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最速記録更新、今度は24倍速のCD-R/RWドライブが登場
「AD-RW2410B」の最大対応速度はCD-R×24/CD-RW×10/CD-ROM×40。これまで最速だった最大20倍速ドライブよりも20%のスピードアップを実現、最大速度の24倍速でデータを書き込んだ場合のデータ転送速度は150KB/s×24=3,600KB/sにも達する。もっとも、最近発売された他社の高速ドライブがそうであるように、この製品もメディアの領域(ゾーン)ごとに書き込み速度を変更するZoneCLV方式を採用しており、実際には16倍から24倍まで書き込みスピードは変化し、平均では22倍速になる。
ドライブ自体は三洋電機の「CRD-BP1500P」のOEM品で、書き込みエラー防止機能としてBURN-Proofを採用、さらに新たな技術として「FlexSS-BP」が導入されている。これは、メディアの特性や状態をリアルタイムでモニターし、最適な書き込み速度に変更する「Flexible Speed」と、メディアの書き込み領域の切り替え時に記録済み領域の状態を評価し、新領域でのレーザー出力などの記録パラメーターを変更する「Flexible Strategy」の2つを総称したもの。こうしたメディアの状態をチェックして書き込み速度を最適化する機能は、すでにヤマハやリコーの最新高速ドライブには内蔵されているが、三洋電機製のCD-R/RWドライブとしては、先のZoneCLVも含めこの製品が初めて。各社のドライブが似たような機能を採用しているところを見ると、これらはCD-R/RWドライブの高速化には不可欠の要素のようだ。
「AD-RW2410B」はATAPIインターフェイスに対応した内蔵用ドライブで、書き込みソフトとしてWinCDR 6.0などが付属する。なによりも書き込みスピードの速さが第一だという人には現時点で最高の製品であることは間違いない。
なお、24倍速で書き込む場合の対応メディアが気になるところだが、マニュアルには「太陽誘電社製、三井化学社製、リコー社製の16倍速対応タイプを推奨」とあり、特に24倍速対応メディアの発売を待つ必要はないようだ。製品にも太陽誘電の16倍速対応CD-Rメディアが同梱されている。
実売価格は23,800円~25,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□AD-RW2410B(アドテック)
http://www.adtec.co.jp/CGI/parts/parts_detail.cgi?product_id=AD%2dRW2410B
□CRD-BP1500P(三洋電機)
http://www.sannet.ne.jp/BURN-Proof/product-j/bp1500p-j.html
(アドテック AD-RW2410B) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.]
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