【 2001年4月21日号 】

新たな定番となるか?Justyがボタンのないマウスを発売

BODY ClickBODY Click
BODY ClickBODY Click
BODY ClickBODY Click

 “ボタンが消えた!”

 そうアピールする奇妙なマウスがJustyブランドから発売された。マウスでありながら、ホイール以外には見慣れたボタンが一つもついていない、ちょっと不思議なマウスだ。

 「BODY Click」という製品名の通り、これはボタンを押す代わりにマウス本体を左右どちらかに傾けるというユニークな製品。これだけ聞くとゲテモノ扱いされそうだが、実はこの構造は、AppleがMacintoshにバンドルしている最新型マウスApple Pro Mouseと基本はまったく同じ。Apple Pro Mouseが本体手前を支点にボディ上カバーの上下動でボタンのON/OFFを実現しているのに対し、「BODY Click」は本体中央線を支点としたボディ上カバーの左右動で左クリックと右クリックの2ボタン動作を実現している。つまり、マウスに手を置いた状態で左クリックしたければ手を左側に傾け、右クリックしたければ右側に傾ければいいのだ。

 外観デザインも透明素材をベースとしたシースルーを採用するなど、Apple Pro Mouseにやや似ている。ただし、Apple Pro Mouseが細長の四角形になっているのに対し、「BODY Click」は左右に傾ける際の操作性を考慮してか、左右を頂点とする細長い菱形になっている。シースルーの構造と相まって、ゾウリムシのように見えなくもない。なお、色はメタリックブルー、パールホワイト、グレー、グラファイトの4色が用意されている。

 移動センサーは光学式でホイールもついているから、単純にPC用マウスの機能としては最新のスペックがそろっている。直感的で良い、ドラッグがやりにくいなど、使い勝手に関しては賛否両論ありそうだが、頭の中で想像するより、まずはショップで実物を手にして自分で確認してみるのが良さそう。ちなみに、各ショップ店員の評価は「思ったより使いやすい」というのが大半だ。

 対応OSはWindows 98/98SE/Me/2000のほか、Mac OS 8.5~9.1。Mac OS Xでも動作はするものの、同梱されているアプリケーションが正常に動作しないとのことなので要注意。インターフェイスはUSBとPS/2の両方に対応している。実売価格は3,280円~4,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□Body Clickシリーズ(トライコーポレーション)
http://www.justy.co.jp/search.asp?num=UMN10MT

 (Justy BODY Clickシリーズ)

[撮影協力:コムサテライト3号店TSUKUMO eX.高速電脳]


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