【 2001年10月27日号 】

「世界初のブロードバンド対応カレー屋」が誕生、カレーは390円より

ブロートバンドカレーブロートバンドカレー
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 さすがアキバのカレー屋、というべきか。通称“カレーの東洋”で知られる「喫茶 東洋」(ブロックE2-[d5])が、なんとブロードバンド対応となってリニューアルした。390円で世界初のブロードバンド対応カレーが食べられるという。

 「喫茶 東洋」といえば、格安のカレーと自由に使える電源コンセントの存在で昔から通に知られているお店だが、今度は新たな通向けのサービスとして、無線LANを使ったインターネット接続サービスをスタートさせた。店の入り口には、しっかりと「ぶろーどばんどかれー屋」と書かれたシールが貼ってあり、店頭のサンプル食材を入れたボックスにも「世界初のブロードバンド対応カレー屋」と誇らしげに書いてある。

 同店が始めたのは、店内での無線LANによるインターネット接続サービス。無線LANカードをとりつけたノートPCを店内に持ち込み、メニュー上のものを何か頼めば、店内で自由にインターネット接続ができるというもの。電源コンセントも使えるから、ACアダプタを持ち込んでバッテリーを気にせず楽しむことも可能だ。ちなみに、カレーに関しては390円から各種揃っており、これらは従来料金のまま。つまり、実質的にはインターネット接続サービスは無料ということになる。

 これはeAccessがADSL回線を提供し、IBMが無線LAN機能付きルーターを提供することで実現した新サービスなのだが、肉の万世やマクドナルドではなく「喫茶 東洋」というところがなんとも渋い。まさに知る人ぞ知る、通な場所なのだ。

 機材貸し出しは行っていないので、ノートPCと無線LANカードを所有している人のみの特典ということにはなるが、一度アキバ特有の新サービスということで実際に体験してみるのもいいかも知れない。これをきっかけとして、続々とアキバの飲食店がブロードバンド対応になっていく可能性も、もしかしたらあるかも?

 なお、同店は地下1Fにあって電波が外に漏れないため、店外から無線LANを勝手に利用するようなことはできない。また、必然的に携帯電話もはいらないので要注意だ。

[撮影協力:喫茶 東洋(ブロックE2-[d5])]


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