WAVE EYEの民事再生手続き開始で秋葉原店は閉店

　また一つ、アキバからショップが消えた。Slot A用Athlonのオーバークロック改造サービスなど、一時はマニアックな商品やサービスでかなりの注目を集めたWAVE EYE秋葉原店（ブロックF1-[a6]）が閉店してしまったのだ。同店は数ヶ月前からPCの販売スペースを縮小し、いわゆる“ガチャガチャ”を使ったおもちゃの販売を始めるなど新たな方向を模索している様子も見受けられたが、年度末を迎えて事前予告もなく突然閉店する事態となった。

　そもそも同店の運営会社である株式会社ウェーブ・アイは19日(月)付けで民事再生手続きを取って裁判所から財産保全命令を受けており、閉店の動きはこれと連動したもの。民事再生手続きは、負担の軽いうちに経営難から再建をめざす方法の一つであり、企業の運営自体が止まったわけではないものの、同店の扉には「2月21日(水)で、閉店しました」というメッセージと共に今後のサポート用連絡先などが書かれた貼り紙が出されており、少なくとも秋葉原店はこのままなくなってしまうのは確実らしい。今後は、本社のある神奈川県藤沢市周辺の店舗運営に専念するようだ。

　民間信用調査機関の調べによると、負債は7億円という。同社が19日(月)付けで取引先に出した文書によると、近いうちに債権者向けの説明会が案内されるとのことで、今後の店舗運営などの詳細はここで明らかにされる見込み。

　同様に民事再生手続きを取って2000年の話題をさらったTWO-TOPのフリーウェイは、すでに再建を果たして活発な動きを展開中。WAVE EYE秋葉原店も復活することを願いたいものだ。

□ウェーブ・アイ
http://sale.waveeye.co.jp/
□Hedgehog-476Mplusの不当販売価格について（カニエ）
http://www.est.hi-ho.ne.jp/kanie/

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