【 2001年8月11日号 】

コードネーム“Ezra”で知られる新型C3 800A MHzの展示スタート

C3 800A MHzC3 800A MHz

 コードネーム“Ezra”で知られる新型C3 800A MHzのサンプル展示がアキバでスタートしている。“Ezra”は0.13μmプロセスで製造される新型のC3で、デスクトップPC用のPCながら、Intelの超低電圧版Pentium IIIに匹敵する低消費電力化を達成しているといった特徴を持つ。

 新型C3の展示を始めたのはOVERTOP。店内のショーケースに「何と1.35VのNewコアC3 800A MHz/133 ES品展示中」というメッセージを付けて実物を展示している。形状は従来のC3と何ら変わらないPGAだが、ヒートスプレッダ表面には「VIA C3 Processor VIA C3-800AMHz(133x6.0) HEATSINK/FAN REQUIRED」とC3最高クロックを証明するマーキングがあるほか、ピン側には「VIA C3 ES 1.35V A350BC0 0130 TAIWAN 8043400-11」と“Ezra”の証明となる1.35Vという低い電圧値がスペックとしてマーキングされている。

 これまでもC3は低発熱のCPUとして知られ、小型PC用のCPUとして人気が高かったが、800MHzへとクロックがあがったうえ1.35Vにまで低電圧化されたことで、また発熱対パフォーマンスの比率が大きく改善された可能性が高く、その性能ぶりには注目が集まりそう。マーキングを見る限り、“Ezra”でも運用時は冷却のためにヒートシンクやファンが必須のようだが、工夫次第で高クロックでファンレスというPCもできるかも知れない。

 要注目のアイテムだが、同店によると入荷時期や価格はまだ未定とのこと。実物を直接見たければ、同店に足を運んでみるといい。

□C3(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/jsp/en/products/C3/c3.jsp

 (VIA C3シリーズ)

[撮影協力:OVERTOP]


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