【 2001年9月8日号 】

1,600×1,200ドット表示の15インチ液晶が8万円台でデビュー

LCD-A15URLCD-A15UR
LCD-A15URLCD-A15UR

 いよいよ液晶ディスプレイでも高解像度の環境が手軽に手に入る時代に入った。これまで液晶ディスプレイといえば、省スペースの利点はあっても、価格が高くて表示可能な解像度が低いというネックがあったが、このところの低価格化と高性能化の進行は目覚しく、いよいよ今週は国内メーカー製で1,600×1,200ドット表示可能な製品が8万円台で出てきた。これまで液晶ディスプレイへの移行を戸惑っていたという人にとっても、これは買い替え検討のいい材料になりそうだ。

 UXGA(1,600×1,200ドット)表示が可能な低価格液晶ディスプレイを発売したのはアイ・オー・データ機器。8月初旬に発表した「LCD-A15UR」というモデルで、パネルサイズは15インチ。実売価格は84,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。15インチというと小さく感じるかもしれないが、液晶ディスプレイの15インチは従来のCRTディスプレイでは17インチに相当するため、実質的に17インチCRTディスプレイの代替になると考えて差し支えない。

 ここしばらくSXGA(1,280×1,024ドット)表示の製品が低価格化してきて魅力を増してきた液晶ディスプレイだが、UXGA表示で10万円割れの製品が出てきたことで、これまでCRTディスプレイからの移行をためらっていたという人にとっても、再検討のいいタイミングになるかも知れない。

 「LCD-A15UR」は最大表示輝度が標準的な約200cd/m2よりも若干低い150cd/m2となっている点と、入力インターフェイスがDVI対応でなくアナログRGBのみという点がパワーユーザーにとっては気になるところだが、それでもこのコストパフォーマンスは大きな魅力だ。

 低価格な高解像度液晶ディスプレイに興味のある人は、一度店頭で実物をチェックしてみるといいだろう。

□LCD-A15UR(アイ・オー・データ機器)
http://www.iodata.co.jp/products/lcd/2001/lcda15ur.htm

 (IO-DATA LCD-A15UR)

[撮影協力:テクノハウス東映]


[前の記事]: Duron 1GHzのリテールパッケージが約13,000円でデビュー
[次の記事]: 人気のSiS735搭載Socket Aマザーに2製品目、CHAINTECHから

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp