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低価格な割にパフォーマンスが高いことから、SiS735チップセットを搭載したElite製のSocket Aマザーボード「K7S5A」が人気を呼んで品薄状態となっているが、今週は2製品目となるSiS735搭載Socket AマザーボードがCHAINTECHから登場している。型番は「CT-7SID0」。「K7S5A」がATXフォームファクタであったのに対し、「CT-7SID0」は小型のmicroATXで、拡張スロットはAGP×1、PCI×2、PCI/CNR×1となっている。また、メモリのスロットも「K7S5A」がSDR SDRAM用とDDR SDRAM用を2本ずつ持っていたのに対して、「CT-7SID0」はDDR SDRAM用が2本のみと割り切った仕様になっている。省スペースでハイコストパフォーマンスな環境を構築したい人、もしくは「K7S5A」が手に入らず代替モデルを探しているという人にはいい候補になりそうだ。実売価格は8,980円~9,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □CHAINTECH(http://www.chaintech.com.tw/) |
ABITとIntelに続いて、GIGABYTEから新型Pentium 4とRIMMをセットにして使えるSocket 478マザーボードが登場した。型番は「GA-8ITX」。i850チップセットを搭載しているため、メモリはデータ転送帯域の広いRIMMが使え、最新のSocket 478用Pentium 4 2GHzと組み合わせれば最強の環境を作り上げることができる。最新のPentium 4用ソケットであるSocket 478対応マザーボードは、これまでSDR SDRAMのみ使えるi845チップセット搭載タイプがほとんどで、RIMMの使える製品はまだ少ないのが現状。「GA-8ITX」の初回入荷量も極めて少なかったため、おそらくすぐに売切れてしまうものと見られる。まだしばらく、i850搭載Socket 478マザーボードは品薄が続きそうだ。実売価格は23,799円~24,800(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □GA-8ITX(http://www.gigabyte.com.tw/products/8itx.htm) |
先週のSiS315搭載ビデオカードに続いて、今度はGeForce2 MX400搭載ビデオカードに大容量128MBビデオメモリを実装した製品が登場した。AOpenが発売したもので、その名もわかりやすく「MX400-128」という。同社の製品らしく、黒い基板にシルバーのビデオチップ冷却用ヒートシンクを搭載したシックな外観で、どことなく高級感を感じさせるところが印象的だ。ビデオメモリにはMosel Vitelicの166MHz動作SDR SDRAM「V54C3128164VAT6」を計8チップ搭載しており、AGP経由で仮想メモリをメインメモリから借用せず、そのまま128MBのローカルメモリを存分に利用できる。NVIDIA系のビデオチップを搭載したビデオカードでの128MBバージョンはこれが初で、なおかつ価格も安いことから、ちょっとした人気を呼びそうだ。実売価格は11,980円~13,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □AOpen(http://english.aopen.com.tw/products/vga/) |
RIMMに限らず、これからはDIMMにもヒートスプレッダが標準装備される時代が来るかもしれない。すでにDIMM用のヒートスプレッダは単体販売されているが、なんと今度はヒートスプレッダを標準装備したPC166(CL=3)対応SDR SDRAM DIMMが登場したのだ。発売されたのは台湾PQI(Power Quotient International)の「Power Module PC-166(256MB)」で、アルミ製の青いヒートスプレッダが基板両面に装着されている。まるで見た目はRIMMそのものといった印象で、これがSDR SDRAM DIMMであることを認識するにはシールに記されている製品名を確認するか、端子部を見なければとても区別はつかない。この製品はPCのオーバークロック仕様に耐えられるパワ-ユーザー向け高速メモリとして開発されたもので、そのぶん冷却性能にも気を使っているというわけだ。もはやCPUに限らず、PCの内部パーツはどれも熱との戦いに入っているといっても過言ではなく、メモリにヒートスプレッダ装備が標準になる日も近いのかも。現在販売されているのは256MBモデルのみで、実売価格は4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □Power Module PC-166(http://www.pqi.com.tw/pqi-eng/product/dram/pc166.htm) |
ノートPCなどで使用する2.5インチHDDがまた一歩進歩した。今度は東芝から、2.5インチHDDでは初となる20GB大容量プラッタを採用した9.5mm厚の製品が登場したのだ。型番は「MK2018GAP」で、スピンドルの回転数は4,200rpm、バッファは2MBを搭載している。インターフェイスはUltra ATA/100対応。実売価格は13,480円~15,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)となっている。なお、今回店頭に並んだのは1プラッタのみ内蔵した20GBモデルのみだが、同シリーズには2プラッタで40GBの容量を持つモデル「MK4018GAP」もあり、パワーユーザーにとってはこの40GBモデルが欲しいところだろう。この「MK4018GAP」については、e-TRENDが18日(火)から販売開始予定で予価34,800円と告知しているので要チェックだ。 □MK2018GAP(http://www.toshiba.co.jp/about/press/2001_06/pr_j2501.htm) |
またにわかにショップ再編の動きが活発化し始めている。今週判明したところでは、閉店が3店あり、一部は業態転換もしくは改称してリニューアルオープンするという。16日(日)に閉店するのはソフトアイランド秋葉原店で、現在閉店売り尽くしセールを実施中だ。同日閉店するのは、ほかにFRESH FIELDがあり、こちらは隣に新設したFRESH FIELD ADACHIに全て引き継いだあと、中古PCゲームを扱うSale(サル)としてリニューアルオープンするとのこと。もう1店は純粋に閉店というわけではないが、クレバリー3号店がやはり16日(日)を最後に一時閉店し、22日(土)に取り扱い品目を変更して新しいショップ名へ変更してリニューアルオープンするとのこと。ただし、PCパーツの取り扱い自体は引き続き行うそうで、クレバリーの姉妹店であることは変わりがないそうだ。また、先日オープンしたばかりのLet'sは新たに「DOS/Vパラダイス秋葉原3号店Let's」と改称している。移り変わりの激しいアキバだけに、こうした情報は常に頭に入れておかないと、いざというときに迷ったり探し回るはめになるので要注意だ。 |
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