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ソニーからIEEE-1394接続の外付けDVD-R/RWドライブが単体発売
この製品は4.7GBのDVD-Rに2倍速で書き込めるほか、DVD-RWでは等倍速で書き換えられる。また、CD-Rは8倍速で書き込み、CD-RWは4倍速で書き換えが可能。読み込みはDVD-ROMが4倍速、CD-ROMは24倍速となっている。対応メディアという点では、DVD-RAMやPDなど一部を除けばほとんどあらゆるタイプに対応していると言える。そして、このドライブを利用してDVD-Videoフォーマットで書き込んだDVD-Rメディアは、PlayStation2での再生も確認されている点は注目に値する(ただし、再生が“保証”されているわけではない)。これはつまり、このドライブで独自に作成したDVD-Videoタイトルは周りのPCユーザーに配れるのはもちろん、PCを持たないPlayStatoin2ユーザーにも配って見てもらうこともできるわけだ。その点で言えばメディアの容量や汎用性はCD-R/RWなど及びもつかないレベルに達しているということができる。なお、この製品にはメディアへの書き込みソフトとして「Primo DVD」が同梱され、DVD-Videoのオーサリングソフトとして「DVDit! for VAIO」が同梱されている。
ただし「PCVA-DRW1」は基本的に同社のPCであるVAIO専用のオプションとして売り出されたものなので、あくまでも保証はVAIOユーザーのみに限られる。しかも、ソニー製のテレビ番組録画再生ソフトのGigaPocketをインストールしたモデルに限定されているので要注意。他社製のPCに接続したり、内部のドライブを取り出して内蔵用にすることも技術的には可能と思われるが、動いたにしても一切の保証は受けられない。
より汎用の保証が付いた製品も、このあとすぐに出てくる予定になっている。店頭で販売される予定のものは、「PCVA-DRW1」とほとんど同仕様の「DR-214F」がロジテックから出るほか、PC内蔵用のパイオニア製DVD-R/RWドライブ「DVR-103」がエスティトレードから6月中に発売される予定になっている。また、松下電器からは内蔵用DVD-RAM/Rドライブ「LF-D321JD」も発売される予定で、これらは一部ショップで予約受付も始まっている。いずれも高価な製品だが、ちょうどボーナスシーズンということもあり、発売直後から人気を集めるのは間違いなさそう。
これまでにもDVD-R/RWドライブを内蔵したPCの販売例はあったが、ドライブ単体で販売されるのは「PCVA-DRW1」が初めて。自作PCユーザーにとっては、このあとに出る他社製品を待つのが一番安全だが、VAIO専用オプションという条件を呑んだうえで自分のPCにすばやく取り付けてしまうというのも、リスク覚悟の上ならアリだろう。
実売価格は99,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□PCVA-DRW1(ソニー)
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/Acc/PCVA-DRW1/index.html
http://vcl.vaio.sony.co.jp/products/accessory/pcva-drw1/info1.html
□LDR-214F(ロジテック)
http://www.logitec.co.jp/goods/dvd/214f.html
□DVR-103(エスティトレード)
http://www.st-trade.co.jp/product/DVR-103.html
(ソニー PCVA-DRW1) |
[撮影協力:TWO-TOP秋葉原本店とTWO-TOP秋葉原1号店]
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