初のProSavage KL133搭載Socket Aマザー「SY-K7VLM-B」発売

【 2001年3月10日号】

初のProSavage KL133搭載Socket Aマザー「SY-K7VLM-B」発売

　SiS730Sのほかにも、実はもうひとつSocket A用の新しいビデオ機能統合型チップセットが今週デビューを飾っている。それは、KL133という開発コードで知られるVIAのチップセット。もっとも、新しいといっても、その中身はProSavage KM133から単に外部AGPのサポートを省いたローコスト版というだけで、それほど新しいところがあるわけではない。どちらもビデオ機能として統合しているのはSavage 4コアで、FSBの対応は200MHz、メモリはPC133対応となっている。
　このチップセットは10日(土)現在、まだ正式には発表されておらず、いわゆるフライングでの登場ということになる。チップセットの正式名称も今のところはっきりしないが、同じシリーズということで考えれば、ProSavage KL133となるのが自然だろう。
　KL133チップセットを搭載した初の製品はSOYOの「SY-K7VLM-B」。microATXフォームファクターを採用した小型のマザーボードで、拡張スロットはPCI×3、DIMM×2という構成になっている。AGPスロット用の空きパターンがマザーボード上にあるものの、当然ながら実際には実装されていない。価格重視の設計のためか、全体を通して特に機能的に目新しいところはなく、いたってシンプル。外観では、チップセットの冷却用としてファン付きのクーラーが載っているのが目につく程度だ。
　実際に実売価格は11,980円と安く（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）、Duronなどと組み合わせて使うには安上がりで良いかもしれない。
□SY-K7VLM-B（ソーヨーコンピューター）
http://www.soyo.co.jp/new-prod/K7VLM-B.htm

　（SOYO SY-K7VLM-B）

[撮影協力:サトームセンパソコン館 PC isLand]

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