【 2001年8月25日号 】

Pentium 4の価格が大暴落、主役奪回へ向けて急展開始まる

Pentium 4大バーゲンPentium 4大バーゲン
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 Socket 478に対応した新型Pentium 4がフライングでデビューすると同時に、アキバではPentium 4全体の価格が大暴落している。Pentium 4の大幅価格改定は、週明けの新型Pentium 4の発表とほぼ同じタイミングで実施されることが以前から報じられていたが、気の早いアキバでは、新型Pentium 4やi845チップセット搭載マザーボードのフライング販売にあわせて価格改定まで一斉にフライング実施となったようだ。

 最安値の値下がり幅の大きさは上位モデルからほぼ順に並び、1.8GHzは先週から実に半額近い32,701円安の33,799円、1.7GHzは14,400円安の25,800円、1.6GHzは13,000円安の22,500円へと大幅下落している。これら上位3モデルに関しては、割合に換算すると49.2%~35.8%ダウンとなり、まさに半値大バーゲンというわけだ。そしてもちろん、新型Socket 478対応Pentium 4 1.7GHzと1.5GHzもほぼ同じ価格で販売中なのだ。

 これまでは高価であることがPentium 4の最大の難点と言われてきたが、廉価なSDR SDRAMが使えるi845チップセット搭載マザーボードの登場と同時に、CPUも大幅下落したことで、この点はいっきに解消へと動き始めたことになる。

 アキバでもさっそく反応が現われたようで、なんと新型Socket 478用のPentium 4 1.7GHzは、もともと入荷数が少なかったとはいえ、入荷を確認した11店全てで週末までに完売するという、これまでのPentium 4の売れ行きではまったく考えられない事態が起こっている。i845チップセット搭載Socket 478マザーボードについても「予想したより売れている」というショップが多く、このまま価格下落が進み、さらに週明けのPentium 4 2GHzのデビューで一気にPentium 4がメインストリームへと踊りでる可能性もありそうだ。

 一方のAthlonも今週は上位モデルを中心に大幅に値下がりしており、最上位モデルの1.4 GHzはバルク品で最安値が14,480円、1.33GHzは13,670円にまで下がっている。廉価なDual Athlon対応マザーボードもデビューして、こちらも負けじと勢いを加速しようとしており、目が離せない状況だ。

 急展開を始めたPentium 4大攻勢だが、世界的に見ればアキバの一足早い動きにすぎず、あくまで助走の段階に過ぎない。週明け以降の本格的な動きが注目される。

 実売価格変動の詳細については「CPU最安値情報」を参照のこと。

□Pentium 4(Intel)
http://www.intel.com/pentium4/

 (Intel Pentium 4シリーズ)

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原2号店エルプラザコムサテライト3号店OVERTOP]


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