)
http://www.daewootelecom.com/products/item/itemCom.asp?from=computer&itemid=72&itemSectid=77§id=77
□Intel Developer Forum Fall 2000 Innovative PC Award Winners(Intel)
http://www.intel.co.jp/pressroom/kits/events/idf_fall_2000/inn_photo.htm
(Daewoo Qrium CD663N) |
[撮影協力:フェイスとコムサテライト3号店とエルプラザ]
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