先週からTSUKUMO eX.でnForceチップセットを搭載したMicrostar製マザーボードの展示が始って注目を集めているが、この製品に関しては今週に入ってまた新たな動きが出てきた。高速電脳が新たにAGPスロットを搭載した新リビジョンの同マザーを店内に展示し始め、さらに入荷時期と予価も明らかにしたもので、それによると、MicrostarのnForceチップセット搭載マザーボード「K7N420 Pro」は11月に発売される予定で、予価は2万円台になるという。高性能な統合型チップセットとして注目されるnForceも、あと数週間すればアキバにデビューするというわけだ。nForce待ちの人は、あともう少しの辛抱だ。 □nForce(http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=nforce) |
ServerWorksの最新チップセットGrand Champion(GC-LE)を搭載したMicrostar製マザーボードの展示がUSER'S SIDE本店でスタートしている。このチップセットはサーバー版Pentium 4のXeon用に開発されたチップセットで、最新拡張スロットのPCI-XやDDR SDRAMに対応しているのが大きな特徴だ。マザーボードはMicrostarの「MS-9102」と「MS-9103」の2種類で、いずれもSocket 603を2つ搭載したDual仕様のサーバー向け製品となっている。拡張スロットはどちらもPCI-XとPCI、AGP Proなどを備え、DDR SDRAM DIMMスロットは「MS-9102」が4、「MS-9103」が8という構成になっている。オンボードの機能としてはLANやDual Ultra 160 SCSIを備え、「MS-9103」についてはビデオチップのATI RAGE XLも搭載されている。いずれもハイエンドなサーバー向け製品のため、あまり個人PCユーザーには関係ないが、仕事場でつかうサーバーなどで検討中の人は要チェック。ちなみに、いずれも入荷時期や価格は未定とのこと。 □Grand Champion(http://www.broadcom.com/cgi-bin/pr/prps.cgi?pr_id=PR010227) |
VIAのApollo P4X266に続いて、今度はSiSからSDR SDRAMとDDR SDRAMの両メモリをサポートしたPentium 4用チップセットが新たに近々デビューする。チップセットはSiS645/SiS961。従来のDDR SDRAMはもちろん、より高速なDDR333メモリにも対応したSiSの最新チップセットで、NorthBridgeとSouthBridgeとのバスにAMDのHyperTransport技術を取り入れて533MB/sの広い帯域を確保するなど、パフォーマンス重視で設計されているのが特徴。T-ZONE. PC DIYでは、27日(土)からElite製のSiS645/SiS961チップセット搭載Socket 478マザーボード「P4S5A」のサンプル品展示を始めており、「近日入荷予定」と告知している。このマザーボードは、SDR SDRAM用DIMMスロットとDDR SDRAM DIMMスロットを2本ずつ持ち、10Base-T/100Base-TX LANインターフェイスも備えている実用的な製品。フォームファクタはATXになっている。Elite製マザーボードは店頭でのサンプル展示が始まると、それほど間を置かずに発売されるケースが多いため、今回も意外に早い発売があるかもしれない。同店での価格は未定とのこと。気になる人は実物を店頭でチェックしてみよう。 □P4S5A(http://www.ecs.com.tw/products/p4s5a.htm) |
1年半ほど前から出回っているメーカー名不明の“縮小版Intelli Mouse”に最新型が登場している。Microsoft製Intelli Mouseのデザインそのままにサイズを二周りほど小さくしたこのマウス、相変わらずメーカー名はわからないのだが、最近になって新しいバージョンの本体の入ったリテールパッケージ品が出回り始めている。形状や機能はまったく変わらないものの、本体表面に記されているロゴが、これまでの「Micro2000」から「MicroftXP」に変わっているのだ。もちろん「so」が抜けているのは意図的なものだろう。Windows XPの発売にあわせて、ロゴも変えて目新しさを出そうということらしい。なぜか同梱されているフロッピーディスクにMicrosoft純正のIntelliPointまで収録されているのが不思議。現在WonderCity秋葉原店とLAN/PLAZAで販売中。実売価格は980円~1,100円。 |
C3 800A MHzのバルク品を購入する予定のある人は、今後ちょっとした注意が必要だ。というのも、先週から出回り始めたバルク品には、実は動作電圧の1.6Vタイプと1.35Vタイプの2種類が混在していることが判明したのだ(もともと1.35V版のリテールパッケージ品のみ出回っていた)。形状や表側のマーキングはまったく同一なのだが、裏側のマーキングを見ると電圧の違いがはっきりとわかる。先週の時点でショップ側には特に区別されずに代理店から入荷してきたものの、一部のショップには今週から「1.6V版はSamuel2コア」「1.35V版はEzraコア」と別々に入荷したとのことで、店頭でもわざわざ前者をC3 800MHz、後者をC3 800A MHzと分けて販売中。ただし、すべてのショップがそうした対応を取っているわけではなく、1.6V版を「Ezraコアとして入荷したもの」として販売しているショップもあり、やや混乱気味。VIA/CyrixのCPUはもともと仕様が予告なく変更されるケースが多く、EzraとSamuel2コア混在で公式に出荷し始めたのか、あるいは動作電圧が違うだけで同じEzraコアなのか、詳しいことは不明。購入予定のある人は、とりあえず動作電圧をきちんとチェックして選ぶべきだろう。 □C3(http://www.viatech.com/jsp/en/products/C3/c3.jsp) |
2週ほど前、初めてPentium 4対応のタワー型自作PCキットが発売されて話題を呼んだが、今週は新たにデスクトップ(ブック)型の自作PCキットも発売された。製品はAOpenの「A645-CA」。i845チップセット搭載Socket 478対応マザーボードのMX4BS(microATX)を搭載し、52倍速CD-ROMドライブ、FDD、キーボード、マウス、50ページもの日本語マニュアルなどが付属する。拡張スロットはLowProfileタイプで、AGP 1スロットとPCI 3スロットが用意されている。内部でユニークなのはCPU冷却の方法で、CPU上のヒートシンクにはマザーボードに対して垂直にファンがつき、その廃熱がちょうど電源ユニットのファンに向かうかたちになっている。電源側ファンの風向きは未確認だが、これがケース内から外へ排出する方向の場合、CPUクーラー→電源→ケース外、と極めて効率的に熱が流れることになる。Pentium 4はCPUクーラーが巨大化したため小型PCの実現は難しいとされてきたが、「A645-CA」ではこうした工夫を加えることで実現したようだ。なお、搭載電源は180Wで、ATX 12Vコネクタも備えている。Pentium 4を使用した小型PCをつくりたいのなら、この自作PCキットがちょうどよさそうだ。実売価格は29,800円~31,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □AOpen(http://www.aopen.co.jp/) |
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