【 2001年7月7日号 】

巨大な顔マーク付きの紫色マザー「AX3SP PROCheChe」がデビュー

AX3SP PRO CheCheAX3SP PRO CheChe
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 発表直後から大きな注目を集めていた強烈なデザインのAOpen製マザーボード「AX3SP PROCheChe」がついにデビューした。日本市場向けに3,000枚限定で出荷されるというこのマザーボードは、基板全体が紫色になっているほか、コネクタ類も全て紫色で統一され、さらに「CheCheマーク」と呼ぶ丸顔キャラクターが基板上に描かれているという前代未聞のド派手デザインで、とにかく飛びぬけている。

 紫色の基板と基板両面には人の笑顔を模した「CheCheマーク」を大胆にプリント、そして、AGP/PCI/CNRスロット、チップクーラー、DIMMスロット、IDE/FDDコネクタ、ATX電源コネクタ、CPU/シャシー用ファンの電源コネクタといったあらゆる部品が紫色に着色されている。さらには、IDEケーブルやFDDケーブルまで紫になっているという凝りようだ。まさに「強烈」な印象を受けるマザーボードと言えるだろう。唯一CPUソケットは白のままだが、このマザーボードにおいては逆にその白さがアクセントになってしまっているという状態だ。

 この「CheChe」というネーミングは、中国語で感謝の意を表する言葉「She She(シェーシェー)」が元で、「AOpenから感謝の気持ちを皆様へ」というコンセプトのもとに製作されたマザーボードなのだという。見た目の派手さばかりに気を取られてしまいそうだが、実はそのデザインにもちゃんとした意味があったというわけだ。ちなみに、日本のマーケットにおいて「She=彼女」という意味に取られないようにするため「CheChe」にしたそうだ。

 「AX3SP PROCheChe」のスペック自体はすでに発売されているi815EPチップセット搭載マザーボードの「AX3SP Pro」と同じ。BIOSの二重化保護システムのDIE-HARD BIOSや、BIOSメニューからのほぼ1MHz刻みのFSB変更や、Vcoreの変更が可能といったマニア向けの機能はそのままなので、見た目以外にも楽しみのあるマザーと言ってよいだろう。ただし、チップセットはBステップではないため、TualatinコアのPentium IIIは動作しないので注意。

 これまでにも、黒い基板の「AX6BC TypeR V.specII Black Limited」や、ピンク基板の「AX3S Pro(Sweet Kiss)」といった個性的なマザーボードをリリースしてきたAOpen。この次にはどんなものを出してくるのか、期待せずにいられない。いまのところわかっている範囲では、近日中にビデオカードとCPUクーラーのCheCheバージョンが出てくるようだ。

 実売価格は13,500円~15,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、製品には「CheCheマーク」のマウスパッドもついている。

□AX3SP PROCheChe(エーオープンジャパン)
http://www.aopen.co.jp/products/mb/ax3spprom.htm

 (AOpen AX3SP PROCheChe)

[撮影協力:エルプラザPCiN秋葉原TSUKUMO eX.]


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