【 2001年5月4日号 】

メモリ用ターミネータ付きのDDR/SDR SDRAM両対応マザーが発売に

CT-7VJD2CT-7VJD2
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 ちょっと変わった仕様のマザーボードがCHAINTECHから発売になった。それは「CT-7VJD2」というSocket Aマザーボードで、Apollo KT266チップセットを搭載した初のDDR SDRAM/SDR SDRAM両対応マザーボードであると同時に、メモリ用のターミネータカードがついているという珍しい特徴を持つ。

 付属しているメモリ用のターミネータカードは、DDR SDRAMで運用する場合に使うもので、マザーボード上に「DDR SDRAM使用時には、SDR SDRAM DIMMの第2スロットにターミネータカードを挿入しておく必要がある」と書かれたたシールが貼られてある。パソコンCityパーツ館のテストによれば、ターミネータカードを実装しないでDDR SDRAMのみで運用すると、実際にエラー音が発生して動作しなかったそうだ。ターミネータカードは、DIMM基板上にコンデンサなどが実装された特異なもので、見慣れないだけに見た目のインパクトは大きい。

 また、もうひとつ変わっているのは、ACRスロットのコネクタが水色になっている点。ACRはPCIスロットを逆向きに実装するだけの構造のため、不慣れなユーザーにとってはPCIと混同してしまう恐れがあるが、これならば、そうした危険性も回避できるというわけだ。

 拡張スロットはAGP×1、ACR×1、PCI×4、PCI/CNR×1という構成で、DIMMスロットはDDR SDRAMとSDR SDRAM用をそれぞれ2本ずつ備えている。また、オンボードデバイスとして、6チャネルのアナログ出力が可能なオンボードサウンド機能も搭載されている。

 最新のスペックを持ちつつ、なおかつほかにはないユニークなスペックのマザーボードが欲しいという人なら、この製品に手を出してみるのもアリかも?

 実売価格は17,700円~17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□CT-7VJD2(CHAINTECH)
http://www.chaintech.com.tw/PRODUCTI/mainboar/SocketA/7VJD2.htm

 (CHAINTECH CT-7VJD2)

[撮影協力:パソコンCityパーツ館]


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