採用マザーボードは電源ユニットなどで知られるDelta製のi810Eチップセット搭載製品。i810Eの持つVGA、サウンド機能のほか、LAN（SiS900）、ビデオ出力（CH7008A）機能をオンボードで、さらに、ボード上のMini PCIスロットにモデムカードを備える。DIMMスロットは2本で、最大512MBのSDRAMを搭載可能。ドライブはスリムタイプの24倍速CD-ROMドライブのみを備え、FDDは搭載していない。

　CPUについては、マニュアルに「Intel PPGA/FC-PGA Celeron and Pentium III series processor」とあることからFC-PGA2タイプのPentium IIIやTualatinコアのPentium IIIには対応していないものと思われる。DステップのPentium III/Celeronが動作するかどうかは不明。また、こうしたPC自作キット製品にしては珍しく、BIOS上からFSBクロックを66～150MHzの間で任意に変更することができる（FSB/PCIクロックの組み合わせで15種類から選択）。

　　高速電脳によれば、対応CPUクーラーは「全高30mm以下」のものに限られ、DIMMも同様に「背の低いものが必要」だそうだ。

[撮影協力:高速電脳]

　搭載マザーボードは単体では未発売のMX36LEで、ビデオ統合チップセットのApollo PLE133を搭載し、チップセット内蔵のVGA/サウンド機能をオンボードデバイスとして備えている。マザーボードの拡張スロットはPCI2＋PCI/CNR1（いずれもLowProfileタイプ）で、AGPスロットは搭載していない。

　オンボードデバイスはVGAとサウンド機能で、52倍速CD-ROMドライブとFDDが付属している。

　D0ステッピング版Pentium IIIへの対応に関しては不明。

[撮影協力:ツクモParts王国]