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Pentium 4の価格が大暴落、主役奪回へ向けて急展開始まる
最安値の値下がり幅の大きさは上位モデルからほぼ順に並び、1.8GHzは先週から実に半額近い32,701円安の33,799円、1.7GHzは14,400円安の25,800円、1.6GHzは13,000円安の22,500円へと大幅下落している。これら上位3モデルに関しては、割合に換算すると49.2%~35.8%ダウンとなり、まさに半値大バーゲンというわけだ。そしてもちろん、新型Socket 478対応Pentium 4 1.7GHzと1.5GHzもほぼ同じ価格で販売中なのだ。
これまでは高価であることがPentium 4の最大の難点と言われてきたが、廉価なSDR SDRAMが使えるi845チップセット搭載マザーボードの登場と同時に、CPUも大幅下落したことで、この点はいっきに解消へと動き始めたことになる。
アキバでもさっそく反応が現われたようで、なんと新型Socket 478用のPentium 4 1.7GHzは、もともと入荷数が少なかったとはいえ、入荷を確認した11店全てで週末までに完売するという、これまでのPentium 4の売れ行きではまったく考えられない事態が起こっている。i845チップセット搭載Socket 478マザーボードについても「予想したより売れている」というショップが多く、このまま価格下落が進み、さらに週明けのPentium 4 2GHzのデビューで一気にPentium 4がメインストリームへと踊りでる可能性もありそうだ。
一方のAthlonも今週は上位モデルを中心に大幅に値下がりしており、最上位モデルの1.4 GHzはバルク品で最安値が14,480円、1.33GHzは13,670円にまで下がっている。廉価なDual Athlon対応マザーボードもデビューして、こちらも負けじと勢いを加速しようとしており、目が離せない状況だ。
急展開を始めたPentium 4大攻勢だが、世界的に見ればアキバの一足早い動きにすぎず、あくまで助走の段階に過ぎない。週明け以降の本格的な動きが注目される。
実売価格変動の詳細については「CPU最安値情報」を参照のこと。
□Pentium 4(Intel)
http://www.intel.com/pentium4/
(Intel Pentium 4シリーズ) |
[撮影協力:TWO-TOP秋葉原2号店とエルプラザとコムサテライト3号店とOVERTOP]
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