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価格改定の影響で各社のCPU上位モデルが目立って値下がりしている(詳細は「CPU最安値情報」参照のこと)。特に目を引くのが、発売されてまだ間もないFSB 266MHz対応の新型Athlonの値下がりで、最安値では1.2GHzが約7,000円、1.13GHzが約5,000円、1GHzにいたっては在庫0だった先週を飛ばして2週前と比較すると約8,000円も値下がりしている。これにより、1.2GHzは最安値で一気にFSB 200MHz対応の従来モデルより安くなったことになり、平均価格ではどのモデルもFSB 200MHz対応モデルとの価格差がほとんどなくなった。一部ショップの話によると、FSB 266MHz版のAthlonはリテールパッケージの入荷も近いとのことで、今後は流通量の改善も一気に進みそうだ。 |
CUSTOMは週明けから、約520本も円柱状のフィンがついた変わったヒートシンクを発売する予定という。P.M.C.が製造し、DigiForceブランドで販売される製品で、名称は「Thermal Arrow」。CPUコアと接触する部分が太い円柱の銅になっており、その周囲にアルミ製の細い円柱状のフィンが無数にあるという、見た目に非常にインパクトのあるヒートシンクになっている。アルミの円柱状フィンは水平の板を挟んで上下に伸び、同店が数えたところでは約520本もあったという。さらに、8cmファンが取り付けられるよう、ファン設置の部分は口を広げたような形になっており、これにより風量確保と静音性が両立できているという。予価は9,000円。 |
CPUクーラーについているファンといえば、水平に設置するものというのが常識だが、CUSTOMが今週から販売を始めたDigiForceの「DownBurst Γ」は、それを打ち破るまったく新しい構造になっている。カタツムリのようなかたちをしたブロアーを縦に設置し、側面から吸い込んだ空気をヒートシンクに吹き付けるタイプで、見た目は移動式テーブルのキャスターがひっくり返ってCPUにくっついたよう。現在使っているCPUクーラーの6cmファンとこの「DownBurst Γ」を取り替えて使うのだそうで、この構造だと風量が豊かで静音性も確保できるのだという。その代わり、非常に背が高くなってしまうため、PCケースによってはドライブベイにあたってしまう可能性もある。よって、購入前にはCPUの上方向にある空きスペースをよく確認する必要がある。実売価格は4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 |
1月から販売が始まったばかりの、ヒートシンクにヒートパイプ機能を内蔵したというCPUクーラー「ThermoEngine」が店頭から姿を消してしまった。これは代理店のワイドワークが同製品の販売停止と店頭在庫の全数回収作業に入ったためで、出荷製品の一部にヒートパイプ機能を内蔵していない無垢のヒートシンクが混入したのがその理由という。ユーザーの指摘で調査したところ、3月以降の出荷分に本来の仕様とは異なる製品が混入していることが判明したもの。該当品を購入した人については返品を受け付けるとのことなので、思い当たる人は同社に問い合わせてみるといい。詳細は、次のリンクにある文書を参照のこと。なお、AMOから発売されている「これがサーモエンジンだ!!」もほぼ同じ構造の製品だが、あくまで今回対象になっているのはワイドワークから発売された製品のみ。AMO発売のものはヒートシンクが銀色、ワイドワーク発売のものは黒という違いがある。 □ThermoEngine回収(http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010310/image/widework.txt) |
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