GeForceシリーズ最強のGeForce3 Ti500搭載ビデオカードがデビュー
フィルレートが38億4,000万 AA Samples/s、演算能力が9,600億ops(operations per second)、メモリバンド幅が8GB/sというGeForce3 Ti 500の性能は、GeForce3(32億 AA Samples/s、8,000億ops、7.36GB/s)をも上回る。つまりGeForce3 Ti 500は、GeForce Titaniumシリーズの最高峰であると同時に、GeForce3よりも上位に位置するという製品で、NVIDIAのコンシューマ向け製品としては現時点で最も高い性能を持つビデオチップということになる。GeForce2 Ti、GeForce3 Ti 200とアキバに登場してきたGeForce Titaniumシリーズのビデオカードだが、パワーユーザーが待ち望んでいたのはやはり今回登場したようなGeForce3 Ti 500搭載製品だろう。
初のGeForce3 Ti 500搭載ビデオカードとなったLeadtekの「WinFast Titanium 500 TD」のスペックは、ビデオメモリに64MBのDDRメモリを搭載し、VGA出力以外にS-Video出力、DVI-I出力用の各コネクタを備えるというもの。基板レイアウトなどの細部は異なるが、カードデザインや「LR(Leadtek Research)」ロゴ入りチップ/メモリ用ヒートシンクを用いているあたりは、同社のGeForce3搭載ビデオカード「WinFast GeForce3 TDH」を踏襲している。
ちなみに、ヒートシンクを外して確認してみたところ、ビデオチップ上にGeForce3 Ti 500であることを示す「Ti500」という表記が確認できた。先週TSUKUMO eX.で展示されていたサンプル製品のビデオチップには「T」の文字があるのみだったが、両者の差異などについては不明だ。
GeForce2 Ti、GeForce3 Ti 200という廉価版チップの製品が先行して登場していたこともあり、若干値が張るという印象を受ける「WinFast Titanium 500 TD」だが、前述の「WinFast GeForce3 TDH」(GeForce3搭載)の現在の価格相場が4万円前後ということから考えると妥当な値段とも言えそうだ。金に糸目は付けないというパフォーマンス重視のパワーユーザーにとって、有力な選択肢となる製品であることは間違いないだろう。
□WinFast Titanium 500 TD(Leadtek Research)
http://www.leadtek.com.tw/www/Web_Leadtek/WinFast_Titanium_500TD.htm
□WinFast GeForce3 TDH(Leadtek Research)
http://www.leadtek.com/geforce3/gf3tdh.htm
(Leadtek WinFast Titanium 500 TD) |
[撮影協力:クレバリー1号店とWonderCity秋葉原店]
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