【 2001年8月11日号 】

廉価なDual Athlon対応マザーボード「Tiger MP」の予約始まる
実売価格は3万円台で入荷時期は9月なかば

Tiger MPUSER'S SIDE本店
【Tiger MP】【USER'S SIDE本店】
型番はS2640通常のATX電源コネクタ
【型番はS2640】【通常のATX電源コネクタ】

 いよいよいAthlon MPの本領を発揮する環境が整うことになりそうだ。Tyanから廉価版のDual Athlon対応マザーボード「Tiger MP」が近日アキバに上陸するのが確実になったのだ。USER'S SIDE本店TWO-TOP秋葉原1号店で予約受付が始まったもので、予価は39,800円。入荷時期は9月半ばという。

初の廉価Dual Athlon対応マザー

 Dual Socket Aマザーボードとしては、すでにAMD-760 MPチップセットを搭載した同じくTyan製の「Thunder MP(S2462)」がすでに発売されているが、これはVGA機能や10/100Base-TX対応LANインターフェイス(2チャネル)、Ultra160 SCSIインターフェイス(2チャネル)をオンボードで備えているというハイエンドサーバー向けのマザーボードで、価格もThunder K7専用の電源ユニット込みで10万円前後と、一般のユーザーにはちょっと手が出しづらい製品であった。

 それに比べて「Tiger MP」は予価が39,800円となっており、Dual Socket Aマザーボードとしては廉価な製品と言える。電源も一般のATX電源が使え、いよいよDual Athlonの環境がこれで一般のPCユーザーでも構築できるようになる、というわけだ。

 その注目度の高さから、登場直後から品薄状態になることが予想され、発売と同時に入手したいという人は予約申し込みをしておくのが確実だろう。

標準的なATX仕様品でRAID付き?

 10日(金)時点では、TyanのWebサイトに「Tiger MP」に関する製品情報などが掲載されていないため詳細な仕様については不明だが、同店によれば、DDR SDRAM対応DIMMスロット×4本(最大3GB)、64bit/33MHz対応PCIスロット×4本、32bit/33MHz対応PCIスロット×2本といったスペックの「ごく普通のATX仕様」のマザーボードになっているそうだ。さらに「製品版はIDE-RAIDが付いているかもしれない」とのこと。

 現時点では不明な点が多い「Tiger MP」だが、廉価なDual Socket Aマザーボードとしての注目度は極めて大きい。「Tiger MP」がDual Athlonブームの火付け役になるかもしれない。

□USER'S SIDEによるS2462 Tiger MP製品写真
http://www.users-side.co.jp/catalog/motherboards/TYAN/760MP/S2462/
□Tyan Computer
http://www.tyan.com/
【2001/6/9】Tyanから初のDual Athlon対応マザー「Thunder K7」が登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010609/thunderk7.html

 (Tyan Tiger MP)

[撮影協力:USER'S SIDE本店]


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